10月 15th, 2017 Posted 12:00 AM
10月15日 先負(乙亥)
美しさが持つ「ちから」とは、
美の力学という
そのようなレトリックが
可能だろうか?
これを追い求める
そんなデザイナーが必要だ。
川崎和男の発想表現手法
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8月 5th, 2015 Posted 12:00 AM
8月5日 友引(癸丑)
かたちの変遷の運動の意識化はデザイナーの課題にすべきだろう。
「力学」としてのデザインは人とモノの相対作用としていきたい。
Tags: かたち, デザイナー, モノ, 人, 力学, 変遷, 川崎和男のデザイン金言, 意識化, 相対作用, 課題, 運動
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7月 11th, 2012 Posted 12:00 AM
3.11以後、デモは新たな政治批判勢力になっています。
日本の政治状況を見れば、そうせざるをえないことは明らかです。
ここに4冊の本を取り上げました。
古典的定本から、まるで検討違いもあります。
しかし、私は様々な著述を知ってこそ、
自分の意志と判断を出来るかぎり正当にしたいと考えてきました。
かつて、大衆は分衆化するという時代がありました。
ただ問題は、大衆の群衆化は慎重に見まもる必要があります。
現在のデモ形態は大きな変貌と新たな戦術を手に入れています。
いわばこの力学が正当に、
直接民主主義になってくれると思い込んでいる風潮があります。
これは風潮にすぎません。
三つの戦術はとても有効です。
■「非暴力」であること、
■「TAZ=Temporary Autonomous Zone」
一時的自主管理空間の占拠が可能となったこと、
■「マイク・チェック」という、
主張の尊重がデモ意識を精査していること、
私は、すでに民主主義と資本主義が対立しはじめていることによって、
デモが単なる民主主義表現ではなくて、
民衆主義という群集心理の総体になってしまうこと、
それはハッカー攻撃をするハクティヴィズム集団「アノニマス」までを
正当化している脆弱さを引き込んでいます。
彼らの手口はやはり情報化テロリズムだと私は糾弾しておきます。
SNS特にTwitterやUSTなどでのライブ情報の共有にも、
反射的な即断を促されてしまう、
リーダー無き群衆を動かしている事実も精査・熟考するべきでしょう。
私は三つの戦術に大きな期待感もありますが、
「群衆心理」になってしまうことから開放される
革新的な方法論とデモ形式が必要だと思っています。
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6月 25th, 2012 Posted 12:00 AM
大阪駅に帰って来ると、
C57155の車輪が迎えてくれます。
子供の頃から、蒸気機関車が大好きでした。
「デゴイチ」か「デコイチ」かの区分にも私見があります。
そしてなんといっても北海道で、
蒸気機関車が全面ストップ寸前、まだ東芝マンでした。
それゆえに「蒸気機関車・SL録音出張」までしました。
しかもその録音はLPレコードとして商品化できました。
3重連で走りそこに雷鳴が、という素晴らしい音録りをしました。
鉄道は、子供たち、特に男の子にとっては魅力があります。
そこで、次のような課題を考えることができます。
■1.「新幹線はとても速い」だから「子供達に人気がある」
■2.「新幹線はとても速い」だから「目的地に速く着く」
■3.「蒸気機関車はかっこいい」だから「未だに人気がある」
この三つのテーマの中で、いわゆる数理的論理性は2だけです。
ところが、デザイン的な論理は、1と3です。
それには、二つの重大なキーワードがあると考えます。
まず、新幹線は流体力学的にも
造形デザインでスピード感がある形態=形態言語があります。
この造形言語による形態言語が、子供たちを虜にするのです。
また、蒸気機関車の造形言語には、力強さがあります。
この力強いという形態言語にさらには郷愁感が加わります。
したがってこの郷愁感には、
ノスタルジーやアンティック感は人間の感性を静謐に刺激します。
私は、現代デザイン・未来デザインとしての鉄道には、
速度性がある造形言語が創出されるべきだと思っていますが、
もう一方では、蒸気機関車のZゲージでは、
ドイツでの蒸気機関車のある種類に拘っています。
それは、速度感が編年的にアンティック感へ移行する感覚、
その魅力を見極めたいと思っているからです。
稲妻と雷鳴の中で、三重連で走るD51の姿=形態言語は、
今も私の脳裏には明確に思い出すことができます。
造形言語と形態言語の関係、
この構造主義性はこれからのデザイン論理として研究が必至です。
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8月 23rd, 2010 Posted 12:00 AM
壮絶なのは日常なり
私は、自分の交通被災から車イスのデザインをしました。
この実体験は「壮絶」と思われているようですが、
「生きている日常の方が壮絶」だと思っています。
本当の「壮絶さ」な人間界の話はいづれ書きます。「悲惨な壮絶さ」は潜んでいるのです。
五大器械
さて私は、車イスは道具ではなくて「器械」だと言っています。
器械は、『周礼』では、「器は楽器で、械は武器」、
『後漢書』では、「器は内に盛るモノ、械は外に盛るモノ」、そして『荀子』では、
「器は、鎧(よろい)冑(かぶと)で、械は矛(ほこ)弓(ゆみ)ということになっています。
