10月 23rd, 2017 Posted 12:00 AM
随分と製造生産に時間がかかりました。
「ハンガー」の自分デザインです。
もはや「ハンガー」(衣類かけ)は、
もうビックリするほど廉価商品があるなかで、
なんとしても徹底的な形態言語となる「ハンガー」をまもなく発表します。
二本一組での商品化です。
造形言語としてはハンガー用途を最も意識しています。
私自身、テキスタイル・ファブリックの見本帳をデザインしている時、
繊維の見本帳で私がこれなら認められると思ったのは、
海外ファッションの著名デザイナーだけでした。
その時に、見本帳に紙素材でのハンギング要素が、
ハンガーになり得ると考えて、それを実現してもらえる
製造生産企業を見つけて、二つの狙いを市場展開に考えました。
プレゼント用とセレクトショップの商品展示用です。
この素材には、私のオーディオ機器で実現してきた仕上げを依頼。
多分、そこまでの仕上げは企業にとっては、大変に困難でしょう。
が、自称プロデューサーという同業のデザイナーの作品は、
PL法違反や商品重量などの手抜き商品の多さ、しかも売れてはいない現実を
私は確認して、デザイン方向の間違いを指摘しました。
きわめてその企業は素直、率直に企業方針を再考していただけるのです。
日本のモノづくりの徹底した手本をこの製品の商品化で紹介することでした。
当然、いわゆる製品使用法についての「取説」は、今後はパッケージで、
一度確認してもらうということです。一応、日本語と英語のみです。
商品によっては、製品取説がブック仕様やリーフレット仕様は
もはや駄目でしょうし、世界での取説だと最低13〜24ヶ国語ほど必要です。
そこで、全てを「イラスト図」だけ、
今後、このメーカーはパッケージと製品修繕カードで十分です。
あるいは、バーコードでwebsite表示で十分です。
websiteでもこれまでの取説仕様は一新すべきです。
正直、取説は企業の使用者責任逃れ的なことが多く書かれています。
万一、製品を武器としたり、書かれていないことで、怪我などがあれば、
これは企業保証が求められます。
使用者の個人的な自己責任を起こさないこと全てが必要です。
このハンガーは、間も無く市場に出てくることになります。
製品の詳細な仕上げや、パッケージデザインにこれからの商品説明が、
万人に共通だということを是非とも確認してください。
* 『「織物・布の感性的評価軸=オノマトペ」産地福井から発信』
* 「欧州の紋章とタータンチェックから学ぶこと」
* 「ブランド の表現統一には、センスと見識あるディレクターが必然」
* 『デザインでデザイナーが美しさをどう創るか』
* 『ダビンチのスケッチに想像力は皆無だ、創造のためだ』
Tags: PL法違反, website, イラスト図, ヶ国語, テキスタイル, デザイン方向, バーコード, パッケージデザイン, ハンギング要素, ファッション, ファブリック, ブック仕様, プロデューサー, リーフレット仕様, 使用者責任, 修繕カード, 取説, 商品, 商品説明, 商品重量, 市場展開, 廉価, 廉価商品, 形態言語, 怪我, 指摘, 武器, 生産, 用途, 紙素材, 自称, 著名デザイナー, 衣類かけ, 製品使用法, 製造, 見本帳, 責任逃れ, 造形言語, 重量
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
5月 2nd, 2013 Posted 12:00 AM
これは単純には市松模様にすぎません。
しかし、著名ブランドがしたたかに商品シリーズに加えると、
それですっかりそのブランドの決定的な商品価値、
いや記号価値になってしまいます。
私自身もこのブランドのこの記号価値を日常に取り込んで、
どこまで自分のアイデンティティと重ねられるのだろう、と、
取り組んで使ってみています。
もちろん、それは弱点も少なからずありますが、
現代の流行現象に覆い被さっていて、
元来は「市松模様」であったことが、
すっかりこのメーカーのオリジナリティに変化しつつあります。
しかし、日本刺繍での「市松模様」とは
明確な違いには至っていません。
私の祖母は日本刺繍を教えていました。
刺繍というのは世界各国にありますが、その国独自の手法です。
その手法は、中東・アジア・オセアニアに根付いたモノです。
とりわけ、わが国は自然界と幾何学系に独特の図柄があります。
祖母が残してくれたとても分厚い見本帳が見つかりません。
ほとんどが私の記憶の中にあります。
したがって、刺繍のそれも幾何学模様で、
「市松模様」には常に注目をしてきました。
そしてこの市松模様が、
実は現代テクノロジーで見事に開花したのです。
それはコンピュータ・モニターの液晶での
ピクセルであり、2009年には英国でついには、
「Bits from Bytes」で、これは点から線になりました。
私が、光造形で発見した、
「点(ピクセル)はやがて正方形に至る」というのは、
実際上は、この「市松模様」だったわけです。
私がこの模様をデザインで現代に持ち込んだのは、
一人のインテリアデザイナー、デザインチームと、
このブランドだったと思ってます。
このブランドのシリーズを日常化のモノに適用するたびに、
次世代にもこの「模様」そのものが、
新技術・新素材・新記号になると思っています。
Tags: 2009年, Bits from Bytes, アイデンティティ, アジア, インテリアデザイナー, オセアニア, オリジナリティ, コンピュータ, シリーズ, デザイン, デザインチーム, ピクセル, ブランド, メーカー, モニター, 世界各国, 中東, 光造形, 商品, 商品価値, 図柄, 市松模様, 幾何学, 幾何学模様, 弱点, 新技術, 新素材, 新記号, 日常化, 日本刺繍, 次世代, 正方形, 流行現象, 液晶, 点から線, 現代, 現代テクノロジー, 祖母, 自然界, 英国, 見本帳, 記号価値, 開花
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
12月 3rd, 2011 Posted 12:15 AM
最近は、iPadでのひらがな練習が好きです。
それは、スタイラスが随分と進化してきたからです。
oStylusはその一つです。
ひらがな練習には、
「梅雪かな帖」・「古典かな字艦」が手頃なお手本、
それに東京書道教育会の「筆順」電子手帳が便利です。
これが私のひらがな練習のツール類です。
コンピュータ上で、書道が可能になったのは、
確か、演算星組というソフト会社を思い出します。
そしてこの会社が日本で最初にMacWorldに出展しました。
多分、Machintosh Plusが出た1986,7,8年頃だったと思います。
1988年にはPostScriptが発表されて、
ベジェ曲線での描画ツール「Illustrator88」が登場。
だから私にはそんな記憶があります。
演算星組の「Mac書道」をMacWorld EXPOで見たとき、
「日本からMacソフトが、それも書道ソフト!」です。
私はとても感激し感動した思い出があります。
iPadで「ひらがな=草書体」にすぐに挑戦しましたが、
スタイラス・最適ソフトが無くて諦めましたが、
今ではこうした「見本帳」や「電子手帳」を傍らにすれば、
十分に練習ができます。
ともかく、息抜きにiPadで練習をしています。
来年の「書き初め」はiPadでしてみたいと思っています。
Tags: Illustrator88, iPad, Machintosh Plus, MacWorld, Macソフト, Mac書道, ostylus, PostScript, コンピュータ, スタイラス, ひらがな, ひらがな練習, ベジェ曲線, 古典かな字艦, 息抜き, 感動, 感激, 挑戦, 描画, 書き初め, 書道, 書道ソフト, 東京書道教育会, 梅雪かな帖, 演算星組, 筆順電子手帳, 練習, 草書体, 見本, 見本帳, 記憶, 進化, 電子手帳
Posted in 祈望から企望へ
目次を見る