11月 25th, 2015 Posted 12:00 AM
11月25日 大安(乙巳)
「楽しい」からとか、
「楽しんでやります」とは、
人生が喜怒哀楽で
楽しい時間は
四分の一でしかないことを知るべきだ。
川崎和男の発想表現手法
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8月 17th, 2015 Posted 12:00 AM
New YorkのMoMA・現代美術館、
その一室にモンドリアンの絵画だけの部屋があります。
私はMoMAに行ったときには必ずその一室にてしばらく居ます。
モンドリアンが大好きだからです。
「プラトンのオルゴール」展は1994年に開催、2006年には再び、
金沢21世紀現代美術館にて永久収蔵されました。
12点のオルゴール作品は、モンドリアンへのオマージュどころか、
モンドリアン=絵画・サンローラン=ドレス・倉俣史郎=家具、
このすべてから私が学んで、モンドリアンの造形言語から
サンローランが形態言語とし、倉俣史郎も形態言語としたことへの
私の造形言語化をオルゴールとしての形態言語にしました。
黒・白・赤・黄・青は、それぞれが測定されたかのような、
色面から、立体化されたときには、色量の色彩重量比までを
測定しなおした言語化が必要でした。
私は正直、美大に行っても、現代絵画を見る、知るということでは
現代芸術には全く無知だったと告白しておかなければなりません。
ところが、美大生時代に宮川淳の芸術評論で、
絵画とは何か、ではなくて、「何が絵画か」というイメージ評論、
特に、鏡や色彩でようやく自分なりの絵画や彫刻などへの
接近観がつかまえられるようになりました。
だから、私にとっては「何がモンドリアンなのか」を、
サンローランでも、倉俣史郎でも、ドレスと家具から、ようやく、
「オルゴールでのモンドリアン」を鏡や色量で捕まえたと思います。
オルゴールをボックスに収めて、そのボックス上面には
鏡面をつくり、モンドリアンの正方形作品での色量を計算しました。
そのためには、サンローランのドレスと倉俣史郎の家具が必要でした。
こうした作品を熟知させられたのは宮川淳でした。
デザイナーにとって、先達であるデザイナーたちあればこそ、
リスペクトの背景を私の中に押し込めてもらうことが出来ました。
正直、私の「プラトンのオルゴール」その一点であるモンドリアンには、
もちろん、オルゴールとして、ビートルズの一曲で、
形態言語を可能なだけ纏わせることが必要でした。
これが、モンドリアンへのリスペクトを重々にしてきた経緯でした。
この経緯が敬意を構成していると私は考えていました。
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6月 3rd, 2013 Posted 12:35 PM
6月3日 庚子(仏滅)
人は体験を聞かされることが、
物事を「知る」うえで、
最も鮮烈に意識に蓄えられるに
違いない。
特に、他人の不幸な体験や、
笑いや哀しみほど、
自分の気持ちのひだに
貯まっていくのだろう。
『デザインは言語道断』知行
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7月 18th, 2012 Posted 12:00 AM
祖国への憂国はずーっと心にありました。
特に、海外に出ると比較することができます。
良いところ、ダメなところ、必ず心に残ります。
それでも日本は素晴らしい祖国、
それなのに憂いは拭い去ることができませんでした。
当然です。
人は、生きていることが死に向かっている不安を、
そのまま祖国への愛着と重ね合わせることができる、
そんな知性と感性を人は持っているからでしょう。
友人・松岡正剛氏は「連塾」最後に25冊の書籍を紹介してくれました。
その中に、エドマンド・バーク「崇高と美の観念の起源」がありました。
本棚にありました。読んだ記憶はありましたが再読しました。
彼の近著「3.11を読む」をテキストに、
私は、この三冊を憂国のパロール、
いやナラティブ・セラピーとして選んでいます。
松岡正剛は、ポール・ヴィリリオ「情報化爆弾」を紹介しています。
私は「民衆防衛とエコロジー闘争」を挙げたいと思っています。
そして、ウルリヒ・ベックの「危険社会」と「世界リスク社会論」を
まずテキストにしておくべきと考えます。
「憂国」はすでに「対立」も「衝突」も
超越した思想の創出でなければなりません。
その思想らしきことに近接するデザインを
祖国=日本のためにと考えています。
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9月 16th, 2010 Posted 10:00 AM
9月16日 仏滅(己巳)
人は体験を聞かされることが、
物事を「知る」うえで、
最も鮮烈に意識に蓄えられるに違いない。
特に、他人の不幸な体験や、
笑いや哀しみほど、
自分の気持ちのひだに貯まっていくのだろう。
『デザインは言語道断』知行
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8月 26th, 2010 Posted 12:00 AM
車イスの全体と部分
ともかく、車イスはリハビリ病院で病院常備のモノから、
同じ病院でトレーニングしていた車イス使用者、
それぞれが自分専用に発注したモノをともかくよく見ました。
もし、乗れるのなら乗ってみました。
もっとも、乗っていて、軽々と走行するモノは、「車イス・バスケット競技用」だけでした。
いわゆる病院に常備してある車イスが、最悪のモノだと知りました。
大きな理由は、まずシートでの身体保持性能と走行性能がまったく体になじまいということでした。
その何が、乗り心地や走行性能などが不適なのかということになりました。
そこで、車イスと自転車、車椅子とイス様々との関係をどこまで徹底して自分が身体化、
すなわち他のアイテムで、車イスとの関係、
結局、構造を見る、触る、知る、そして自分なりに「気づいていく」ことだと分かったのです。
これは、車イスという全体、車イスの部分・部品を、
車イスと似通っているモノとの「構造」をひたすら知るということだったのだと
今では考えることができます。
正直、私がデザイナーとして経験してきたことは、
「オーディオ」と「音に関わる機器」程度の経験しか無かったのです。
それが、さあ、自転車のデザインが出来ますか?
イス、様々なイスのデザインが出来ますか?
それらを今度は車イスにまとめ直すというデザインができますか?、
ということを自問しているだけでした。もうどう考えても「無茶で無謀」なだけでした。
ちょうどその頃、取り組んでいたデザインは、
伝統工芸産地・越前打刃物で、それも「革新的な包丁」のデザインでした。
これも、初体験です。
素材・構造・文脈
一方で伝統の刃物を革新する方法を模索しつつ、
「自分のためのモノ」=「哀しみにデザイン」でした。
越前打刃物は「美しい切れ味を鍛えています」ということでした。
共通項は、全体から部分、部分から全体、その因数分解的な作業は、
「素材」であり、これはまったく変数的要素は無いという手がかりだったのです。
おそらく、打刃物と車イスがデザインの具体的対象であっても、
本来、自分の頭脳ワークは、
「素材」の「構造」を、テーマに結び付けていく「文脈づくり」でした。
以後、今日に至るまで私のデザイン手法は、
いつも「素材」・「構造」・「文脈」に集約させることに繋がっていると判断しています。
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Posted in 044「車椅子と自転車」, 資本主義から逃走せよ!
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7月 5th, 2010 Posted 5:19 PM
7月5日 大安(辛亥)
人は体験を聞かされることが、
物事を「知る」うえで、
最も鮮烈に意識に蓄えられるに
違いない。
特に、他人の不幸な体験や、
笑いや哀しみほど、
自分の気持ちのひだに
貯まっていくのだろう。
『デザインは言語道断』知行
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