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Posts Tagged ‘電動車椅子’


『最近はリチウム急速充電の電動車椅子に乗っている』


   


     9月 29th, 2014  Posted 12:00 AM

私は交通被災で車イス生活を余儀なくされました。28歳の時でした。
当時、東芝のデザイン部長(電気釜デザインで歴史のI氏)から、
「新しい車イスにはデザインが絶対必要だから君が」と、
言われましたが、絶対にやるものか、と考えていたのは事実です。
しかし、リハビリの訓練中に、これは使えないと考えてから、
結局自分の車イスは自分でやることになってしまいました。
私のデザイン活動には、こういうアイテムが多いと思っています。
自分が欲しいというよりも必要と感じたモノのデザインです。
車イス、メガネフレーム、ナイフ、カップ、そして、
今はICD=埋め込み型の除細動器などや痛くないシリンジが目標です。
さらに、障害者としての制度については、
これは自分の役割だから、先頭に立ってでも発言をしようと。
そのために嫌なタイプに思われても、厳しく提案してきました。
なんといっても、新幹線に車イス乗車が大変に困難な時代には、
陳情したことがありましたが、当時の扇千景大臣がすぐに視察され、
それから3年後にJR全線でのエレベーターが設置されました。
それでも、最近、米国の旅行者の方の車イス仕様は、京都駅側が
「反対」したとか聞くと、見逃すことはできません。
私は月1回はふるさと福井で産地活性にデザイン導入のために、
サンダーバード号を使っていますが、随分と対応がよくなりました。
しかし、電車、駅舎、エレベーターなどにはこれからも発言します。
正直、無念なことは、私デザインの車イスはMoMAにも永久収蔵作品。
しかし、体力的には電動車椅子を使用していますが、
米国のADA法=障害者への社会制度法律は日本以上に厳しいのに、
わが国の飛行機や社会的な交通機関には大間違いがあり過ぎます。
乗車客が居ないときには、こうして車イスを置かせてもらえます。
しかし、これは乗務員の方の柔軟さがあるからです。
エレベーターには平気で若者が乗り込んできます。
海外の先進国では絶対にありえないことですから、私は怒鳴ります。
まったく感情的ではありません。冷静に怒鳴ります。
東京オリンピックまでには、日本はもっと制度改善は必要です。

『パリには車イス対応が最初から叶っていた!』
『エレベーターという発明と社会倫理』
「誤解されたデザイン=デザインは意匠とともに問題解決」


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『パリには車イス対応が最初から叶っていた!』


   


     7月 24th, 2014  Posted 12:00 AM

車イスで海外に出てからは様々な対応を体験してきました。
これは、パリでも有名なホテルですが、
この車イスで、ある壁面を押すとこの小部屋がありました。
それこそ、30代後半の頃に、この対応に驚いたことがあります。
まだ、バリアフリーとかユニバーサルデザインなどが未登場でした。
ヨーロッパゆえに、自動ドアや自動昇降もゆっくりでした。
しかし、この小部屋があることは知る人ぞ知る、そんな雰囲気で、
私は、この小部屋から突然、ホテルの鏡面の壁面ドアから
飛び出すことにとても快感だったことを思い出します。
そして、このホテルに限らず、有名ブランドショップには、
ほぼこれに似た仕掛けが、壁面、柱などが必ず鏡面になっていて、
そこを開けると、このエレベーターが仕掛けられていました。
あれからもそれほど変化はしていませんが、
残念なことに、海外の有名ブランドショップにはこれだけの設備、
にもかかわらず同ブランドの国内ショップには全く無設備でした。
今なお、国内のショップにはこの展開はなされていません。
有名ホテルなどでは、従業員通路やキッチンを通り抜けます。
私には、こうしたいわゆる裏道的な抜け道が面白いのですが、
私一人なら、この裏道は面白いでしょうが、大勢になったら?
と、心配になってしまいます。
したがって、私が車イスになって、空港、飛行機、ホテル、ブチック
などなどのこうした設備や設備無く裏道は随分体験してきました。
今でこそ、成田にしても、新幹線にしても裏道は無くなりました。
しかし、私が満足している設備は不十分です。
最近は、急速充電の電動車椅子への対応が、航空機や鉄道については
全く考慮されていないと判断しています。
だから、もし私がデザイナーだと知られれば、必ず、嫌がられようが、
私は真正面化からコメントをそのお店や企業にメールします。
なぜならやがて、街中に車イス使用者が増加することは明らかです。
だから、今から準備してほしいのです。

