9月 22nd, 2013 Posted 12:00 AM
私はApple商品のエバンジェリストであり、
Apple本社で日本人初のデザインコンサルタントでした。
しかし、資本主義と民主主義への強い疑問を抱いてきました。
私の目標は、この二つの主義からの解放です。
だから、カラー透明のiMac登場時には、100人中唯一私ひとり、
この商品登場に「ゴミの出現」と表して多大なバッシングを受け、
一時期はApple社からも排除されました。
それでもあのiMac登場でMac-PCファンは急激に増加しました。
しかし、数年であの製品は真実「ゴミ」になりました。
iPhone5cが登場して、いわゆるスマホのこのカラー商品デザイン、
これも「ゴミ」の登場であり、この必要性と企業収益は無関係。
すなわち、私自身のパソコン、スマホは常に買い換えています。
それも絶対にApple商品購買ゆえどれだけの投資でしょうか。
いわば私は「ゴミ」に惹き付けられてきたデジタルライフです。
この大きな矛盾構造に私自身の存在が確定しているのです。
問題は生産と消費のサイクルは資本主義に呪縛されているのです。
ただし、資本主義経済網の中のApple商品ゆえに、
多少は、商品デザインの美しさが救いになっています。
しかし、それはたった5%程度のユーザーが享受しています。
比して、マイクロソフト商品では、世界の95%のユーザーは、
もっと資本主義に閉じ込められて緊縛されているのです。
その企業TOPの莫大な私的財産によって、
文化構造も制御された時代構造にその批判はまったくありません。
私は、自分自身が資本主義と民主主義での閉鎖空間の中で、
わが人生は無抵抗で流されていくわけです。
あの9.11も3.11も、こうした商品は一瞬にして消滅しました。
それだけが、商品を取り囲んでいた資本主義の破壊だとするなら、
私たちが、奈辺で疑問視しているこの二つの主義を、
なんとしても、破壊ではなく超越するあらたな理想主義こそ、
デザイン=問題解決の集中的目標にするべきだと考えます。
大矛盾の人生であっても二つの理想主義を創出すべきでしょう。
Tags: 3.11, 9.11, Apple商品, iMac登場, iPhone5c, mac, PCファン, エバンジェリスト, カラー, カラー商品デザイン, ゴミ, ゴミの出現, サイクル, スマホ, デザインコンサルタント, デジタルライフ, バッシング, マイクロソフト, 企業収益, 呪縛, 商品デザイン, 必要性, 文化構造, 日本人, 民主主義, 消費, 無関係Apple商品, 理想主義, 生産, 終焉, 資本主義, 透明
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
7月 15th, 2013 Posted 12:00 AM
私の愛車SL-500はBOSEのスピーカーです。
正直、BOSEのスピーカーはマニアにとってはやや・・・でした。
BOSE日本支社から、依頼がありました。
スタッフに言いました。
「BOSEのスピーカーは、やりたくないよ」って。
違いました。私への依頼は、
「日本にデザイナーなのに人工心臓をやっているらしい」、と。
日本支社長は阪大で医学系の教授たちとも会いたい、という依頼。
大阪大学附属病院の会議室で、ボーズ社の真実がプレゼンされ、
それは医療機器や振動抑制装置でした。
阪大はその装置導入にあたって、ボーズ氏来日講演を依頼。
しかし、彼の来日は高齢であり、スピーカーではないことを強調。
「彼はMITの学長候補を断り続けている」という話を伺いました。
スピーカーメーカーの利益は全て彼の研究資金であり、
万一、MIT学長になれば、その利益は大学に差し出すこと。
そのような話を聞き、スピーカーが世界的にヒットしたのは、
この日本であって、ボーズ=坊主のイメージ脱却の苦労話でした。
彼の教え子はすべて医療機器の研究者であり、
FDAの担当者は彼がリーダーだと教えられました。
やがて、そのスピーカーそのものも日本で生産されていました。
つい最近その生産を解消したことも知りました。
日本でボーズを成功させた社長も引退されましたが、
結局、その経営手腕はある大手の通信販売企業社長をしています。
それでも、私はボーズの超小型スピーカーをじっくり検証して、
当時、EIZOのたった400ccのエンクロージャーでの
f0を絶対に80MHzにする方法に苦しみました。
そこで、思い切って、ボーズ社の日本支社長に聞きました。
「本当は教えてあげられないけれど・・・」と言いながら、
そうなのか!、を知りました。
一度、米国に会いにいく約束を伝えてもらいました。
やはり、別れの時期が来るのです。
彼は逝きました。
