その総和は
概念的なデザインだけを
可能にしただけだ。

逐次性を
逐年的なデザインに
発展させること、
それは
デザインにとっては
開放の手立てであり、
革新の手法だと考えたい。

シーケンシャル
コントロール、
つまり、
時間の経過の中に
記憶されてきた、
それぞれの年月での
プログラムを
もう一度
ひとつひとつ
読み直し、
読み取り、
そして吟味し、
新たなプログラムに
書き換えることで
デザインの
逐次性を
高めていく
必要がある。

伝統工芸を
逐年的な進化とするために、
デザインは
その逐次性を
新たにプログラム
しなければならない。

美しいモノを
デザインするために、
美学としてのデザインは
反制度化を開発すべきだ。

すなわち、
経済で
制度化されたデザインを
再生させるには、
「美学としてのデザイン」
が、
今、
重要だと考える。

それは、
デザインによる
作品主義であり、
インダストリアリズムの
抹消化を
デザインがリード
することである。

いうなれば、
デザインのための
デザインという特殊解を
引き出すことを
試行すべきかもしれない。

文化で包括するデザインも
語彙不足だ。

が、
インダストリアリズムの
終焉を導いた経済
あるいは経済学での
一般解から
デザインは
解放されなければならない
と考える。