9月 23rd, 2015 Posted 12:00 AM
声喩・擬音語・擬態語として
「オノマトペ」の学術論文がようやく査読OK。
これは私が長い間、繊維の性質分類の感性評価軸、
その設定をめざしてスタッフを中心に、福井県織物組合の青年部会と、
擬音語で、布感覚評価をしてきたことを学術的に、
感性工学会に提示してきたものでした。
提案から1年半かかったことになります。
かねてより、繊維・布には七つの手触り感覚での分類がありました。
しかし、数値化不可能であり、プラスチックが金属化をめざしていた、
その手法に触発されて、まず我々はその感性評価の6角形に、
さらに「しなやかさ」を付け加える道具で、
布の手触り感覚評価を随分と積み重ねましたが、所詮、それは、
大人たちの感覚に頼りきっていることに気づき、
保育園児たちに彼らの感覚評価を求めてみました。
「ぬめり」・「しゃり」・「きしみ」は幼児達の語彙には無く、
それゆえに、彼らは頬に押し当てたり、噛んでみたり、嗅いでみたりと、
彼らの五感に布の感覚はまさに新しい擬音語まで突出する有様でした。
これによって「羽二重:HUBTAE」ブランドの
参考見本帳の感性評価軸ができました。
ちょうど同じくして、二つの現象が起こってきています。
ひとつは、ビールCF表現での「ぐびぐび」、「ごくごく」とかを
未成年の飲酒禁止表現でのあり方検証になっています。
またもう一つは、
医学特に、問診でのどこが痛いかを伝えるオノマトペ運用があります。
「ずきずき痛む」、「きりきり差し込む」などは、
患者とドクターとの会話での感覚伝達になりますから、
これをさらに突き詰めていくことで、背中、胃周辺など、
体の一部への痛度評価になるという研究が出現していることです。
このことを大阪大学医学系研究科でも、
痛度の「オノマトペ感性評価軸研究」に
明確に持ち込むことが可能になりました。
地方産業、その繊維の感性評価軸への「オノマトペ運用」は
デザインにおける一つの
それも大きな感性評価が可能だということです。
そのためには、擬音語や擬態語の収集と伝達によって、
これら擬音語が少なくとも三つ重なった時には、
感覚伝達の共有化が必ず叶うのではないだろうかということです。
おそらく「オノマトペ」というラテン語からフランス語になっていった
ことばが感覚伝達をすることは確実になったと思っています。
Tags: 6角形, CF, HUBTAE, オノマトペ, オノマトペ感性評価軸研究, オノマトペ運用, きしみ, きりきり, ぐびぐび, しなやかさ, しゃり, ずきずき, スタッフ, デザイン, ドクター, ぬめり, ビール, プラスチック, フランス語, ブランド, ラテン語, 七つ, 中心, 五感, 会話, 伝える, 伝達, 共有化, 出現, 分類, 医学, 参考見本帳, 収集, 可能, 叶う, 問診, 地方産業, 声喩, 大人, 大阪大学医学系研究科, 学術的, 学術論文, 布, 布感覚評価, 幼稚園児, 性質分類, 患者, 感性工学会, 感性評価, 感性評価軸, 感覚, 感覚伝達, 感覚評価, 手法, 手触り感覚, 手触り感覚評価, 提案, 提示, 擬態語, 擬音語, 数値化不可能, 未成年, 査読, 検証, 現象, 痛い, 痛度, 痛度評価, 研究, 禁止, 福井県織物組合, 積み重ね, 繊維, 羽二重, 表現, 触発, 設定, 語彙, 道具, 金属化, 青年部会, 頬, 飲酒
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
9月 23rd, 2015 Posted 12:00 AM
9月23日 赤口(壬寅)
自分の評価は、
他人任せであるべきだ。
他人からの評価以上に
自分を押し出すのは
喧嘩になるどころか
喧嘩相手にされるだけだ。
川崎和男「喧嘩道」
目次を見る
9月 22nd, 2015 Posted 12:00 AM
