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Posts Tagged ‘生産’


6月27日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     6月 27th, 2021  Posted 12:00 AM

6月27日 仏滅(丙午)

『元気としてのデザイン』

これまでの
生産と消費のデザインは
景気のための
デザインとして
消尽されるだけ
という結果を
知ってしまった。

artificial heart:川崎和男展


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6月22日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     6月 22nd, 2021  Posted 12:00 AM

6月22日 大安(辛丑)

『元気としてのデザイン』

生産は
消費と対応するだけでなく、
情報の消費が、
循環や
再生産や
修繕や
修理という
もうひとつの図式を
私達の意識に
届かせられるかどうか、
利益獲得だけでない
生産の分配が
インテリジェンスリアリズム
だろう。

artificial heart:川崎和男展


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6月21日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     6月 21st, 2021  Posted 12:00 AM

6月21日 仏滅(庚子)

『元気としてのデザイン』

そして、
生産と消費という図式が
経済を制御するという
インダストリアリズムは、
変化、
変質、
変換、
変革
せざるをえないと考える。

artificial heart:川崎和男展


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6月20日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     6月 20th, 2021  Posted 12:00 AM

6月20日 先負(己亥)

『元気としてのデザイン』

農業が農場を、
工業が工場を
生産の現場としたごとく、
情報は情場という空間で
創造されるだろう。

artificial heart:川崎和男展


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5月27日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     5月 27th, 2021  Posted 12:00 AM

5月27日 先勝(乙亥)

『観念としてのデザイン』

したがって、
コンセプトの
共有確認を
チームワークデザインの
軸とする手法は、
これまで同様、
功無く罪大きいモノ
=塵を生産することに
なるだろう。

artificial heart:川崎和男展


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5月23日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     5月 23rd, 2021  Posted 12:00 AM

5月23日 先負(辛未)

『観念としてのデザイン』

科学技術の成果として
現代が製造し
生産してきた
モノの体系は、
そのデザインの骨格に
コンセプチュアリズム
=概念化手法を
選別してきた。

artificial heart:川崎和男展


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12月5日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     12月 5th, 2020  Posted 12:00 AM

12月5日 赤口(壬午)

『指示としてのデザイン』

こうした印象を
記述不可能にする速度が
現代であり、
測定不可能な
生産と消費の加速度が
重力となってわれわれを
位置付けている。

artificial heart:川崎和男展


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9月19日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 19th, 2020  Posted 12:00 AM

9月19日 仏滅(乙丑)

『技術としてのデザイン』

さらにこの技術が、
産業として生産 と消費を
構造化してきた経緯もまた
理想社会の構築とは
かけ離れたものになっていることも
明白である。

artificial heart:川崎和男展


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『素材と塗装のインダストリアルデザイン・レポート』


   


     1月 18th, 2019  Posted 12:00 AM

なかなか、インダストリアルデザインにとっては、
守秘義務があるから、素材のことも書けません。
これまでも、タケフナイフビレッジの打刃物は
両側のステンレスに挟まれた鋼の開発からスタートしました。
そして増永眼鏡のフレームは軽さと剛性、強度などは
金属やプラスティックなどで素材開発をともかく創ってきました。
現在は、開発中のモノやその素材は書くことが出来ません。
そこで、FORIS.TVで使ってきた素材について
デザインレコードを書き留めておきます。
これは既製品のパンチングメタルではありません。
45度傾斜仕様の新しい型を起こしました。
初期のロットは30度傾斜のモノでしたが、斜めからよくよく見ると
内部のスピーカー像が浮かび上がるのが苦痛でした。
そこで、技術も一緒に、特殊な45度でのパンチング仕様を要しました。
それに合わせて塗装に関しても粉体塗装から静電塗装が要求されました。
そうすることで、パンチング孔の中まで美しく塗装ができ
内部のスピーカーは全く見えなくなります。
ここまでディテールにこだわり、
技術者がつきあってくれるメーカーでした。
ただ、今では、国内メーカーも海外製の生産だからとか、
国内メーカーでも、三流メーカーが格段に増え、
安かろうというのが増えているのは残念なことです。
今、私は、全く新しいモノ・素材・塗装を開発しています。


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『3台目のICD、その手術経過』


   


     11月 2nd, 2018  Posted 12:00 AM

2018/10/10に私は心臓の手術をしました。
正常なリズムを失った心臓に電気ショックを与え制御する医療機器、
ICD=植込み型除細動器の入れ替え手術です。
もちろん投薬治療で不整脈を抑えてはいますが、このICDの管理のもと
交通事故由来の私の心臓病とともに生きていけるのです。
丁度、前回の手術から8年目ゆえに取り替え=電池の取り替え時期でした。
当初は来年初め頃と思っていましたが、9月中旬に、
不整脈からICDで大きなショックを受けました。
このショックは失神してもいいくらいの衝撃でしたが、私は2回耐えました。
翌朝に阪大でICD内のデータを確かめましたが、ICDは初期化していました。
機器の動作確認が困難となり、すぐに手術を決めました。
初期化しているエビデンスも見当たらずで、手術をしてICDを取り出し、
これを米国に送るしかないとなったのです。
2006年、阪大に赴任したときには、心臓の発作から名古屋市立大病院に
入院中で病院からヘリコプターで、それも大好きなユーロコプターで
阪大病院へと移送ということになり、とても興奮していました。
ヘリコプターで、起き上がりたいと2人のドクターに言ったら、
「何を考えているんだ」と私はえらく叱られました。
しかしちょうど病院からの離陸を
名古屋大(今は東大)教授の友人がカメラに収めてくれました。
それから1台目が5年間、2台目は8年目、体内に埋め込んでいました。
もちろんこの間、機器自体様々な進化をしています。
2年前にはデザイナー・ユーザーとして京都大と京都府立医大のドクター達、
この米国の製造メーカー日本法人に呼ばれて講演をしました。
それからも私自身、プロダクトとしてのICDに不満があり、価格も
1台目当時400万円、2台目が440万円でありコードが16万円でしたから、
阪大の循環器系は私を米国に売り込みましたが、
日本では制度として、生産と制御が出来ないのです。
残念ながら日本では手を出すことができない対象が他にも随分あります。
私には電気回路も分かるし、循環器系で博士号もあります。
航空機のように制度を超えて、デザインを日本人がやってほしいのです
アメリカの友人がICDのデザインを手掛けていたこともあり、
日本人ならさらなる改良や革新ができると話ています。
今回の機器寿命想定は9.8年ですから、
8?9年間は心臓は大丈夫かも知れません。


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