参考になる超小型スピーカーをいただきました。
そのような出会いのあとにSL-500の音響は精度を上げました。
合掌。
Tags: BOSE, BOSE日本支社, EIZO, F0, FDA, MIT, SL-500, イメージ脱却, エンクロージャー, スタッフ, スピーカー, デザイナー, マニア, メーカー, リーダー, 人工心臓, 会議室, 依頼, 別れの時期, 医学系, 医療機器, 合掌, 大阪大学附属病院, 学長候補, 愛車, 担当者, 振動抑制装置, 教え子, 教授, 日本, 日本支社長, 来日講演, 生産, 研究者, 研究資金, 米国, 精度, 約束, 経営手腕, 苦労話, 超小型スピーカー, 通信販売, 阪大
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
5月 21st, 2013 Posted 12:00 AM
私がこのところ連続してここで記載してきたこと、
それは3Dプリンターの未来への真偽でした。
昨日、3Dプリンターでクラインボトル、
それも鎖状につながったモノが、ある「技」で送付。
FBに記載したら、目的は?とか、
出来たからそれがどうした?、という質問がありました。
私は面倒だから、
それが分からないなら、デザイナーなど辞めれば、
教えることも辞めればと、ほとんど呆れました。
そのような質問は、デザイナーでも教員でも時代遅れ。
私が、このところ米国ブームの3Dプリンターを、
日本の「技」こそ、必ず乗り越えることを主張していました。
だから、モノづくりに関わっていれば、
「型」と「版」で19世紀から生産が縛られていたこれまでから、
本当の「革新」ができると考えてきました。
現に、光造形も日本の発明でありその技術進化が、
「ナノテクノロジーと生体医工学の進歩」になったこと、
こうしたことがこれからの日本の技術だと思っています。
したがって、ブームの真偽性を確かめるならば、
● 光造形のデメリットが3Dプリンターのメリット?
● 3Dプリンターのデメリットが光造形のメリット?
こうしたことがありうるのだろうかと、
わが国で3Dプリンターの「技」ある人物たちにお願いしたのです。
相当にデータのバグやら、どのように造形していくかは、
トポロジーの空間内の形態化でなければなりません。
もし、これが可能になれば、
私たちの工場は、自宅のテーブルの上になるでしょう。
それは、現代文明の革命になります。
革命=イノベーションを提案した人物は誰だったでしょうか?
彼は、イノベーションの効果後まで予測していました。
まさに、現代はその緊縛性の中に世界と日常性があるのです。
しかし、廉価な3Dプリンターに「技」が加われば、
ここまで完成させることができます。
あとは、精度や素材の問題であり、データの需要供給だけです。
そして「何を創るのかでしょう」。
「誰ができるのでしょう」、
「さらに進化は?」ということです。
今や、3Dプリンターで銃器がつくれるという問題などは、
銃器の概念とその構造や効能性という社会観に問題です。
私は、この実験によって、
日本でこそ、この「技」で革新のリードができると思っています。
Tags: 19世紀, 3Dプリンター, イノベーション, クラインボトル, データ, テーブル, デザイナー, デメリット, トポロジー, ナノテクノロジー, バグ, ブーム, メリット, モノ, リード, 予測, 人物, 光造形, 創る, 効果後, 効能性, 呆れ, 型, 実験, 工場, 廉価, 成型, 技, 技術進化, 提案, 日常性, 日本, 未来, 概念, 構造, 版, 現代文明, 生体医工学, 生産, 発明, 目的, 真偽, 真偽性, 社会観, 空間内形態, 米国ブーム, 精度, 緊縛性, 自宅, 記載, 質問, 送付, 連続, 銃器, 鎖状, 需要供給, 面倒, 革新
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
4月 17th, 2013 Posted 12:00 AM
朝一のニュースで、やはり・・・と思いました。
世界5大マラソンで、ほぼプロたちのマラソン大会といわれる、
「ボストン・マラソン」が狙われて、
これはテロリズムだと思いました。
最近、大学の文系で「危機管理学」の受講生が多いと、
その講義を担当した期間限定の教授経験者から聞いたところでした。
ボストンは、米国で、私が一番長く過ごした経験の街です。
ハーバード大やMITがあり、
コンピューター・ミュージアムは当時大好きな資料館でした。
「ユニバーサルデザイン」を米国に定着させた本部もありました。
その街が誇るマラソン大会がテロリストに狙われ、
