2月11日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design
2月 11th, 2021 Posted 12:00 AM
目次を見る
10月 10th, 2015 Posted 12:00 AM
デザイナーとしてとても惜しいモノコト=物事デザインは
喫煙具関係です。
人間が喫煙習慣を積み重ねてきた歴史は、
工芸品ともいえる数々のモノを生み出して趣味性が蓄積してきた
美しいモノが一杯ありました。
心臓を痛めてからすぐに禁煙しましたが、60代になったら
もう構わないだろう。
むしろ、喫煙具の美しさは自分の周辺に置いて置くべきだとさえ、
考えて、ワイフには時々叱られますが、
喫煙具の美しさは丹念にもう一度覚えておきたいからと、
収集してしまいます。
特にライターの名品は「ジッポー」です。
確か1930年代に創られたオイルライターは発明者の名前も知りませんが、
ジッポーライターの構成要素の簡潔さは、デザインの基本の基本です。
まず、インサイドユニットとボトムケース、リッドとヒンジ、
ジッポーはその装飾性では、様々なシリーズが出来上がってしまいます。
インサイドユニットには、綿球=オイルボール、と摩擦による発火石は、
確かにアウトドアから軍事品としても、
面白い逸話を一杯生み出してきました。
綿球から芯=ウィックにフリントとフリントホールが摩擦で
「発火」します。
それは、少なからず「文明」を発火させたといえるでしょう。
だから、このブログでもどうしても書いて置きたいテーマです。
文明としての火は、食物を焼いて飢えをしのぎ、
火の暖かさゆえに寒さから身体を守ってくれたわけです。
ジッポーとナイフは人間の必需品であることは間違いありません。
私は綿球だけを買い求めてもう一度詰め込み直しをします。
これで、オイルの長持ちを決めることができるのです。
映画で登場するジッポーの、リッドとヒンジの音はとても心地よいのです。
だから、そのジッポーの音は確かめざるを得ません。
芯材=ウィックはその長さで炎の大きさを調整できます。
それこそ真っ暗闇でジッポーの光は、
西洋が生み出した「あかり」なのです。
もはや私はデジタルサイネージどころではないということを
自宅玄関で実験し、
これを「デジタルアッサンブラージュ」と名付けました。
それは映像とLED、ともにデジタルな技術で「あかり」を制御するのです。
それには、日本的なあかり=蝋燭と、
西洋的なあかり=ジッポーをコントロールする必要があります。
このハードとソフトの開発を発表していくつもりです。
Tags: 60代, LED, アウトドア, あかり, インサイドユニット, ウィック, オイル, オイルボール, オイルライター, コントロール, ジッポー, シリーズ, ソフト, テーマ, デザイナー, デザイン, デジタル, デジタルアッサンブラージュ, デジタルサイネージ, ナイフ, ハード, ヒンジ, フリント, フリントホール, ブログ, ボトムケース, モノ, モノコト, ライター, リッド, ワイフ, 丹念, 人間, 制御, 収集, 名前, 名品, 周辺, 喫煙具, 喫煙具関係, 喫煙習慣, 基本, 実験, 工芸品, 心臓, 必需品, 技術, 摩擦, 文明, 日本的, 映画, 構成要素, 歴史, 火, 炎, 物事デザイン, 発明者, 発火, 発火石, 発表, 登場, 真っ暗闇, 禁煙, 積み重ね, 簡潔, 綿球, 美しいモノ, 美しさ, 自宅玄関, 芯, 蓄積, 蝋燭, 装飾性, 西洋的, 調整, 趣味性, 身体, 軍事品, 逸話, 開発, 音, 食物, 飢え
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
9月 23rd, 2015 Posted 12:00 AM
声喩・擬音語・擬態語として
「オノマトペ」の学術論文がようやく査読OK。
これは私が長い間、繊維の性質分類の感性評価軸、
その設定をめざしてスタッフを中心に、福井県織物組合の青年部会と、
擬音語で、布感覚評価をしてきたことを学術的に、
感性工学会に提示してきたものでした。
提案から1年半かかったことになります。
かねてより、繊維・布には七つの手触り感覚での分類がありました。
しかし、数値化不可能であり、プラスチックが金属化をめざしていた、
その手法に触発されて、まず我々はその感性評価の6角形に、
さらに「しなやかさ」を付け加える道具で、
布の手触り感覚評価を随分と積み重ねましたが、所詮、それは、
大人たちの感覚に頼りきっていることに気づき、
保育園児たちに彼らの感覚評価を求めてみました。
「ぬめり」・「しゃり」・「きしみ」は幼児達の語彙には無く、
それゆえに、彼らは頬に押し当てたり、噛んでみたり、嗅いでみたりと、
彼らの五感に布の感覚はまさに新しい擬音語まで突出する有様でした。
これによって「羽二重:HUBTAE」ブランドの
参考見本帳の感性評価軸ができました。
ちょうど同じくして、二つの現象が起こってきています。
ひとつは、ビールCF表現での「ぐびぐび」、「ごくごく」とかを
未成年の飲酒禁止表現でのあり方検証になっています。
またもう一つは、
医学特に、問診でのどこが痛いかを伝えるオノマトペ運用があります。
「ずきずき痛む」、「きりきり差し込む」などは、
患者とドクターとの会話での感覚伝達になりますから、
これをさらに突き詰めていくことで、背中、胃周辺など、
体の一部への痛度評価になるという研究が出現していることです。
このことを大阪大学医学系研究科でも、
痛度の「オノマトペ感性評価軸研究」に
明確に持ち込むことが可能になりました。
地方産業、その繊維の感性評価軸への「オノマトペ運用」は
デザインにおける一つの
それも大きな感性評価が可能だということです。
そのためには、擬音語や擬態語の収集と伝達によって、
これら擬音語が少なくとも三つ重なった時には、
感覚伝達の共有化が必ず叶うのではないだろうかということです。
おそらく「オノマトペ」というラテン語からフランス語になっていった
ことばが感覚伝達をすることは確実になったと思っています。
Tags: 6角形, CF, HUBTAE, オノマトペ, オノマトペ感性評価軸研究, オノマトペ運用, きしみ, きりきり, ぐびぐび, しなやかさ, しゃり, ずきずき, スタッフ, デザイン, ドクター, ぬめり, ビール, プラスチック, フランス語, ブランド, ラテン語, 七つ, 中心, 五感, 会話, 伝える, 伝達, 共有化, 出現, 分類, 医学, 参考見本帳, 収集, 可能, 叶う, 問診, 地方産業, 声喩, 大人, 大阪大学医学系研究科, 学術的, 学術論文, 布, 布感覚評価, 幼稚園児, 性質分類, 患者, 感性工学会, 感性評価, 感性評価軸, 感覚, 感覚伝達, 感覚評価, 手法, 手触り感覚, 手触り感覚評価, 提案, 提示, 擬態語, 擬音語, 数値化不可能, 未成年, 査読, 検証, 現象, 痛い, 痛度, 痛度評価, 研究, 禁止, 福井県織物組合, 積み重ね, 繊維, 羽二重, 表現, 触発, 設定, 語彙, 道具, 金属化, 青年部会, 頬, 飲酒
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務