私の記憶では勝山市北谷で、恐竜の小指発見が、
わがふるさと福井を恐竜の街にしたようです。
昔、恐竜の本物を米国の自然史博物館で観ました。
その圧倒的な巨大さがありましたが、
現在はデザインされた妙な展示で面白さが消えています。
そういう意味では、ふるさと福井駅に着くと、
正直、金沢駅の華やかさは全くなくて、
まさに田舎街ですが、「ここまで恐竜か」と驚きます。
先般も「羽二重」織物工業の青年部会指導に帰ってみると、
工事現場の看板にまで用いられ、
様々な恐竜には「フクイなんとかザウルス」まで、
どんどんと発見されているようです。
そして恐竜博物館は、ボランティア組織での運営など、
新たな博物館のあり方としては注目。
全国の小学生男の子たちには「聖地」が勝山市だそうです。
私も一時期は恐竜の名前や図鑑を一通り完読。
男の子にとっては、
とめどない古代への夢のロマンあふれる恐竜たちです。
最近では、羽毛もあったとか、まだ恐竜の実在的な色彩も不明ですが、
アルゼンチノサウルスやディプロドクスの巨大さは、
長さが30mで100tとか聞くと、これは船舶と同等の大きさに感じます。
今は自宅には唯一のティノサウルスが一頭います。
いわゆる巨大動物は象やキリンやカバ程度でも
彼らの大きさは実感できますが、
こうした恐竜たちが生きていた時代となるとそれは想像を絶します。
勝山市北谷近辺は加越国境の山々が、大長山から烏帽子岳などが、
白山山系の手前にあり、高校時代にはすべて縦走しています。
今でも白山手前への加越国境の山々はすべて名前と、
高校時代に縦走していた思い出が重なります。
この縦走訓練が、
大学時代の後立山・立山・剣岳それから針ノ木峠に出て、
そこから一気に大町駅に下ることを4年間やっていました。
私が高校時代には勝山市北谷ならば、イワナが捕れる山系でしかなく、
まさか、この勝山市が恐竜の中心地となって、
福井県が恐竜の街として、これほど私が帰省するたびに、
ここまで恐竜で語っていると思うほどですが、
プロのデザイナーとして、地方活性のシンボルとするならば、
まだまだ知恵不足なことは確かなようです。
もっともっと、「恐竜の聖地」になっていってもらいたいものです。
Tags: 4年間, アルゼンチノサウルス, イワナ, カバ, キリン, ザウルス, シンボル, ティノサウルス, ディプロドクス, デザイナー, デザイン, プロ, ボランティア組織, ロマン, 不明, 中心地, 全国, 剣岳, 加越国境, 勝山市, 勝山市北谷, 博物館, 古代, 名前, 唯一, 図鑑, 圧倒的, 地方活性, 夢, 大学時代, 大町駅, 大長山, 完読, 実在的, 実感, 展示, 山々, 山系, 工事現場, 巨大, 巨大動物, 帰省, 後立山, 思い出, 恐竜, 恐竜の聖地, 想像, 意味, 指導, 時代, 本物, 注目, 烏帽子岳, 田舎街, 男の子, 発見, 白山, 看板, 知恵不足, 福井県, 福井駅, 立山, 米国, 縦走, 縦走訓練, 織物工業, 羽二重, 羽毛, 自宅, 自然史博物館, 船舶, 色彩, 街, 記憶, 象, 運営, 金沢駅, 針ノ木峠, 青年部会, 面白さ, 高校時代
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
9月 19th, 2015 Posted 12:00 AM
9月19日 友引(戊戌)
デザインによる造形は、
集合体となる要素を形態の各部位や部品、
表面性、素材感などの統合性と総合性に集約されるものである。
In design, creating a form is like
converging the different parts, surface, touch, etc. in a single unified body.
『artificial heart:川崎和男展』 分割としてのデザイン