『デザイン言語表現がコンシリエンスデザインになる』
4月 24th, 2016 Posted 12:00 AM
デザインは表現営為です。
したがってデザインされた表現の形態は言語だと言えます。
そこで、デザイン形態=「デザイン言語」と呼びます。
そのデザイン言語は、意味する意図(intention)を
造形言語=designing language、
意味されている内容(contents)を
形態言語=designed languageと、その二つで成立しています。
そして最近、この言語の背景にある知識や知恵という根幹こそsilience、
いわゆる日常ではほとんど無意識である「知性の核心」だと理解しました。
この無意識である知性こそデザイナーの知的背景だと決定できます。
コンシリエンスデザインこそ、知性の統合されたデザイナー能力であり、
言語表現に込められた意図と内容は、
すでに目論まれていたプライミング効果、
すなわちデザインの効用と効果を成し遂げるものになると断言します。
自分としては、コンシリエンスデザインという位置づけは、
明確にデザイン手法、その論理を言語化して、
その意味論は記号論へと向かわせることが出来たと自負しています。
これまでのデザインはすぐに機能で語られ、
装飾ある形態論に終始していましたが、
ここから明らかに小論的な論理を持って、
記号学に向かってきていると明言します。
さらに、デザイン知性は必ずスケッチでその言語展開が必要です。
それは「手」で描かれた発想表現が
プライミング効果になるということです。
*『記号論でのコンシリエンスデザイン』
*『かたちの意味・造形言語と形態言語』
*『記号論は脱構築に向かっていった「かたち論」』
*『アナログスケッチからデジタルスケッチへ・・』
*『Padスケッチにすっかり馴れ親しんだ!』
Tags: Contents, designed language, designing language, intention, silience, コンシリエンスデザイン, スケッチ, デザイナー, デザイナー能力, デザイン, デザイン形態, デザイン手法, デザイン知性, デザイン言語, プライミング効果, 位置づけ, 内容, 効果, 効用, 小論的, 形態, 形態言語, 形態論, 必要, 意味されている内容, 意味する意図, 意味論, 意図, 成立, 手, 断言, 日常, 明確, 明言, 根幹, 機能, 決定, 無意識, 理解, 発想表現, 目論, 知性, 知性の核心, 知性の統合, 知恵, 知的背景, 知識, 終始, 背景, 自負, 表現, 表現営為, 装飾, 言語, 言語化, 言語展開, 言語表現, 記号学, 記号論, 論理, 造形言語
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る