kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘最大限’


『ユネスコ遺産から戦争をという意図には絶対反対』


   


     11月 7th, 2019  Posted 12:00 AM

台風から水害、今度は火災に見舞われています。
自然災害、人災、犯罪から安全と安心を獲得するのは大変です。
世界情勢も様々な局面を迎えて、またTOKYOオリンピックという
大きなイベントを控る中、見通しが甘いようです。
私は、これだけ他国のスパイが多い我が国では、
スパイのミッションで起こりうるテロなど含め災害から守るべき、
ユネスコ遺産や文化遺産、建造物には、
最大限の「知恵と資金」での対策を望んでいます。
そして公安を通じて、スパイの検出がとても必要となってきているのです。
007やミッションインポシブルの見過ぎでしょうか、
否、そうは言えない情勢だと判断しています。
それこそ、スパイなど全く必要が無かった我が国は、
とても平和で良き国家になってきたと思っていましたが、
どうしても、はっきりと明言をすれば、中国・韓国・北朝鮮、
それらが新たな策略=designになってきています。
とても嫌な事態になっているとしか言えない世界観だと思っています。
首里城、そして白川郷だったりすれば、
残念ながら、根付いた文化が消失します。
「文化遺産防災学」、ちょうど数年前からこの分野の専門家が、
デザイナー仲間のご子息で、拠点のある京都はもちろん、
地域や世界での活動をうかがっていました。
そして私の研究拠点も、危機とはRiskとCrisis、
「危機解決学」構築のためのコンシリエンスデザインです。
それは、「危機管理学」ではない危機は管理はできないという、
いとこに助言された「危機解決学」は必要なのです。


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『スター商品こそ最高の交換価値です』


   


     11月 25th, 2018  Posted 12:00 AM

これは何でしょうか?
真珠のジュエリー、首回りの装飾品です。
交換価値は期待できます。
特別な存在感を持ち、イメージを発信する真珠なのです。
が、一般的な真珠のネックレスは駄目です。
かって新たなデザイナーの商品ブランドの展開で、
このジュエリーブランドは一新しました。
新鮮な真珠の扱いと造形に惹かれました。
初期の作品で、この大物は、厳重なディスプレーの中にありました。
私はモノ怖じしない性格なので「コレを見せてください」。
販売員も「エッ」とかなりますが、「これはこれだけ?」と言えば
「世界には4点しかありません」(当時)と。
「じゃあ、これを」と選びました。ワイフには必ず叱られます。
私はデザイン戦略としてとる方法ですが、これは「スター商品」です。
デザイナーの発想と企業の技術力を最大限に盛り込んだ商品として、
売れる儲かるではなくブランドや企業イメージを引っ張っていく商品です。
「Starスター」「Cash Cow金のなる木」「Problem Child問題児」
そうして、「Dog負け犬」です。
いわゆるプロダクトポートフォリオマネージメントです。
皆さんが買い求めるのは、「Cash Cow金のなる木」商品、ヒット商品です。
今でこそ、私の見た目と私の買い物の印象度から、
価値あるモノも見ることができるようになりました。
それこそ、全く手出しもできない数億以上のモノでも、
作り方まで見届けるのです。
若かりし東芝社員の頃には、超高級品を見てきなさい、と言われて、
銀座の角の高級デパートで宝飾品や高額時計を見ていたところ、
そこの支配人から、丁寧に「こちらにどうぞ」と言われました。
アロハシャツにレイバンを身につけた(東芝時代の私のお決まり)不審者と
思われたのですが、自分はデザイナーなのでと事情を話したら、
支配人は「彼のご要望のモノは何でもお見せしなさい」と
店員さん達に伝達してくれました。
それからは超高級時計、超アクセサリーなど、とっても買えないモノなど、
勉強させていただきました。
そのおかげでモノを見る、見極める目が絶対感覚のように鍛えられました。
「あんなブランド店なんて入れません」と
境界を越えていかない若いデザイナーが残念です。
本当にモノには幅がありますから、背伸びしたり、
大風呂敷を広げたりしてみるといいのです。
大風呂敷も必ず畳んで帰れる大きさ、というのは祖父の教えです。
それが自分で決めた生き方なのです。


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10月08日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 8th, 2018  Posted 12:00 AM

10月08日 赤口(癸酉)

「 表現 」は、たとえそれが、
「 思いつき 」のささやかで小さな
「 発想 」であったとしても、
大きく確かなことに育てていく作業である。

思いついた「 発想 」、
その持つオリジナリティを
最大限に引き出していくことを
「 思い込んでいく 」ことにつながる。

『プレゼンテーションの極意』けなされることを恐れるな。


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