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「この技術はデザインによって大変革の時期がきた」


   


     8月 19th, 2013  Posted 12:00 AM

鏡面平板にキーボードをデザインしました。
Mac用には「Touching Feedback Keyborad」は実現しました。
しかし、すでにkeyboard入力に終焉をつけたと思っています。
もはや、映像照射されたキーボード入力にFeadbackが実現します。
かつて、触覚フィードバックをHAPTICと呼んでいましたが、
すでにこの言葉は企業名になりましたから、使えません。
だからと言って、この企業の技術進化はストップしています。
あらためて、触覚フィードバックは、
鏡面平板のキーボードからも解放されなければいけません。
つまり、技術進化の方向はデザインが一つの結論を出しました。
それは、空中に存在する映像=バーチャルな文字入力、
この入力時に「触覚フィードバック」が可能になってきたことです。
私はあらゆるキーボード、タイプライターからPCまでの、
きわめてエポック的なキーボードを使用してきましたが、
結論は、バーチャル的文字盤とその触覚性能でした。
私はこれらの技術進化をするのは「デザイン先導」だと思います。
まさしく、先般も米国との打ち合わせの中では、
デザインによる技術進化が求められその意味を実感した次第です。
現在、この映写技術には距離感があります。
この距離感を瞳孔距離と一致させれば、モノは消滅するのです。
必要な技術は「触覚フィードバック」と、
その使い勝手ユーザビリティに見合った相互性能性です。
すなわち、インターラクションデザインでの方向性提示です。
結局、最も重大なことは、技術進化を促すデザイン先導力。
そして問題はデザイナー自身の技術認識力になるでしょう。
確かに、インターラクションデザインは、
プロダクトデザインの大きな一分野になっていますが、
この力量が、websiteに反映されているだけでは無意味です。
是非とも、デザイナー自身がバーチャル領域での、
基本的なインターラクションとフィードバック感覚、
これらの実感的認識をモノの世界に持ち込むことだと思います。
たとえば、車の運転においても触覚フィードバック車両開発は、
国際的にも遅れていることは事実です。


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「もし・・・という話題の問題解決は応答」


   


     6月 2nd, 2013  Posted 12:00 AM

「もし、時針も分針も、中心なくて浮いていたら・・・」、
どんな対象のモノに向かって、
私はいつも、「もし・・・」という話題を持つことにしています。
壁掛け時計に取り組んだ時、
もうデザイナーなら、自分の作品に時計をもって、商品化可能。
駆け出しで、ようやく作品に自分を顕在化出来だした頃から、
最初は、時計の系譜を天体に求めていました。
この時計は、リアルなモノから、アプリになって、
iPhoneに入り込みました。
(右)
その時、私は、これからのモノはアトムがビットにもできる、
そんなデザイナーが次世代デザイナーという確信を決めました。
時代は前後しますが、
新設の名古屋市立大学で大学人になったとき、
芸術工学部の壁掛け時計の選定が私の役目になりました。
私は、市販時計のカタログから、ある一点を選びました。
ところが、初代学部長は、
「そんなの求めていない。君ならもしもって時計は無いの」と、
尋ねられました。
「新規にデザイン可能ですか?」
「機構ユニットは電波で、せめて文字盤と時針ぐらいは!」
こんな話題になりました。
私は長年温めていた、時針を空に浮かせる原寸模型を作り、
話題への応答製品提案をしました。
案の上、名古屋市の担当者は怒り出しました。
ところが、学部長は、
「新しい学校には新しい時計だよ」と断言して実現になりました。
おそらく、もうこんな学部長や当時のような行政は無いでしょう。
しかし、この大学専用時刻で、時針が浮いた時計は出来ました。
それから、この「もしも・・・」という話題に、
私は自分のデザインによる問題解決は、見事な応答が、
デザインによる最適解になると言い聞かせるようになっています。
この時針・分針が中心見えずに浮いているスタイルが出来ました。
この応答作品は、市販商品となり、
やがて、大阪大学のアイデンティティ製品になりました。


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