3月 22nd, 2011 Posted 12:00 AM
M9.0大震災は、1000年に一度ゆえ想定外。
さらに、原電事故はフェールセーフへの過信。
日本は敗戦後の大復興から復活を果たしてきましたが、
もう一度、私たち・日本は復興と再建を余儀なくされました。
私はすでに天災ということではなくて、
これほど科学と技術で人間生活を日常化してきた限り、
天災もすべからく人災が呼び込んでいるとさえ思います。
天災を想定外と言わざるを得ないとすれば、
天災と戦災で包囲されている地球上の生命体である人間は、
自らが人災を引き込んでいると断言すべきかもしれません。
特に、原子力発電に関しては、
社会的賛否を常に対立させてきました。
一方は「安全神話」に、
一方は「核アレルギーでの全否定」にと、
相反したままに電力会社と都市文明の利得が優先されてきたことは事実です。
となれば、日本は戦災で被曝し、今度は天災で被曝寸前状況になっています。
私は、人類が生み出してしまった科学成果、
このアポリア=解決不可能の思考停止にこそ、
より積極的に立ち向かっていく「生」を対称化すべきと考えてきました。
職能・デザイナーとして、デザインの本質と結論しています。
したがって、原電推進でも反原発でもありません。
人類の、たかがデザイナーに過ぎませんが、
されどデザイナーとして、真摯真剣に、
アポリア脱出を使命・義務としての
行学実務を生きがいにしたいと思っています。
敗戦後、復活をまた余儀なくされました。
私自身、健常者から身障者として、二重苦を受け入れています。
それだからこそ、多分もう残された時間では、
復旧・復興・復活まで見届けることはできないとも推測しています。
しかし、されどデザイナーとして限界まで、
デザイン職能で生き尽くしたいと祈念しています。
原電は「建設」ではなくて「生産」です。
「規模のダウンサイジング」と「社会制度の高密度情報化制御」が、
原子力への千年計画デザインであるべきでしょう。
「推進」と「反原発」を止揚しなければ、この国難解決は不可能であり、
人智の行学実務に、あらためてデザイン位置を確認しています。
Tags: 1000年に一度, M9.0大震災, アポリア, ダウンサイジング, デザイン位置, フェールセーフ, 千年計画, 原電事故, 反原発, 国難解決止揚, 天災で被曝寸前, 安全神話, 想定外, 戦災で被曝, 推進, 敗戦後の大復興, 核アレルギー, 社会的賛否, 行学実務, 高密度情報化制御
Posted in 091 「東日本大震災」, 資本主義から逃走せよ!
目次を見る
3月 21st, 2011 Posted 10:00 AM
3月21日 赤口(乙亥)
私が口癖とする、
デザイナーの提案は、
社会が容認するわがままに他ならない。
わがままの強烈さに、
社会が、企業が
どうイエスといってくれるかである。
『デザイナーは喧嘩師であれ』あとがき
目次を見る
3月 21st, 2011 Posted 12:01 AM
大震災は大津波で東日本を破壊。
その上に福島原電事故に連鎖。
この10日間、夜明けまでTV報道を見続けています。
原電事故においては、今日も懸命の自衛隊・消防隊・警官隊が、
身代わりになっていただくがごとく、
「冷やす」献身的活動にひたすらです。
彼らの無事を祈るばかりです。
私は、このブログを自身への義務としています。
正直、現場シーンを見続けているので言葉を失いそうになります。
まず言葉を失わないことで、自分の思考バランスを保っています。
昭和23年は福井大震災で、私の生命がやっと母の胎内にありました。
今は亡き父母、祖父母、親戚から語り継がれた話を抱いて生きてきました。