実行されてしまったようです。
「危機管理学」は、
1990年代に学域になった新しい学問です。
1960年代のキューバ危機
1970年代の地球環境の存続問題
1980年代の国際的な経済格差による貧富の発生
1990年代の旧ソ連の崩壊が、
この学問の決め手になったようです。
したがって、現代の「危機管理学」は、
国家の安全保障と、組織、企業から個人の危機管理までが、
その学域対象になりました。
つまり、「人間は常に命を脅かされる最悪の状態」にある、
この意識を認識しその状態から、
安心と安全になれる日常的な準備体制までを対象にしています。
米国で9.11によるアルカイダのテロリズムが、
全世界を震撼させて以来は、
さらに世界的には「テロリズム」という、
あらたな戦争体制に晒されています。
それが、昨日の朝、目覚めるといきなりこのニュースは、
全世界を混乱に落とし入れたのです。
私は、この4月から大阪大学大学院に、
「危機管理工学プロダクトデザイン寄附講座」を開設しました。
インターン学生の選抜での個人面接をしながら、
テロリズムを完全防止するモノ、そのモノを生産する産業化も、
「危機管理デザイン工学」の対象になると考えています。
しかし人類とは、
なぜもこうして「他の人々の命を最悪の状況」にするのだろうか、
その根本的な哲学が必務だと確信しています。
ボストンマラソンのこの大事件が、
本当にテロリズムかどうかは不明にされていますが、
私は、新たなテロリズムで、
マラソンという平和な人類の文化資産を壊すことは許せません。
Tags: 9.11, MIT, アルカイダ, キューバ危機, コンピューター・ミュージアム, ソ連の崩壊, テロリズム, ニュース, ハーバード, ボストン, マラソン, ユニバーサルデザイン, 人間, 人類, 企業, 個人, 全世界, 危機管理学, 哲学, 国家, 国際的, 地球環境, 大学, 大阪大学, 学域対象, 安全, 安全保障, 安心, 平和, 教授, 文化資産, 文系, 日常的, 期間限定, 準備体制, 生産, 産業化, 米国, 組織, 経済格差, 講義, 貧富, 資料館
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
6月 27th, 2012 Posted 12:00 AM
私が2008年から開発に関わった製品があります。
しかし、このメガネ発案の革新性は国外で開発されました。
そしてデザイン開発にはそこからの依頼で深く関与しましたが、
中途半端にすでに商品化されて発売されています。
無論、この製品は低開発国向けのモノゆえに、
デザイン対価はボランティアでした。
だから、私は「お人好し」だったと思っています。
商品発売は一昨年前に突然、わが国で販売流通がスタートしました。
その発表直後に私はその趣意を知りました。
正直、無念で悲惨な商品になっていますし購入検証して確認済みです。
「ガジェット商品」、つまり「アイディア商品」になっており、
素材や構造は、さらには生産工程がデザインされていません。
日本の製造技術ならこのような商品には絶対になりえないでしょう。
結局は、「低開発国向け」というのは私への虚偽だったと認識しています。
詳細は今後、これを必ず超える商品で証明するつもりです。
しかし、
この商品開発に関与したことで私には多くのノウハウを蓄積しました。
先般、
ふるさとの鯖江市・メガネ地場産地でそのノウハウの一端を紹介しました。
もちろん、この開発での「守秘義務は紳士協定ゆえ」守っています。
むしろ彼らは「紳士協定を無視」していると指摘しておきます。
Tags: アイディア, お人好し, デザイン, デザイン対価, ノウハウ, ボランティア, メガネ, モノ, 低開発国, 依頼, 商品, 商品化, 商品開発, 地場産地, 守秘義務, 対価, 日本, 核心, 構造, 生産, 産地, 発表, 素材, 紳士協定, 義務, 蓄積, 虚偽, 製品, 製造, 製造技術, 証明, 開発, 革新, 革新性, 鯖江市
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
3月 5th, 2012 Posted 12:00 AM
マリアン・デレオ監督「チェルノブイリ・ハート」、
これは「反原発」のドキュメンタリーです。
このドキュメンタリーは重大な原発事故後の報告映像です。
どれほど原発事故が人類史上悲惨の極点を伝えています。
そして、この映画の冒頭には
「日本人のみなさんへ」という次の詩が流されます。
「生きることについて」
生きることは笑い事ではない
あなたは大まじめに生きなくてはならない
たとえば 生きること以外に何も求めないリスのように
