kazuo kawasaki's official blog

Archive for 1月, 2019


『鏡・・・私の造形要素となっている』


   


     1月 27th, 2019  Posted 12:00 AM

「鏡」は、造形要素として使う最初のきっかけでした。
インダストリアルグラフィックでのアイディアと、
さらに、チューナーグリル、
そしてメーターに誰も思わなかった鏡を造形要素とし
Aurex チューナーST210が完成しました。
ギャラリー間での「プラトンのオルゴール」展では、凹鏡球面内の球を
虚像として浮かび上がらせるプラトンのオルゴールや
立体を鏡を介して絵画を出現させる
モンドリアンのオルゴールでもそのアプローチを実践しました。
さらに金沢21世紀美術館では、各展示空間で鏡との
対話、拡張、対立、調和と造形要素としての
鏡への実践的デザインを続けました。
鏡については、美術評論家・宮川淳で賢明に学びました。
「鏡の裏には冥府への道が・・・」があることや、
左右対称ではない「対称性の破れ」、そのデザイン的解釈を
このチューナーで表現しました。
ともかく、営業からは「これが売れるのか?」と詰め寄られ、
すぐに、殴りたくなる私を止めたのはKチーフでした。
私をいつもかばってくれたKチーフには今も頭が上がりません。
若い頃は、デザインを通すためには
力ずくでと目上の人達にも食ってかかっては
「高校時代なら殴ってる」と腕まくりをしていました。
結果、腕力ではなく、あくまでもデザイン力で、
パワーアンプ、メインアンプなどには、
インダストリアルグラフィックと鏡・鏡面が使われる状況になりました。

*プラトン

*モンドリアン


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『空を飛ぶスポーツカーは具体化されるだろう』


   


     1月 26th, 2019  Posted 12:00 AM

やがてあの世に近づけば、やっぱり、これに乗りたい。
それが、ようやく出来上がってきました。
なんといっても、ブルース・ウィリスの
『フィフス・エレメント』が目に浮かびます。
しかし、このような映像では無いはずだと思っていました。
彼は2214年ニューヨークのタクシーの運転手役(元は退役軍人)でした。
いや、未来の都市は、こんなでは無いはず、
デザイナーとしては、「空を飛ぶ」=Passenge Air Veacleというのは、
こんなタクシーではないとその未来の世界観に
納得できずに視聴していました。
私は「空飛ぶ」モノが欲しい、
手に入れたいとヘリコプターから戦闘機まで夢見てきました。
空を飛ぶという展開には、これこそデザイン出来る日が来るかも知れない。
実際的には、アストンマーティンが
「ヴォランテ・ビジョン・コンセプト」で
空の旅を提供することを約束しています。
私自身が今は乗っているアストンマーティンで、
以前、副社長でデザイナーにも会う機会があり、
きっと絶対に出来ると思います。
すでに時代は、
空を飛ぶということが具現化、そして具体化してきました。
だからこそ、やはりフィフス・エレメントでの映像では無いと思います。
もう私の時間がありませんから、空を飛ぶモノは運転できなくても、
私のデザインテーマです。

*空を飛ぶ車

*アストンマーティン


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1月26日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 26th, 2019  Posted 12:00 AM

1月26日 友引(癸亥)

未来はやっぱり、テーマだ。
あの世が近づいているから、
もっと、もっと、
「空を飛ぶ」
そんな車がテーマだ。


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1月25日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 25th, 2019  Posted 12:00 AM

1月25日 先勝(壬戌)

「インダストリアル・グラフィック」という
私自身も不明な話。
不明な話、でも、
具体性が湧き出れば、
不明な話でも、具体性だわかあがる。


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『インダストリアル・グラフィックという私も不明』


   


     1月 25th, 2019  Posted 12:00 AM

入門用のプリメインアンプとチューナーです。
プレゼ用にチューナーのデザインを終え一息、
秋葉原にいつものチューナーのコーナーに行ったら
P社の新製品を一足先に見かけました。
<やばいっ、今のじゃだめだ・・・!>
大急ぎで秋葉原から横浜そして磯子のデザイン室に戻りました。
電車内で、どうしよう、新しいデザインは?と自問自答していました。
そこで考えたのは本体へのグラフィック表現、
つまり、ともかく「インダストリアルグラフィック」と呼びました。
本体上面に、背面のコード結線と
実装中身をグラフィックとして表示、表現しました。
そして、新規メーターの前面パネルです。
チューナーには当時、メーター表現はなかったんです。
このインダストリアルグラフィックとメーターパネルの、
とてつも無いデザインを思いつきました。
翌日がプレゼで、チーフだけが味方でした。
「インダストリアルグラフィック」っていうのを定義しましたが、
自分でもよくわからないまま勢いで説明し、論破を狙いました。
「CADIS」ではなくて、「CANDIS」にならないかとか、
チーフと一緒に考えました。
私には「絶対に売れる」、という自信がどういうわけかありました。
この入門用が、後のAurexを位置づけました。
そして、プリメインアンプとチューナーは業界でヒットしました。


