12月 26th, 2009 Posted 8:06 PM
日本の資本主義は、先進国家群の中では特殊です。
資本論での批判の対象になるような形式ではありません。
だから、
その形式には内容も、それこそ、G6/G7とは異質でした。
その「異質性」は、大きな賛同や賛美を受けたり、
あるいは、
その「異質性」が、バッシングされてきました。
賛美に酔うこと無かれ、バッシングには反撃を!
というのが私の思考と実践=行学です。
したがって、
私が、「資本主義からの逃走」とアジテートしているのは、
逃走=闘争
●「逃走」=「闘争」であり、
「どこに逃げ込んで保全さを確保するか」ということです。
そこで、まず私が忌み嫌うこと、特に経済界や政界で、
あきらかに「異質性」を担保としてきた日本、
その「日本なりのイデオロギーとしての資本主義」を
まったく、欧米化させようとしたり、
欧米に追随したり、
やはりこれからは、アジア・中国だ、韓国だ、と
言い出している輩たちを喧嘩相手に選ばなければなりません。
私の表現は直線で明確に「売国奴たち」を討伐することです。
今、政権交代での「静かであってほしい革命」も、
やや「社会主義的、時に共産主義的なムード」を散見。
となれば、
そうしたことに荷担している連中は、売国奴でしょう。
●ソビエトの崩壊とベルリンの壁が
証明したイデオロギーの消滅。
溶けたと言われるイデオロギーはジメジメしています。
●ベトナム戦争からポルポト政権の壊滅、天安門事件での
現在アジアの発展とその裏側の変遷史。
●未だアフガンに連綿としている宗教戦争。
決して巻き込まれない日本の平和思想観の維持です。
こうしたこと以上に、日本を追い込んでいる、
わが国の一部「自虐史観」ゆえの北朝鮮問題には、
やはり、「異質性」を暗黙に共有してきた日本が、
まさに分断されかかっていることを確認してしまいます。
私は、たかがデザイナーです。
まだまだ「デザイン」=「問題解決の理想手法」
「デザイン」=「難問解決の理想主義イデオロギー」です。
すなわち、
されど「デザイナー」であり、「デザイン」です。
私は、「売国奴」を必殺・追放するためにこそ、
このアジテーション文を武器にしたいと考えています。
「売国奴」のリストアップデザインが不可欠です。
リストづくりを開始します。
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12月 10th, 2009 Posted 9:00 AM
私は1994年に「PKD」を文章で提示しました。
大学人になってから、
この活動に取り組むには、まだ環境不足でした。
ようやく、阪大にて環境が出来て開始しています。
その具体的なモノとして、
iPhone-アプリの三つ目を発売しました。
この活動資金にしていくためです。
私はデザイナーだから、デザインを学問としてよりも、
実学としてのデザイン、
これを「行学」と称しています。
「行学」というのは、
日本では「道」という精神論と美学性があります。
したがって、デザイン道と言うのは、ややセンス無し。
大学人になって、多くの教授や准教授を見てきました。
退官したら、「大学という不可思議な場と人間」を
書き残すつもりです。
それこそ、人生最大の過激性と攻撃性でまとめます。
訴訟も辞しません。そのような覚悟もせずに、
自らの美学などは公表ならずが、
「行学の志」でしょう。
というわけで、今回は、
「黄金比を計算することができます」。
http://www.design.frc.eng.osaka-u.ac.jp/info/iphoneapp/GRC.html
しかし、これを運用するには、「知識」が必要です。
その知識は学問という、問いかけの解答です。
設計する実学のツールに、是非傍らに置いてください。
何かモノを購入するときに、
「これって、美しいかな・・・」って迷ったら、
高さとか幅とかの寸法比を、このアプリで割り出せば、
「なるほど」ってことになればいいわけです。
Peace-Keeping Designは徐々に拡大し、
今ではクリントン財団のプロジェクト・アフリカ支援、
そのプロジェクトに一つになっています。
来年早々にアップルストア銀座(1月22日・無料)、
国際文化会館の支援事業で講演(2月26日)です。
「行学」・「学問」がめざすところ、
「1日に5000人の子供が死んでいます」という現状を
「ジャンボジェット機が毎日10台墜落しています」、
この直喩によって「問題解決」を実務実行のはずです。