生きることを自分の職業にしなくてはいけない
(中略)
そのことをいま 嘆かなくてはならない
その哀しみをいま 感じなくてはいけない
あなたが「自分は生きた」というつもりなら
このくらい世界は愛されなくてはいけない
私たちが原発事故で佇むべき熟考の
動機付けになると確信します。
無論、日本は原爆被災国家であり、
さらにフクシマでは、自らの原電制度によって、
またもや「原子力発電・放射能」について、
多大な犠牲者の屍への哀しみを、まず、国家体制へ、
そして私たちの電化生活文明への猛反省を求められています。
私は「反原発・脱原発」も「原発推進」も、
結局は「放射能」へのアポリアで思考停止していると考えています。
「範原発」という目標と目的を掲げ直したいと提案します。
原子力発電所を、「建設から生産へ変更」、
「集中から分散へ、例えばタービンレスへ」、
「プルトニウムへのブレークスルーで別原子核へ」、
原子力技術の全否定=「反原発」は、
何も解決に至らないから「原子力技術自身の革新」を主張しています。
その具体例をデザイン提案していきたいと考えてきました。
私はこの原子力技術の手法の変換、革新、
その範疇・範囲・模範への智恵創出を
「範原発」と呼ぶことにしています。
チェルノブイリの立ち入り禁止地区という範囲には、
絶滅したはずの動植物のパラダイスともなり、
その範囲からの放射能汚染・ホットスポットは今なお人間の生存、
遺伝子破壊は連続しています。
放射能・放射線の諸刃の剣的な人間との関係性に「範」を与えること、
この重大さに発想を向けるべきではないでしょうか。
美しい花を愛でて日常を高度文明の中で護られ、
生き抜いた結果の死だからこそ、
美しい花に包まれた死をと私は願っています。
Tags: 、国家体制, アポリア, タービンレス, チェルノブイリ・ハート, デザイン提案, ドキュメンタリー, パラダイス, フクシマ, プルトニウム, ブレークスルー, ホットスポット, マリアン・デレオ, 人間, 人類史上, 全否定, 冒頭, 分散, 創出, 動植物, 原子力技術, 原子力発電, 原子力発電所, 原子核, 原爆, 原発事故, 原発推進, 反原発, 哀しみ, 国家, 報告映像, 変換, 変更, 屍, 建設, 思考停止, 悲惨, 手法, 提案, 放射能, 放射能汚染, 文明, 日常, 日本人のみなさんへ, 映画, 智恵, 極点, 模範, 死, 犠牲者, 猛反省, 生きることについて, 生存, 生産, 発想, 監督, 目標, 目的, 範, 範原発, 範囲, 範疇, 美しい花, 脱原発, 被災, 解決, 詩, 諸刃の剣, 遺伝子破壊, 関係性, 集中, 電化生活, 革新, 高度文明
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
11月 4th, 2011 Posted 2:33 AM
私はナナオのモニター技術で、
FORIS.TVという商品ブランドを立ち上げました。
そして、ナナオという小さな企業力エリアで、
その商品ブランドは成功させることができました。
FORIS.TVは、ファッションブランドショップでは、
デザインと品質で未だに選ばれています。
しかし、「地デジ化」が始まる直前に、
液晶TV事業を撤退させました。
理由は、国内販売・流通での利益率が極度に低下し、
とても大メーカーのような流通・サービス体制が
困難との判断がありました。正解でした。
デザイナーとしては個人的にもとても無念でしたが、
海外への輸出も、モニターのようなシェア獲得は、
とても不可能だろうと判断したことです。
けれども「性能・機能とデザイン」は、
決定的に国内では今もダントツの技術効果がありました。
最近では、国内の液晶TV事業撤退が始まっています。
まず、液晶TVでは私の評価でも最高水準であったビエラ、
この事業規模縮小というのには驚きました。
今、世界で最も技術成果で「映像の完璧さ」は、
東芝のレグザの最高機種=90万円しかありません。
可能な限りの技術を投下し、
市場の「投げ売り」価格とは切り離して、
まったく無関係にしているXシリーズだけでしょう。
これはナナオのモニターでも最高級70万円を生産した手法です。
それでも大量販売は無理でも必ず「売れる」のです。
かえって、「安売り」している機種は、
いわば共食い状況で潰れていってしまうわけです。
これは「ピッグ・サイクル」(養豚の安売り手法)です。
少なからず高価格にならざるをえない商品化が必要です。
私は自宅のシステムはレグザでネットワーク化と、
7.1chの超Hi-Fi環境をつくっています。
もう一つが、FORIS.TVとFORIS.HDです。
