kazuo kawasaki's official blog

Archive for 1月, 2011


1月22日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 22nd, 2011  Posted 10:00 AM

1月22日 赤口(丁丑)

情報革命の後には、
次の三つの革命が必ず訪れる
という話を持ち出した。

「遺伝子革命」
「電磁波革命」
「光重合革命」

である。

『デザイナーは喧嘩師であれ』背後未来


目次を見る

「資本主義からの逃走」
   「3D液晶TVはおもしろいのに」    


   


     1月 22nd, 2011  Posted 12:00 AM

価格競争が製品技術を混乱
自宅のTVホームシアターを一新しました。
当初、量販店で3DTVを観たとき、
メーカー技術に大きな違いがありました。
だから、ほとんど興味がありませんでした。
まして、エコポイント制度になって、
コストダウン競争に入った国内メーカーは、大きな技術格差が生まれてきました。
さらに価格競争に焦点化した商品開発では、
3D映像はまったく駄目なものばかりでした。
いかに低価格化を狙うと、技術後退が基本技術まで駄目にするかということです。
これではメーカーだけが騒いでいてもユーザーは説得されるわけがないと思いました。
特に、液晶ディバイスがほとんど韓国製に攻め込まれてからは、
国内液晶ディバイスは、ユニット価格差が拡大してから悲惨な状況になりました。
High Definition技術進化
しかし、たとえ韓国製であっても、
Definitionエンジンや液晶ディバイス支援技術では、
国内メーカーには明確な差違が生まれ始めました。
そして、液晶ディバイスの実装支援を可能にする技術進化が商品化されてからは
3Dの進化を認めることができるようになりました。
私自身、HD=High Definitionを、
世界で最初に商品化デザイン=FORIS.HDした経験がありましたから、
その進化の成果を比較評価することができます。
そして、自宅システムの再編を決心したのです。
出張でホテル滞在も多いので、
メーカーの基本技術はすべて進化やコスト対策まで読み取ることができます。
ホテルが導入する液晶TVは、
自動車でいえば、機種毎でのタクシー仕様のような基本性能です。
正直、液晶TVのデザインは、韓国製の進歩も著しく、
デザインが負けていると評価しなければならない事態が展開し始めています。
美しい3D画面
ところが一方では、価格競争を無視して、
飛び抜けて「美しい画面づくり」に徹しだした国内メーカーは韓国製技術を超えだしました。
国内3D画面のTVにはずば抜けているモノが出始めたのです。
3Dをホームシアター化する基本は、
High Definitionの液晶ディバイスとその強化エンジンやLEDバックライト方式にあります。
この広報広告がまったく欠落しています。
液晶TVの広報告知
いつまでも、芸能人イメージ重ねた商品アピール、
そのTV広報広告では真の説得性など伝わるわけがありません。
これからの本当の3D-HDとHiFiSystem開発を日本はやるべきです。
無論、ホーム内Wi-Fi化・Social Networkとの連携から、
あらゆる家電のロボット制御までがTV-Centerd Designになるべきです。
High speed HDMIすらまだまだ開発余地があるでしょう。


目次を見る

1月21日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 21st, 2011  Posted 10:00 AM

1月21日 大安(丙子)

私たちは
未来が目の前にあると錯覚している。
目の前には、
現在と過去があるに過ぎない。
未来は見えない。

「背中に未来を背負っている」
見える人にしか見えない

これが、
「Back to the Future」なのである。

『デザイナーは喧嘩師であれ』背後未来


目次を見る

「資本主義からの逃走」
     「3D画像と3D映像、ホログラム技術から学ぶ」


   


     1月 21st, 2011  Posted 1:01 AM

画像と映像
画像と映像は異なります。
しかし、
一般的にはその差異は語られません。
画像は「静止画」で、映像は「動画」というのは、
正確ではありませんし、まったく間違った解釈です。
画像は、直接的に写されり、撮された写像や撮像です。
映像は、間接的に、いわば投射、屈折映写された映像のことです。
私はモニター機器のデザインに携わってきました。
そして学び取ったことは、「うつす」という概念の差異性です。
日本の「写実主義」から解説を試みなければなりませんが、
それは専門家に任せます。
ともかく、「画像」と「映像」への洞察が必要でしょう。
「移す・遷す・写す・撮す・映す」このそれぞれへの技術と、
その技術で私たちが「何を、見つめる情報」を望んでいるかという考察結果を
デザインでまとめるということになります。
ホログラム映像=3Dの静止映像
私が音響から映像へという最初の体験は、「ホログラム技術」と出会ったことから出発しました。
車椅子生活となって、赤坂でフリーランスデザイナーになったときに、
「ホログラム」での広告宣伝のアドバイス業務が持ち込まれました。
ホログラム技術などまったく知らないままに飛び込みました。
ある海外有名ブランドの立体ポスターにホログラム印刷によって、
ホログラムは画像ではなくて映像だということを知った次第です。
このホログラムは、3Dの静止映像でした。
東京駅構内に、「空中に浮いた3D静止映像」を
広告宣伝デザインが出来た経験は大きかったことを思い出します。


目次を見る

1月20日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 20th, 2011  Posted 10:00 AM

1月20日 先負(丁卯)

「Back to the Future」といえば
映画のヒット作で有名になったことばだ。

しかし本来は、
ホメロスのオデュッセイアや、
ソフォクレスのエディプス王で
語られた言葉を敷衍したものである。

『デザイナーは喧嘩師であれ』背後未来


目次を見る

「資本主義からの逃走」
     「3D技術・Visualizationは民主主義維新になる」


   