一方、古代西洋のヘロンは五大器械を、てこ・ろくろ・くさび・ねじ・滑車と定義していますから、すべからく「人力」という力学が関わっているということです。
自力養成訓練
そこで、私は車イスを「自力」デザインで開発と、乗りこなせる「自力養成」をしてきました。
救急病院時代は、プラスチックのギブスで上半身をカバーしながら、
退院間際には、ようやく2kの砂袋を10cmぐらい動かせるようになっていました。
半年後に労災病院で、いよいよ本格的なリハビリテーションを受けることになりました。
それは自分を鍛え直すことになったのです。
まず、700ccの水を1日に3回飲み干すことです。これは体の水分を保持し排泄訓練のためでした。
おかげで、容器を見れば何ccかすぐにわかりますし、
今も、ともかく最低2000cc以上で体内水分調整することです。
相変わらず、発熱は連続していました。朝の検温で37度だとトレーニングはできません。
だから、37度を越えていると必ず37度以下にして、トレーニングを受けました。
案の定、トレーニング中に高熱となり幾たびか倒れました。
問題は、2k程度ではまったく車イスどころか、「自力」でベッド上で体を起こすことはできません。ともかく5kの鉄アレーでのトレーニングをめざしました。
七つのパターンを各150回上げ下げをすることになります。
ベッドでの起立は、当時の日本のリハビリ標準値は一ヶ月でした。
しかし、ベトナム戦争傷病兵のリハビリ本が東芝のデザイン部門は届けてくれました。
それによると米国では2週間というメニューがありました。私はそれを目標にしたのです。
車イスに乗るためには150kの鉄アレートレーニングが必要。
これは鉄棒での懸垂運動30回程度相当です。
自力力学
つまり、人間の「自力エネルギー」というのは、自分の体重を自力でコントロールする力学を、
「自力的に身体化」するということです。私のリハビリトレーニングは「優等生」でした。
それが出来たのは、中高大までにスポーツで鍛えてきたことが役に立ったということです。
水泳・スキー・空手・少林寺拳法・ロッククライミングでの経験があったために、
失われていた「自力」の回復は半年で150kの鉄アレーで回復させることができました。
やっぱり、車イスは器械です。
だから自転車も道具ではなくて、「自力と平衡感覚力」を駆使する器械だと断言できます。
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Posted in 044「車椅子と自転車」, 資本主義から逃走せよ!
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8月 8th, 2010 Posted 12:00 AM
わが国の抑止力は何?
軍事力は未だに人類と国家、その国際関係での「力学」になっています。
そして、その軍事力を最大に保証しているのが,
「原子爆弾」を保有しているかどうかという幼稚すぎる決め手です。
日本は甚大な被爆体験をさせられて敗戦国家となりました。
被爆国家としての怒りの主張もせず曖昧国家65年目を迎えました。
「持たず、作らず、持ち込まさず」という三原則を「原子力の軍事利用」を自己規定してきました。
そして、国家的な「抑止力」は、
米国との安全保障条約・在日米軍基地・自衛隊の専守防衛でさらに自己規制を守り抜いてきました。
島国であることも幸いしています。
しかし、第二次世界大戦後、地球上には「原爆保有」と「紛争」は連綿としています。
民族対決・宗教対立は歴然です。
テロリスト国家は「原爆保有」を今やことさらに公然としています。
日本という国家は、戦後の経済力によって、
自己規制で「原子力」との距離感を、
実際は国内に賛同と反対を抱きながらも決して明快にすることなく、
「原子力への曖昧さ」に委ねてきました。
すでに、国家経済は没落の道程にあります。
日本の何が「抑止力」なのでしょうか?。
そして国際関係での「軍事的力学性」に専守防衛の意義があるのでしょうか?。
先進的原子力技術
私は、「原子力技術の高密度な先進性」を「情報戦略化」するべきだと考えています。
何も、「原爆」で武装しようというのではありません。
もし、必要とあれば、
「日本の原子力技術の最先端性は原爆をすぐに準備できること」を誇示し訴求することです。
原子力反対派からは非難集中のことと推測します。
それでも、私は「原子力」利用は、発電・水源確保・CO2削減、環境の保全化をめざします。
その「原子力利用技術がナンバーワン国家」であることで、
古典的な「抑止力」を確保しておくことです。この幼稚さに呆れながらも・・・・。
治安も失われ、礼節も喪失し、倫理観も乱れ、
少子国家、高齢国家のわが国の「存続」、
その議論に「原子力技術」機軸にすることを、絶対に、タブーにすることは大きな間違いです。
怒りの地球
地球の全自然は怒っているのです。
それが昨今の天災だと素直に受け取るべきでしょう。
「抑止力」なんてことで対立している人類=人間そのものを
この地球に生かしておいてはくれなくなる日がきっと来ると思っています。
Tags: 65年, CO2削減, ナンバーワン国家, 倫理観, 力学, 原子力の軍事利用, 原子爆弾, 原爆保有, 喪失, 国家経済は没落, 国際関係, 在日米軍基地, 存続, 安全保障条約, 専守防衛, 少子国家, 島国, 敗戦国家, 曖昧国家, 水源確保, 治安, 環境の保全化, 発電, 礼節, 第二次世界大戦後, 紛争, 自己規制, 自衛隊, 被爆体験, 軍事力, 軍事的力学性, 高齢国家
Posted in 042「原子力という背負い水」, 資本主義から逃走せよ!
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