このリゾルーション技術を追い抜いている機種は皆無です。
ともかく「音響と映像」は私の極度な病的趣味性で、
現在の最高技術を生活環境に取り込んでいます。
映画館の映像などはもう観がたいほど解像度がありません。
私は、国内液晶TVの技術・デザイン・流通・貿易手法を
もう一度再構築すべきだと提言しておきます。
要は、「最高の音響と映像」を「つくり手」が熟知すべきです。
日本製であることは、高級な液晶TV生産です。
そして世界一のモノを国際化させるデザイン戦略が不可欠です。
やがて韓国も中国生産液晶TVに敗北することになるでしょう。
となれば「日本製液晶TVの新技術と革新デザイン」です。
そしてそのことを決定できる経営哲学が必要です。
日本の液晶TVは「高級化・高価格化」で、
何が「音響と映像」で最も素晴らしいかを問い直してみるべきでです。
Tags: 7.1ch, Foris.HD, Foris.TV, サービス体制, シェア獲得, システム, ダントツ, つくり手, デザイナー, デザイン, デザイン戦略, ナナオ, ネットワーク化, ビエラ, ピッグ・サイクル, メーカー, モニター, モノ, リゾルーション技術, レグザ, 不可能, 世界一, 中国, 事業規模, 価格, 共食い, 再構築, 判断, 利益率, 品質, 商品ブランド, 商品化, 国内, 国内販売, 国際化, 地デジ化, 売れる, 大量販売, 安売り, 完璧さ, 市場, 性能, 手法, 技術効果, 投げ売り, 提言, 撤退, 敗北, 新技術, 日本製, 映像, 映画館, 最高の音響と映像, 最高技術, 最高機種, 東芝, 機種, 機能, 決定, 流通, 海外, 液晶TV, 液晶TV事業, 無理, 熟知, 生活環境, 生産, 的趣味性, 素晴らしい, 経営哲学, 縮小, 自宅, 解像度, 貿易手法, 超Hi-Fi環境, 輸出, 革新デザイン, 韓国, 音響, 高価格, 高価格化, 高級化
Posted in 祈望から企望へ
目次を見る
9月 3rd, 2010 Posted 1:38 AM
「富の分配方程式」
資本主義も社会主義も、イデオロギーだとするなら、
私たちは、本来のイデオロギー、何がイデオロギーかを未確認のまま、
この二つの主義主張で分断され闘争させられてきました。それが20世紀です。
いづれのイデオロギーも、『富』とは何であったのかを見失なってきただけだったのでしょう。
『富』を生産し、分配し、蓄積することの結果を、私たちは20世紀末にはっきりと認識しました。
反省しなければなりません。
それは、富の分配方程式が経済図式にすぎなかったことと、
私たちという種の存続性さえ危ぶまれている現前で、たちすくんでいる有様です。
マエンゲ族とトロブリアンド島民
南太平洋・ニューブリテン島のマエンゲ族、
そして、
西太平洋・トロブリアンド島民、
いづれも無論働きます=生産しています。
しかし、彼らの生産は、いかに「美しい畑作」をするかということです。
畑生産での収穫量=「富」ではないことを私たちはもっとその価値を熟知すべきだったのでしょう。
彼らの「生産」成果とは、「美しい外観や体裁の整備」、その審美性に価値をおいていたのです。
この種族や島民に最も注目し、
「労働」・「仕事」その生産による「富」を見失ってはならないという指摘はありました。
いわゆる構造主義者の示唆・分析を無視してきたことは事実です。
エコロジー・リサイクルが問題解決にあらず
「労働」とは、真に肉体労働であり、
人間という種の生理=発汗行動を忌み嫌ってきたのかもしれません。
頭脳集約が果たして、新たなイデオロギーを世界観、共通感覚にしてくれるのだろうか、
という「文脈」をもう一度引き込み直すことかもしれません。
もっと直裁的に言ってしまえば、
私の視界には、声高なエコロジーとかリサイクルが問題解決だとはまったく思っていないことを、
1989年コンピューター黎明期に訴求して以来持ち続けています。
「富の生産・配分・蓄積」という文脈で、私たちは、見失っていることが余りにも多かったのです。
エコロジーもリサイクルも、まだ「富の分配式」のままなのです。
見失っていたのは、「審美的な富」だと私は考えています。
「審美的な富」はデザイン対象・問題解決の「解答」だと確信しています。
Tags: 、富の分配方程式, イデオロギー, エンゲ族, コンピューター黎明期, トロブリアンド島民, ニューブリテン島, 分配, 収穫量=「富」, 富, 審美性, 審美的な富, 構造主義者, 生産, 発汗行動, 社会主義, 種の存続性, 経済図式, 美しい外観や体裁の整備, 肉体労働, 蓄積, 資本主義, 頭脳集約
Posted in 046「豊さの分配」, 資本主義から逃走せよ!
目次を見る