     1月 20th, 2011  Posted 12:00 AM

Visualization民主主義維新
Visualizationは「情報化」手法です。
3D・光造形・RP・ホログラム技術の初期。
私には1985年頃からの経験があります。
そして、=「見える化」技術は、情報の共有化確認であり、
ひょっとすれば、民主主義を変革維新できるかもと想像しています。
まずこの前置きから、現実状況の実体験報告でこの予想をまとめてみたいと考えます。
3D-Visualization
今年、「地デジ化が実施」となります。
そこで、3D液晶TVの熾烈な市場競争が起こっています。
3Dの初期、3D-CADをそのまま画面からも3D開発のベンチャーを1990年頃から実体験してきました。
当初、メガネをかけることの抵抗感が相当ありました。
このメガネが良くありませんから。
したがって、各社の3D・TVに興味はありませんでした。
ところが、液晶ディバイスの進化・LEDやCELL技術進化は見事で驚きました。
3D映画もまず「楽しい」と感じました。
だから、3D市場開発が各社、本当に下手だと見つめてきました。
3D.HDは日本が世界をリード
私の実体験は、東芝中央研究所で2005年に「立体VISION」開発を見ました。
ちょうど、2006年・金沢21世紀現代美術館でとても大規模な私の個展を開催することができました。
その時に、東芝から展示用に2台「立体VISION Model」を貸し出していただき、
「人工心臓model」を展示することができました。
ちょうど、モニター開発も、Foris.TVやForis.HDをデザイン開発、商品化することもできました。
しかし、これからのモニター、特にHD(High Definition は世界で最初)は、
スタンドアローンであっては、未来なしという想いを引きずるようになりました。
そうした意味では、現状国内各社のTV開発はまだまだ駄目です。
しかし、韓国メーカーは「眼前の市場」しか見ていませんし、システム化が駄目です。
最近、私の市場調査と自宅システム検証からの確認になっています。
3D.HD Visualization System Network
この分野は、もっと3Dとそのシステム・ネットワーク化を詳細精密精微に開発できるのは、
日本のmade in Japanが世界市場をリードすることになるはずです。
デザイナーがもっとプロフェッショナルに、ネットワークシステム化提案が決め手でしょう。


目次を見る

1月19日Staff Blog


   


     1月 19th, 2011  Posted 5:52 PM

1月19日

年末の
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)
コレクションの棚卸しにて
久々に梱包を解いたところ、
KORGの古いシンセサイザーや
シーケンサーを発見。


シンセサイザー「KORG MS-20」と
シーケンサー「KORG SQ-10」が2台も、
そしてミキサー「TEAC MODEL 3」。
これで、BOSSは作曲をしていたらしい。


シンセサイザー「MS-20」


鍵盤の無い「KORG MS-50」


「MS-20」の上に 「SQ-10」。
実際にはこんな配置でしょうか。

ちなみに現在BOSSは、
このシンセサイザーのiPad版、
iMS-20を導入中です。


目次を見る

1月19日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 19th, 2011  Posted 9:30 AM

1月19日先負(甲戌)

奇天然なモノやコトは、
それ自体が目立っているから
発見するのはたやすい。
しかしそれに近づいていくには、
実は真の勇気が求められる。

『デザインの極道論』好奇


目次を見る

「資本主義からの逃走」
     「多様性の前に意識の中の『維新』を再検証」


   


     1月 19th, 2011  Posted 12:00 AM

歴史的DNAの言葉・維新
意識には先天性・後天性があります。
その先天性には、民族性・個人性が関与しています。
民族性はきっと「歴史で培われたDNA」があるでしょう。
したがって、日本人には多様性意思が皆無であるDNAを確認します。
私は「維新・restoration」について明記しておくべきでしょう。
日本の歴史・日本人意思に革命・改革・改新という事例は、
「維新」という言葉で曖昧さと平和性に変位させています。
これが、私は意識・意思・多様性に多大な精神性を与えると判断しているわけです。
だから、「維新」という言葉への暗黙性を研磨し光沢を与えます。
「維新」は古典書二つから、「百事一新」という意味があります。

   ■ 『書経』
        <旧染汚俗、咸(みな)共に維(こ)れ新たなり>
   ■ 『詩経』
        <周は旧邦と雖も(いえども)、其命維(こ)れ新たなり>

1870年(明治3)1月3日の大教宣布の詔書では、次のように記載されました。
「百度維新、宜しく治教を明らかにし、以て惟神(かんながら)の道を宣揚すべし」という、
神道のイデオロギー、これは流血を最も嫌悪させます。
この嫌悪感をもって日本人をある種洗脳したしまったのかもしれません。
したがって、この日本人・一言語一民族を理想的に結集させるマニフェストになったのでしょう。
それは、昭和維新や平成維新という、
本来は革命とするタイトルを意識心理とインプリンティングしていると考えます。
このイデオロギーは、統一感であって多様性を拒絶しているのです。
この拒絶感が歴史的なDNAとして、私たち日本人には残存していると私は思っています。


目次を見る

1月18日Staff Blog


   


     1月 18th, 2011  Posted 5:00 PM

1月18日

出張の度に時間があれば立ち寄る
羽田空港の書斎館。
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)
話相手をしていただいている
仲良し店員さんからインクいただきました!

大分県限定、ご当地インクです。
早速、ビスコンティのタージマハルに
入れてみるそうです。


目次を見る