 「車イスデザインのための文脈づくりに気づく」


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『歩道と車イスの対応性は?』


   


     7月 23rd, 2014  Posted 12:00 AM

ヨーロッパでは、中世の頃にはすでに歩道は石畳でした。
現代は、磁器タイルが歩道を平面で滑らかな仕上げになっています。
正直、私のように車イス使用者にとって、
今の車イスでは石畳歩道は大変に不便で有り、時には疲労困憊です。
ただ、最近、私は電動車椅子の進化によって、
自由行動が楽になりましたが、結局はゴムタイヤが、
歩道面との接触面であることや歩道の段差や溝にはまだ不完全です。
願わくば、現代の平らな歩道面が理想的ですがまだまだです。
したがって、この二つの歩道面に対応させるには、
車イスそれも電動であり歩道の傾きにも対応させることが必至です。
そして最も大きな問題はゴムタイヤの径や素材性能に対する
新しい解決策が求められていると判断しています。
なぜなら、これまでは手動の車イスでも体力がありましたが、
今は、急速充電のリチウム電池電動の車イスを使っています。
とても行動範囲は広がったと思っていますが、やはりこれまでの
ゴムタイヤでの限界を思い知らされています。
希望では、完全に浮かび上がっているのが理想ですが、
現代の浮遊式駆動はまだまだ映画の世界の話です。
しかし、浮遊式の新エネルギーでなおかつ周囲に迷惑をかけない、
そのような車イスが必要であることは見えていますが、
そこまでの技術進化にはまだまだ開発研究が必要でしょう。
そうなると、石畳、現代タイル歩道、さらにこの両方に対応する
接触面での理想的な駆動方式が求められています。そして、
私には少なからず、これは自転車の延長上にある問題解決ではなく、
新規な発想が車イスに求められていると思っています。
結局、私たちは新たな移動体、それも下肢障害者を支援する、
そんな新しい乗物がこれからますます必要になるということです。

「石畳の街、その文明と文化」
『そろそろ電動車椅子デザインの時期=一人称デザイン』


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『「空港ゲート」に象徴されている持ち物検査』


   


     6月 4th, 2014  Posted 12:00 AM

まず、私はこの空港ゲートは通過不可能です。
それを証明するカードも持参していますが、
国内では使用したことがありません。
そして、特に国内の空港ゲート通過後の身体検査は適当です。
持ち物検査は確かに小学生の頃経験したことがありますが、
何の思い出もありません。しかし、空港ゲートでは、
嫌な思い出や、冗談を言いすぎて別室検査も受けました。
とても厳しくしかも嫌らしいほどだったのは、ワシントンでした。
ワシントンでは在日大使館参事が同行していたことなのか、
あるいは、日本人だったからなのか、
すでに過激な喧嘩寸前にまで私は激昂したことまであります。
ともかく、この持ち物検査をしなければならないほど、
国際関係では地球人全てが「性悪説」人間だということです。
最も「性善説」人間として国外に存在することは無謀過ぎます。
ともかく、このゲートは全く進化していないことは確実です。
私がこのゲートを通過してはいけないのは、
ICD(体内植え込み型除細動器)をしているからです。
しかも車倚子で、最近はリチウム電池電動車ですから、
空港ゲートに象徴されている持ち物検査は耐えきれない厳重さに、
私はいくつかのいたづらをついつい思いついてしまいます。
いけないことですが、この「性悪説」オンリー現代への
呪い返しなのかも知れません。
デザイナーとして、いつも思うのは、なんとか「性善説」という
そのようなゲート装置デザインと持ち物検査制度を望みます。
電動車椅子がこれから増加するでしょう。
体内への人工物埋め込みも増えてきますから、
このゲートそのものが一新されるデザインは不可欠です。
そして何よりも「性善説」地球人に人類は成長すべきですが、
これはほとんど不可能だと思っています。