そしてこれから多分復興し復活までどれだけの日々が必要なのでしょうか。
神戸震災もようやく16年目の現在は復興を果たしました。
日本人の力量です。
しかし、今回は原電事故が重なり、
放射性物質・放射線・放射能、
そしてその単位まで全国民が知れば知るほど、その不安に襲われています。
知りすぎる必要も無い術語を知ることは恐怖に繋がってしまいます。
しかし、無知であってはさらに自身も周囲も護れません。
今度は放射能被曝情報その外電が国内の不安感増長にもなり始めています。
私は、毎年最低4~5回以上は、CTやレントゲン検診を受けています。
すでにどれほど放射線から放射能が蓄積されているのでしょう。
放射線レベルは時間当たりの照射度数でしかありません。
放射能が体内に蓄積されるのは個人差があるでしょう。
これから、復興に私たち日本人は向かっていかなければなりません。
「これから」を、
私たちはそれぞれの職能の役割に懸命でありたいと思うばかりです。
目次を見る
3月 20th, 2011 Posted 10:00 AM
3月20日 大安(甲戌)
ともかく、
モノを設計し創作し創造する者は、
いつでも、
「こうあらねばならないのだ!」
という想いが強烈でなければならない。
『デザイナーは喧嘩師であれ』あとがき
目次を見る
3月 20th, 2011 Posted 12:00 AM
最悪の事態でも冷静さを。
長期計画での復旧から復興へ。
もう一度、日本の奇跡へ。
M9.0以上もありうる意識を持たなければならない日本列島の我々。
M20(彗星衝突)すら念頭にする気概が必要でしょう。
以上は、諦観=あきらめ=resignです。
あきらめ=resignといっても、諦観での決意です。
すでに原電事故は海外ではAccidentではなくてCrisisです。
原電事故の対策対応には納得できない方法だと私は判断しています。
阪神大震災は、懸命に復旧し復興まで10年を要しました。
今回は、おそらく20年以上かかるでしょう。
万一、放射能被害を最悪に勘案すれば、
50年、100年という歴史的な解決が復興となるでしょう。
最悪のシナリオ準備にというのは深刻さに他なりません。
こうした想像は危惧であり杞憂であってほしいわけです。
決してパニックにならないような市民意識の人智的冷静さ、
その準備に入るべきだと私は思います。
私は自分自身が交通被災により車椅子、
さらに被災が原因で心臓障害者です。
この体験から、諦めて生きる=resignをdesignしてきた人間です。
resign=諦めて生きることでこそ、
やがて「幸い」なことが必ず蓄積されていくと確信しています。
おそらく、原子力発電や原子力運用には、
これまで以上に「反核意識」一辺倒が推測できます。
しかし、未来はあらためて原子力との共存の方が、
自然との共存よりも予測可能性があるものと私は冷徹に考えています。
日本は戦争で被曝し、今度は天災で被曝しました。
軟弱極まりない土壌上に花綵の祖国が乗っています。
だから私たちは、さらに科学と技術で、
原子力と対峙していかなければならない民族だと諦観すべきでしょう。
私はデザイナーとして原子力と対峙と対決で共存していきます。
Tags: Accident, Crisis, M20, M9.0, resign, resignをdesign, 冷静さ, 危惧, 原子力との共存, 反核意識, 天災で被曝, 市民意識の人智的冷静さ, 彗星衝突, 復旧, 復興, 戦争で被曝, 放射能被害, 最悪のシナリオ準備, 最悪の事態, 杞憂, 花綵の祖国, 諦観, 長期計画
Posted in 091 「東日本大震災」, 資本主義から逃走せよ!