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12月 2nd, 2009 Posted 9:00 AM
「資本論」にもどれば、それは文明論にすぎません。
やはりその著作当時の想像力の限界を知ってしまいます。
残念ですが、「文化論」としては、読めません。
まず文明は、「飢えと寒さ」への産業の進化だと思います。
「飢え」は、食べることが叶わない人間の欲求です。
「寒さ」は、体が冷えるから寒いことには耐えきれません。
だから、
食べるための「器」が必要になります。
寒さをしのぐために「機」織りで衣服が必要になります。
「機」と「器」なのです。
まさに現代の「機器」を生産していく産業ということです。
「資本論」では、衣服に関するたとえ話があります。
無論、人間にとっての「衣・食・住」は、
文明の基本でした。
私は、文明からさらに資本主義が成し遂げたことは、
「文化」だったと思います。
それこそ、
衣はファッションとなり、
食がグルメとなり、
住はヴィラとなるほどの
豊かさを資本主義下の一部は掌中にしました。
私は、
「衣・食・住」に対して、「医・職・趣」が、
さらに、文明と文化によって、
これからの人間社会、人生、生きがい、働きがいに
不可欠だと言い続けてきました。
最近、「衣・食・住」に対して、「医・職・趣」を
自分が、あたかもオリジナルということを
論文にまでしている人を散見します。
しかし、そうした人には「医・職・趣」の解釈がまるで
間違っているのです。
その最大の理由は、
「医・職・趣」の
●「医」は、健康だけではありません。
●「職」は、職能だけではありません。
●「趣」は、趣味だけではありません。
実は、「資本主義から逃走した後の文明と文化」論は、
「生産」や「産業」では語り切れないのです。
明確に、「モノづくり」での文明文化論が必要なのです。
つまり、「資本主義から逃走」という問題解決に、
デザイン=Solutionの対象に、
「衣・食・住」と「医・職・趣」のマトリックス化を
策略化=designする能力が必要なのです。
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12月 1st, 2009 Posted 7:39 PM
「デザイン」は、「問題解決の方法」だとこれまで、
ズッーと私は、一般に、学生に、企業に伝えてきました。
それも「問題解決」でありしかも「難問解決」なのです。
その唯一の方法だとさえ確信しています。
ただし、宗教ではありません。奇跡は起こせません。
まして、科学・技術・芸術でもないのです。
科学と技術とを接着・融合させるたった一つの方法です。
ところで「科学技術」という日本語は大きな間違いです。
哲学者・中村雄二郎先生は、
「科学」は「分科学」の略語にすぎないと教えられました。
デザインの難問解決という論議から、
問題解決の簡潔な方程式を、
私はデザイン思考の基本と基準にしてきました。
つまり「問題」には、
●「話題」=Topics
●「課題」=Question
●「問題」=Problem
があります。
この解決は、
■ Topics – Reply
■ Question – Answer
■ Problem – Solution
ということまでが、本来の方程式=equationです。
この方程式は、デザインでは次の二つになります。
AlgorithmとProgramです。
そこで、「資本論」のために、
マルクス(数学に関する遺稿集)が、なぜ導関数を
エンゲルスに教えたのかがわかるはずです。
数学的思考は、応答と回答は、
「算数」や「数学」で学ぶことができます。
芸術も、応答的な作品と回答的な作品しかありません。
本来、「問題解決」・「難問解決」によって「解答」が
創出されるのです。
創出されるから、クリエィティブでなければいけません。
しかも「解答」は美しさが必要です。
私は、「逃走する方程式」はかくあるべきと考えています。
そして、デザインには、
「デザイン数理学」というAlgorithmとProgramが、
「分科学」として「技術」を支え、
造形言語によって美しさが創出されるのだと思います。
「資本主義から逃走できるデザイン」、
その時代を牽引できるデザイナーは限られているのは、
多分、「仕分けられた」才能でしょう。
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