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1月24日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 24th, 2019  Posted 12:00 AM

1月24日 赤口(辛酉)

CDはデジタル
レコード盤はアナログ
FMは、デジタル・アナログ
要は、デジタルでアナログを
実感できる。


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『リボンカートリッジとMCでのアンプ』


   


     1月 24th, 2019  Posted 12:00 AM

かつて、オーディオではレコード盤がありました。
しかし、CDの登場でレコード盤は一挙に市場を失いました。
ところが、最近ではレコード盤が再度登場しています。
それこそ、33回転から45回転ではレコード盤が厚くなること。
MMとMCのカートリッジの大きな違いや、
レコードプレーヤーの盤を乗せるゴムからスティール、ガラス、
カートリッジの4本には、何がいいのだろうか、なんてことは、
余程のマニアでなければ、これらの質問には答えられないでしょう。
レコード盤には静電気があって、それの塵取りアクセサリーの
デザインをおそらく私が最も多くやっていました。
絶対に作品集に載せたいと
思っていた作品がやっと見つかりました。
私はAurexをやり、フリーとなって、
ナガオカでデザイナーとして製品を手掛けていました。
Aurexでは、エレクトレットコンデンサーを人知れずやっていました。
東芝の音響部門で数々のデザインをした経験を活かし、
同時にAurexではできなかったデザインを、
ナガオカで実現しました。
もはや四半世紀になる間、
私のデザインしたカートリッジ製品が今も販売されています。
それは、今は山形県東根市のふるさと納税返礼品にもなっています。
レコードのカートリッジはナガオカの創業者が発明をしたのです。
ナガオカではMCのアンプを、
それこそ、回路基板までデザインをしました。
このアンプを絶対に紹介をしたいと、
作品集に掲載したかった写真です。
ようやく初公開できました。

*エレクトレットコンデンサー
*アクセサリー
*ガラス


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1月23日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 23rd, 2019  Posted 12:00 AM

1月23日 大安(庚申)

デジタルには、カーニングが必要。
アナログ表現のヘアーラインが
全くプログラミングが出来ていない。
書体でのカーニングが欠落。


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『デジタル・カーニングが無いというアナログの「知」』


   


     1月 23rd, 2019  Posted 12:00 AM

東芝で多分、総研で「Aurex」が決まった時に、
当時、デザイナーは、東京芝浦電機の「意匠部」でした。
1年間、研修していた私にも提案が伝わり、私の案を出しました。
そこで、ディレクターが、私の案を採用しました。
他の大手広告代理店には絶対に負けないようにと、
このマークやロゴタイプをデザインしました。
丁度その頃には、ビデオテープでこれが入る看板までやりました。
美大で学んでいたとおりに天地60mm直線表示で曲線はプラスαなのです。
特に、レタースペースは、髪の毛一本分=ヘアーラインに注意。
以後、私はこのレタリング方式をデジタルでも「知として」使っています。
だから、アナログ方式にはカーニングではまだまだ経験値が必要です。
それこそ、オリンピック・パラリンピックは直線と曲線には、
ヘアーラインが全く考慮されていません。
現代のデザイナーには、レタリング知識の「知」が欠落しているのです。
ところで、大手広告代理店では数億のデザイン料でした。
そして、私はシェーファーの多分2〜3万の万年筆で終わりました。


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『Go ahead, make my day・・・・・決め台詞』


   


     1月 22nd, 2019  Posted 12:00 AM

米国には親友のデザイナーやApple社での仕事仲間であった
元コンサルタントたちがいます。
Facebookでは海外の友人たちと連絡がとれます。
私の近況を知らせたら、
Apple社のプロデューサーであったShaun Deaneから、
「君のこのことば、今も覚えているよ」と、返信が来ました。
このことばは、とっておきの決め台詞です。
プレゼでの言い回しを、当時は、デザイナーのTucker Viemeisterに
まずは相談していました。
逆に日本では彼のプレゼの「つかみ」を私もアドバイスします。
Tuckerから、今これがクールだからこのことばを使えよ、
私では意味もわからず、ともかく、プレゼの締めで
「Go ahead , make my Apple.」と言いました。
現場の全ての人が多いに笑いました、プレゼは大成功。
まだ、まったく意味がわかってませんから、
私はこんなに笑うんだなとあっけにとられていました。
正直、この決めセリフを上手く説明はできません。
これはダーティーハリー4でクリント・イーストウッド演じる
キャラハン刑事の名台詞の引用、脅し文句です。
「Go ahead , make my day. 」で
リボルバー・S&W M29で44マグナム弾で撃ち込んでいきます。
Tuckerの父親は有名なカーデザイナーで、
その自伝的映画はコッポラが監督した『Tucker』=タッカーです。
Shaun Deaneは、音楽が詳しいのです。
海外で受けたプレゼを勢いそのままに、
日本の学会等で使って、見事にスベるという経験は多くしています。


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