11月 12th, 2013 Posted 12:00 AM
織物・布、そしてふるさとの「羽二重」を見つめてきました。
そして、これまでは教科書的で内容の概観的評価を、
ようやく、ふるさとの織物産地の若手を集結して、
「オノマトペ」=擬声語をさらに深度をもって、手触り感覚から、
「布の基準化」をまとめてきました。
すでに25年にわたって織物と接してきた私の結果をまとめます。
最初は、三宅一生氏の「プリーツプリーツ」の評論から、
私はなんとしても織物・布・編み物・ファブリック・テキスタイル
こうした、特に「手触り感覚」を集大成したいと考えてきました。
擬音語と擬態語それぞれをひらがな・カタカナにしても、
私たちの「感覚 – 感性」には公約数的・公倍数的な評価軸が可能。
この感覚は、
かつて織物職人は、暗闇でも布に触った瞬間に、
その布地の「こし・はり・ぬめり・ふくらみ・きしみ・しゃり」、
この感覚に加えて、「しなやかさ」こそ
布性能と品質性を確認可能ならしめたと聞きます。
つまり日本語はこの七つで「織物」の性能・品質が分別可能です。
この評価軸のために、私は最終的には、子ども達と盲目の人に、
あらためて力を借りたいと思うほどです。
私にスタッフ達と若手織物従事者の方々でまとめること、
この最終目標が見えてきたと考えています。
おそらく、ファッションを語る上でも、
織物の品性には「基準」が不可欠ですがこの欠落こそ、
ファッションを安易にし過ぎてきたものと判断評価しています。
だからこそ、私はこのデザインにあたっての、
布の意味性をもっと明確にしていく所存です。
なぜ、私がモノの素材性をさらに詳細で緻密にしていくのかは、
この「オノマトペ」的な感性評価軸から創造の革新を求めます。
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8月 23rd, 2013 Posted 12:00 AM
SNSが情報社会の手法として定常化しました。
Twitterは140文字で、一時期は100文字メールを試みました。
しかし、情報化の意味が一言メッセージに深みがなく、
ほとんど連絡用程度しか私は使わなくなりました。
フォロワーというグループも8000人程度に決めています。
Facebookは発信者の本人確認が明白なので日常ツールです。
しかし、いづれも海外製ゆえに、日本製・国産に期待してました。
LINEが登場し、メールは文章よりもほとんど漫画チックな
スタンプで、仲間内で楽しむ情報化手法になっています。
LINEの影響が確認できたのは、文具大賞候補に、
LINE手法と思わせる付箋が出現して授賞してもらいました。
ところが、いわゆる仲間内情報での殺人事件にLINEが悪用され、
想像力を全く欠落した大人たちが出てきました。
このやりとりで殺人行為には、
とても呆れ果てると同時に情報社会の暗闇を再確認。
LINEの特徴は、言葉無しでのキャラクター画像でのやりとりです。
一番、私が使い合うのはワイフとの連絡、
スタッフとの連絡や一部教え子、友人たちに限定していて、
いろんなスタンプ駆使と無料通話程度でした。
私が期待いていたのは、この国産アプリケーションの充実です。
案の上、LINEの通信使い勝手の領域は拡大してきました。
今度は、音楽配信、ビデオ通信、そして通販までの業務拡大です。
なるほど!、ですが、私には、「そこまで」という印象です。
相変わらず、現状のスマホだけの通信方法では何も変わりません。
気に入っているのは企業形態での「すぐに株式上場」が考慮中。
これはとても納得できます。
通信ベンチャーを未来的に語るなら、この方法は大正解です。
それでも現状の通信から脱出していないことに大落胆してます。
どんな方法?・・・教えられません。
これは、私がプロのデザイナーとしてのアイディアですから。
LINE登場と先般のインターネット選挙広報のあり方も、
私はとても注目して見ていました。
ある政党がこれに乗り遅れたときには党の首脳部に提案しました。
だからこそ、国産です。
LINEが狙うのは現状手法でのインターネット活用ではありません。
なんとしても世界制覇してほしいのです。
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8月 10th, 2011 Posted 12:00 AM
闇に一条の光明を、
これは私たちが闇にあるときに
必ず願うものです。
しかし、これもレトリックでしかなく、
一条の光明というのは、
創り出すものでしかありません。
それはまさに暗闇に入れば一本の蝋燭が必要です。
すなわち、暗闇に光りを見いだすには、
「蝋燭のような」発光体がツールとして不可欠です。
「蝋燭のような」というレトリックに何が、
その闇を明白にするかということです。
蝋燭は灯りであり、その正体は火です。
したがって、「蝋燭のような」というレトリックの本質、
レトリックではない具体物がツールになりうるでしょう。
「闇」という表現はレトリックではなくて、
メタファーという意味がみえてくる気がしてなりません。
特に未来が闇のごとく不明な場合には、
未来の不明さはレトリックにすることは容易ですが、
メタファー的に「闇」は置き換えること不可能です。
今、日本の未来は「闇」です。
この国難そのものが「闇」であるからには、
少なからず一本の蝋燭のようなツールが必要です。
しかし、これはすでに「ような」ツールではありません。
私が意図していることは、
国難のわが国・日本の未来を「闇」にするわけにはいきません。
今夜もその「闇」への一条の光明=蝋燭のような、
灯り=火となるツールを見つけ出すか、
あるいは発明、創出しなければならないと考えています。
結論は、ツールの創出というデザインに他なりません。
火が文明の基本であったように、
今、未来の日本は再文明化出来るツールの発明、
何を創出するかというデザインです。
デザインは、一条の光明を創出すると確信しています。
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