目次を見る
3月 19th, 2011 Posted 10:00 AM
目次を見る
3月 19th, 2011 Posted 12:00 AM
大震災・津波・さらに原発事故とは正直不安です。
二つの眼差し、それら情報から判断が必要でしょう。
それは、国内メディアと海外メディアの視線です。
国内は、ともかくパニック防止が基準であり、
希望的観測ベクトル。
海外は自国民の安全と、
被災地の実情評価が冷徹なほど正確さがあります。
だから、海外メディアから知らされる報道は、
不安さが自分の中で増幅されます。
しかしこの不安さと真正面から向かい合う必要があるでしょう。
福井県眼鏡組合は、なんとか3000個の老眼鏡を被災地へと計画実施します。
ところがカナダから10000個が税関に来ましたが、
「老眼鏡は薬事法により、制定認可が国内は必要」ゆえ、
配布不可能になっています。
実務担当者は、必要性に個人的理解ができても、
法律的判断はマニュアル化されています。
「自己調整レンズ眼鏡の開発・アフリカ向け」に私自身関わってきたので、
その財団にメールを出して、寄贈を検討してもらっています。
デザイナーにも、今、必要とされるピクトグラムで、
数値や言葉では理解できないコトを「表現」、
ビジュアルコミュニケーション制作提案を訴求しました。
若いデザイナーたちが、提案を送付してくれてます。
今、被災地現場と首都圏判断には格差が出ています。
特に原電現場は、すでに生命をかけています。
彼らが無事であってほしいけれど、
すでに限界が迫っている気配です。
海外の実務専門家判断の報道に比べると、
国内メディアはスタジオでの学者意見は不十分です。
不安さ、恐怖を乗り越えて、メディア報道、
国内と海外、二つの眼差しから情報獲得が必要です。
海外の友人から、
「日本人の君たちは必ず復興できる」とメールをくれます。
正しい情報判断で、「復興」を自答するばかりです。
Tags: ア, パニック防止, 二つの眼差, 原発事故, 国内メディ, 大震災, 希望的観測ベクトル, 復興, 日本人の君たちは必ず復興できる自国民の安全, 正しい情報判断, 津波, 海外メディア, 自己調整レンズ眼鏡
Posted in 091 「東日本大震災」, 資本主義から逃走せよ!
目次を見る
3月 18th, 2011 Posted 1:05 PM
3月18日 先負(壬申)
原発は「建設」してきたから、
設計精度や
メインテナンス性に信頼感無し。
よって、
「建設」から「生産」へ
「生産製品として」、
「分散配置」と「緊急回収」、
こうした社会システムが必要。
そして。
タービンレス設計へと転換すべきだ。
目次を見る
3月 18th, 2011 Posted 12:47 AM
首都圏からの報道が関西には届いていません。
まさか親友が被災してるとは思ってもいませんでした。
親友からまずメールが届き、
電話をしてもう唖然とするほど驚愕しました。
震源地は南下してきています。
日本列島はどうなっていくのでしょうか。
一挙に不安になりました。
親友は、きわめて慎重で「いつか、もし・・・」ということで、
毎晩バスタブに水を貯め、
一番大きな鍋にも水を確保する日常を癖にしているほどでした。
震度5強と液状化現象を本当に知ったという電話でした。
まさか、まさか・・・・だったのです。
被災地で5歳ぐらいの男の子が、
「津波を逮捕してやっつけに行く」というシーンが重なりました。
日本は「自然との共存」を伝統として、
「自然との調和」を願ってきたはずです。
しかし、震災に原電事故が追い打ちをかけています。
電力会社のこれまでの対応策がどうだったのか、とか、
計画停電、全面停電、
さらには本社と現場との乖離を問い詰めている場合ではありません。
全国民が、本当に一致団結して自然からの脅迫に抵抗していかなければなりません。
真に「命がけ」、平成の特攻隊という比喩は不謹慎ではありません。
自衛隊、警察官、各国からの救援隊、被災地、周辺から支援している公務員、
全員が立ち向かっておられます。
そして、関西でただ何も出来ない自分は感謝あるのみです。
デザイナーとして、様々な提案をしてきていますが、
何も具現化できずに、この大災害を迎えてしまった自分の無力さです。
「天災を差し向ける自然」とは共存などできません。
抵抗し、反撃という復興の自分なりの役割を必ずしていく所存です。
目次を見る
3月 17th, 2011 Posted 9:50 PM
目次を見る