7月11日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design
7月 11th, 2021 Posted 12:00 AM
目次を見る
4月 5th, 2019 Posted 12:00 AM
私とメガネデザインはもう30数年になります。
最初の頃は、まず国際的な賞を受賞してほしいということでした。
その当時 、賢明に考えて「アンチ・グラビティ」として
重力を感じさせない機構のメガネをデザインしました。
それはドイツで、iF賞を受賞することが出来ました。
その機構を持って、今の会長がメガネ業界の人と会いましたが、
実は「これを業界で出されては困る」となり販売が先延ばしになりました。
その方も亡くなり、とうとうようやく販売が開始されます。
ところが、30数年間も携わっていると、
ダメなところがあることに気付きます。
さらに、次には、「アンチ・テンション」を考えつき、
2000年にフランスの「シルモ賞」を日本で初めて受賞しました。
そこから、メガネ業界はこのモノマネが横行しています。
会長は最初、そういった訴訟にも時間を割いていました。
今でこそ、私も自分のデザインのラインを明確にし提案、
管理していますが、私のデザイン案が流出し、
あるメガネブランドの一種のアイコンとなっているモノもあります。
私はまた新たなアイディアを試行しています。
さらに、私は「アンチ・〇〇」とか「アンチ・△△」を練っています。
そうは言っても、そろそろ私は誰かに引き継ぎたいなと思っています。
またメガネデザインの経験と知識を広く伝えたいとも考えています。
やり残しているプリズム光線の屈折で見えるレンズのないメガネ、
脳内周波数と一致するメガネは私が実現したいのです。
おそらく、これまでの産地はやがて新しさに負けていくのかも知れません。
Tags: 2000年, 30数年, IF賞, アイコン, アンチ・△△, アンチ・〇〇, アンチ・グラビティ, アンチ・テンション, シルモ賞, ダメ, デザイン案, ドイツ, フランス, プリズム光線, メガネ, メガネブランド, メガネ業界, モノ, モノマネ, ライン, レンズ, 亡, 会長, 先延ばし, 初めて, 受賞, 困る, 国際, 屈折, 引き継, 提案, 新しさ, 明確, 横行, 機構, 気付, 流出, 知識, 管理, 経験, 練, 脳内周波数, 訴訟, 試行, 誰か, 販売, 賢明, 重力, 開始
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
5月 18th, 2016 Posted 12:00 AM
オーディオデザインに懸命だった若き日に、
アンプのツマミ設計で「ガラス」素材を試行していた時代がありました。
ちょうど後輩がガラスメーカーのデザイン室にいて
いくつか試作を現場=工場につめて取り組んでいたことがあります。
ツマミと部品、ボリュームなどの取り付けに苦しんでいました。
ようやく、3個ほどの試作を持ち帰りましたが、
技術側も営業側もまだまだ入社間も無い私は両方から苛められていました。
若いときから「売られた喧嘩」と考える私は、
なんとしても実現したくて、「30代以上は口出すな」という気迫でした。
しかし、チーフに説得された生産コストで納得しました。
ガラスを使うという私の狙いが、今、私の車AMに適用されています。
なんとも、素晴らしい仕上がりであり、透明ガラスと機構とは、
透明ガラスの底にはエンブレムロゴが入っていて、
「そうか、ここまでの仕上げが出来るんだ」と思い、
この製造方法を聞くと、これは宝石加工メーカーに別注らしいのです。
その他のキーホルダーや、ジッポーライターのエンブレムも
すべてそのメーカー製ならではの仕上げが出来ています。
工業デザイナーは「高級品の仕上げを知らないから、
覚えてきなさい」と、上司に言われて、
銀座の和光に連日通ったことがあります。
そこでは、若者などがいる場所ではないために、
支配人に別室に呼ばれましたが、事情を話すと、
お店の方々に命令していただき、白い手袋をはめて、
高級時計やライター、そして宝飾品を実物で確かめました。
その支配人は、私のもう一人の師匠だったと思っています。
*『高級店での思い出・銀座で学ぶ』
*『インターラクションデザインの基本は可変抵抗器と指先』
*『物欲によるモノの美と美あるコトへの自分』
*『SZ-1000・私のオーディオ最終作だから』
*『万年筆メインテナンスから見えている現実』
Tags: 30代, AM, アンプ, エンブレム, オーディオ, ガラス, キーホルダー, ジッポー, ジッポウライター, チーフ, ツマミ, デザイン, デザイン室, ボリューム, メーカー, メーカー製, ライター, ロゴ, 上司, 両方, 事情, 仕上がり, 仕上げ, 入社, 別室, 別注, 加工メーカー, 取り付け, 命令, 和光, 喧嘩, 営業, 営業側, 場所, 売られた喧嘩, 宝石, 宝飾品, 実物, 実現, 工場, 工業デザイナー, 師匠, 底, 後輩, 懸命, 手袋, 技術, 技術側, 持ち帰り, 支配人, 時代, 時計, 機構, 気迫, 狙い, 現場, 生産コスト, 納得, 素晴らしい, 素材, 苛め, 若いとき, 若き日, 若者, 製造方法, 設計, 試作, 試行, 説得, 車, 透明, 透明ガラス, 適用, 部品, 銀座, 間も無い, 高級, 高級品, 高級時計
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
12月 25th, 2011 Posted 12:00 AM
Tags: 3.11, シンボル, ふるさと, 一本の松の木, 中国, 代表例, 元気, 全滅, 再生, 勇気, 北陸, 同胞の死, 回復, 塩害, 大津波, 威力, 希望, 復興, 接ぎ木, 新技術, 方法, 日本列島, 日本海岸, 景観, 未来, 松の木, 松ぼっくり, 松ぽっくり, 気高く, 津波, 海岸線, 準備, 滝沢村, 現地, 発芽, 破壊, 示唆, 絶滅, 自然, 被災, 記憶, 試行, 酸性雨, 防潮林, 防風林, 陸前高田市, 高田松原, 黄砂
Posted in 祈望から企望へ