「除細動器埋め込み入れ替えより生還」
『そろそろ電動車椅子デザインの時期=一人称デザイン』


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『これは最適ではない・誤った車椅子対応車輌デザイン』


   


     1月 17th, 2014  Posted 12:00 AM

この車輌を準備していただく方々には大変申し訳ないのですが、
車椅子対応車輌として、このデザインは大間違いです。
かねて、グッドデザインの審査員・審査委員長時代に、
私はこのデザインは、認知症の車椅子使用の方々には必要なデザイン、
ということで認めてきましたが、
車輌メーカーデザインの車椅子認識大間違いだと主張してきました。
まず、30分程度の移動なら、車椅子で車輌に乗っていることができます。
しかし、車椅子で車輌内で固定されて乗っているのは苦痛です。
おそらくこうした発言を私はする義務があると思っていますから、
あえて「間違いのデザイン」と言っておきます。
最近は、車輌のシートがそのまま電動車椅子になっているのが、
わが国の進化した車椅子使用者の車輌デザインだと認めます。
先般もベンチャー企業で「車椅子開発」を見ましたが、
これも大間違いのデザインを進めていました。
健常者の人が車椅子に座って移動するのは「腰」を使うことができます。
ところが、車椅子使用者は腰では車椅子移動は不可能です。
明確なデザイン使用者に対応したデザイン設計無くして開発は不可能です。
車椅子にて移動をする障がい者と、
健常者使用車椅子へのデザインは区分・分別されることが肝要です。
また、腰椎・胸椎・頸椎での障害程度によって車椅子デザインは、
それぞれが全く異なることを述べておきたいと考えます。
正直私は1989年から自分のデザインした車椅子(MoMAコレクション)
使ってきていますが、加齢とともに、細部の変更をしてきています。
そしてもはや手動は諦める年齢になってきました。
今、メーカーと「電動車椅子の設計」に苦しんでいます。
なぜなら、私が納得できる電動車椅子が皆無だからです。
したがって、せめて車輌の車椅子対応デザインは熟考と実現を望みます。
また、車椅子使用の運転者のための車輌変更部品設計も、
「国際化」が望まれます。
その詳細については、わが国の制度設計へのデザイン提案が必要です。
高齢社会のわが国はもはやその制度設計が必要になってきたようです。


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「デザインは皆無だ!・・・誤りのデザイン」


   


     8月 28th, 2013  Posted 12:00 AM

ある商店街の二つの店舗です。
この二つのお店に私は入ったことがありません。
最も、二つとも男性洋品店であり、デザインされている店舗です。
「デザインされているはずの店舗でしょうか?」、と、
私は改めて問いかけたくなります。
もちろん、私が車倚子を前面に出して批判していません。
なぜならばマーケッティング的に、この店舗デザイン?が
あったとしたならば、すでに歩道との間に階段があります。
この階段は、すでに「拒否記号」だということです。
「拒否記号」とは、
階段が歩道との間にあれば、お客さんが入らないのです。
調査にもよりますが、一段あれば10%から30%は入りません。
3段あれば、50%以上のお客さんを呼び込むには、
店舗の商品やその陳列や店舗インテリアに魅力がなければ、
もうこの店舗デザインを発注した意味は全く無意味です。
私は時折、この店舗の前を通り過ぎますが、
お客さんを見かけたことは本当に無いのです。
3段の階段は、当然ながら彼らのお客さんに車倚子の人は皆無。
結局彼らにには車倚子の人は購買者では無いと宣言しています。
果たして、付け足したようなスロープでは、
電動車椅子の人は使えませんし、
私自身、この店舗を覗いて見ても欲しい商品などありません。
折角スロープを造ったとしても、
そのデザイン的な効用も効果も無いことは確かなことです。
それこそ、銀座通りでもこの「拒否記号」は思いの他多いのです。
最近私は車倚子の方を多く見かけるようになりました。
高齢社会になれば、車両や飛行機なども相当にそのシステムを
変更し、やり直しが求められることになるでしょう。
あるとても高名な、建築家の「大先生」が、
「バリアフリー?、ユニバーサルデザイン?、
私は大嫌いだから、私のデザインはこれでいい!」というのを、
あるジャーナリストの方から聞いたことがあります。
多分その「大先生」は歳老われた時、街には出ないのでしょう。


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