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Posts Tagged ‘NeXTSTEP’


『資本主義からの逃走』
 「Power Point・進化もしないソフトに
  才能を乗せているのは能無しを自己証明」


   


     1月 25th, 2010  Posted 7:17 PM

Light Show on NeXTSTEP
アップル10周年記念イベントで基調講演をしました。
その時にすでに私は、PowerPointを捨てました。
DECのDigital HiNote UltraにNeXTSTEPで、
NeXTでのLight Showを使いました。
これが現在のKeynoteにつながっています。
Apple JapanはDECの当時最も軽量で最薄ノートを、
舞台上で見えないことを条件にしたのです。

したがって、Keynoteが登場したとき、
私はどれほどうれしかったことでしょう。
そして、「プレゼンテーションの極意」を、
入院中に書き上げました。
今や、廃刊です。結構売れたはずなのですが・・・
担当者が退社されたからかもしれませんが、
再版されません。
Power Point信奉者が圧倒的だからなのでしょうが、
「自己才能を表現できないことを証明」してるのが、
いわゆる「パワポ信奉者」です!

大学関係者にどれだけ多いことでしょうか?
私が講演をやった後の講演者は必ず言います。
「川崎先生の後では本当にやりづらいし、
画面は美しくないです」と。
それなら、本当にKeynoteを使いこなしなさい、と
私は言いたいのです。
Keynote
Keynoteなら、
一画面上でMovieは8画面同時稼働します。
「パワポ」は?・・・ということです。
まして、「パワポ」の定型フォーマットに、
文字や写真やイラストは、
どうしてあれほど美しくないのでしょうか。
簡単です。
まったく「進化」していないからです。
Pawer Point2.0から何が進化しているのでしょうか?

プレゼンテーションというのは、
まさしく、「自己表現」です。
「自己表現」とは、自分の才能・創造力を証明します。
したがって、
「進化もしないソフト」に才能を乗せているのでは、
自分が如何に進歩しない才能無しを自己証明している、
そういうことではないでしょうか。
ただし、Keynote以上のソフト開発を、
私は「ある日本のベンダー」に期待しています。
VJソフト開発のベンダーなら必ずやるでしょう。
それはmade in Japan製で世界制覇してほしいのです。
プレゼソフトの選別は自己証明を決定する!


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『資本主義からの逃走』
 「色彩感覚とCAD感覚・05」


   


     1月 23rd, 2010  Posted 6:00 AM

Claris CAD
ALIAS本社でのCGトレーニングと同時に、
私はパソコンをデザインツールにすることに没頭。
2D-CADを追いかけていました。
最初に福井キヤノン社長=高校時代親友が、
Canonのパソコンを持ち込み、
プロッターまでそろえてくれました。
だから、当時は、相当高額だった「ワープロ」まで、
彼は提供してくれました。
結局「Claris CAD perfect manual」を上梓するまで、
のめり込んでいたのです。
この本はすでに廃刊ですが、
日本で最初のCAD教則本であり、
当時のパソコンCADについて米日での私の比較論を
書き上げていると思います。
なにしろ、MS-DOSからMacでの2D-CADは、
私を3D-CADに、
今では4D-CAD開発にまでいたっているのです。
1984年のMacintosh以来、ズーッとMacですから、
一時期は、NeXTSTEPもありましたが、
Mac OS Xになって、EWSのUNIXも、
私の体験の中で培われたのだと思います。
今、bit世界に、「点・線・面」思考も、
bit色彩感覚論も、
私のデザイン手法を再構築し直してくれました。
よく、「コンピューターでデザインが変になった」、
とか言われる方々がおられますが、
それは「まったく間違っています」。
コンピューターに向かえば向かうほど、
そしてコンピューターでの限界を知り尽くせば、
「本来のデザイン」を二つの視点から捉え直すのです。
その結果が、
私が「手描きスケッチ」の重要さを主張するわけです。


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『資本主義からの逃走』
 
*なぜ「神の国」を、
それは資本主義・日本の骨子だからです*


   


     11月 22nd, 2009  Posted 9:00 PM

「資本主義からの逃走」を書き始めたのは、
日本人として、デザイナーとして、
さらに、大学人としての日本への「想い」からです。
091122kaminokuni

確かに、
「神の国」というからには、
そこには、教義・天皇制・右翼的発想・敗戦国家論、
ややもすれば、反米感情、左翼否定論などが、
表現となり、読者諸兄は、川崎和男の過激性のみを
「やはりか・・・」と納得されたりされていると思います。
そして、
川崎発言への反感・反撃姿勢を買うことは
十二分に承知しています。
あるいは
きわめて右翼側や国体制での合都合性を叶えています。

しかし、
私の本意は、このようなレベルに、
このブログ発言を書き述べているわけではありません。
「資本主義から逃走しなければならないのです!」
「民主主義へも懐疑心を持つ必然の時期にあるのです!」
結果は、明前です。
それは、私がデザイナーであり、
「デザイン」という「理想主義」で、
具体的に、Peace-Keeping Design=PKD
Bottom of the Pyramid=BOP-Businessで、
日本の産業構造・制度設計・文化体制を変革したいからに
他なりません。
そのためには、すでに忘却していたり、
無評価である近代史、
少なからず、江戸後期から明治維新、戦中・戦後、
そして現代を、
整理する視座を私の視界でとらえておきたいからです。
それが、「理想主義者であるデザイナーの職能思想」です。

たとえば、ささやかなことであっても、
多少、(自慢げに)書き残します。
一昨日、福山市で久々に、建築職能の方々に、
講演会を開催していただきました。
20年前、福山市は、
当時一番日本で「地方活性化のデザイン会議」が活発でした。
その会議で発言した、同世代のデザイナーはほぼ、
今や、デザイン系大学で大学人になっています。
また、
PowerPointというプレゼンテーションソフトは、
私がMacintosh SE(SE/30の前機種)に回路を組み込み、
透明液晶のオーバーヘッドで投影した、
おそらく世界で最初にプレゼンテーションをした所です。
先般はスタッフブログで紹介した3画面を使用しました。
16:9でKeynote、
これもNeXTSTEPでのLight Showから
進化しているツールです。
私は、こうしたささやかなコンテクスト活動の
集大成から、「デザインが世界・日本を変える」ことを
発言していきたいのです。


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