9月 7th, 2019 Posted 12:00 AM
「AXIS」での発表会は、「カーボンファイバー商品」を見せます。
ずっーと興味を持っていたカーボンファイバーは、
日本発の技術であり、世界を牽引する開発力やシェアがあります。
これにはまだ制作、加工といった技術対応の躍進がかなえば
製品力から商品力をあげてくれます。
私の形態言語では「エコロジー商品では無い」ことを折り込み、
「芸術の陰謀」と「象徴空間の死」をふまえてた
モノづくりの考え方をこのブログで書きました。
さすがに、この手の語り口は読者を限定し、文章の解読も面倒ですので
当然ながら読者が少ないのでした。
やっと、私なりの「イスとソファー」の組み合わせを
造形言語「サインカーブ」を実現し、お披露目できます。
それはきっと、モノの存在、もはや言わずとも
造形言語と形態言語が語ってくれると期待しています。が、
哲学的だから話をしません。
これまで長年インテリアに携わり丁寧な商品作りをしてきた企業から、
今後とこれからの誇りとなるようなイスを私の哲学でと言われました。
「象徴」が「神話化」することをテーマに発表会を開催しますが、
少々難解な語りから離れて、「やさしい喩え」で、
「エコロジーでは無い=カーボンファイバー」、
この私の「かたち」を表現できたらと思います。
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7月 20th, 2019 Posted 12:00 AM
デザインに最も近い領域には芸術があります。
さらに、現代アートが寄り添っています。
私はデザイナーですが、作品「PLATON’S ORGOAL」では
デザインからアートを近づけました。
プラトンからミッシェル・フーコーまで12人へのオマージュとしての造形を
オルゴールとしてかたちと音に込めました。
1994年ギャラリー・間で、2006年には金沢21世紀美術館で展示し、
そのままパーマネントコレクションになっています。
私のこの秋発表の新作は、モノ・オブジェです。
改めて、「芸術の陰謀」を再度読み直しました。
モノゆえにコトとのつながりがあっても、
私はモノとコトを分けたいと考えています。
モノは私独自の素材論であり、
コトもそのオブジェならばと意図しています。
しかし、私の造形言語=designingの意図は、
形態言語=designedの内容に繋がってもいるのです。
モノ・オブジェであることからは、コトの世界は何も意図していません。
ゆえに、モノとコトは完全に分離されています。
芸術が主観性であれば、デザインは客観性。
この客観性をデザインで事細かく設計しています。
この書籍を再び読み終え、新作には「Mythology from an efficiency」を
テーマとしました。実像であるモノが鏡面に浮かび、
虚像でモノの神話学まで私は持っていきたいのです。
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4月 13th, 2019 Posted 12:00 AM
形態には、大きさ・素材・使い勝手が主要な事項です。
よく、陶磁器と言われますが、
陶器(土)と磁器(石)には大きな違いがあります。
これは陶芸家の若尾利貞氏が美濃焼で「鼠志野」を復活した、
陶器=土を焼いた鼠色に対比した色彩の器の湯呑です。
鼠志野は、エンベリッシュ=embellishであり、
デコレーションやオーナメント=装飾ではありません。
私が、美濃焼をTV番組で紹介する機会があり、
お互い初見は距離感のある「大学人」と「陶芸家」でありましが、
互いの仕事やその姿勢に魅了され交流を重ねた記念のモノです。
若尾氏は、日本では最高ランクの陶芸家であり、
しかも、鼠志野の復元から新たな伝統工芸を
完成させた素晴らしい功績の作家です。
また独自に確立された技法により、
陶器素材には鼠色と対比する緋色が表れるその豊かな表情は、
エンベリッシュだからこそ、新たな使い勝手があります。
陶芸家の「形態言語」としては、最高のモノです
*鼠志野
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8月 29th, 2018 Posted 9:36 PM
08月29日 先勝(癸巳)
最も美しい形態言語とは、
これだけの倚子には
とても爽やかな形態フォルムが
どうしてもあるものだ。
友引(甲午)
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8月 29th, 2018 Posted 9:29 PM
今年(2018)の夏は台風も19号、20号がありました。
19号は多分は大阪湾での風が聞こえていました。
さらに20号は自宅にも大きな風が3回は大風が向かってきました。
まだ21号が出て来ました。
来月は長月=Septemberになりますが、まだ天候が荒れ模様です。
きっと今年も秋よりも早く厳しい冬になるのではないだろうか、
そんな思いがしています。
2年前にインテリアデザイナーの内田繁氏が亡くなりました。
彼の作品でのSeptemberがあります。
Gマークや毎日デザイン賞選考会でよく話をしました。
彼の死後、献花式に参列したことがあります。
そうしたら、このSeptemberの上に彼の作品=倚子がありました。
ともかく、毎日デザイン賞の選考会でも、
誰がもらっても構わないよ、と話をしたこともありました。
日本で選ばれる5点の倚子でも彼のと一緒でした。
インターナショナルインテリアセンター(USA)でも、一緒でした。
私が当時書いていた「倉俣史郎批評」で、
近藤康夫氏と故・内田繁氏だけに倉俣氏の話を聞きました。
彼の死後に、どうしても欲しいと彼の事務所に電話をしました。
もう、この倚子も無いよとの話でした。
今、デザイン界のアーカイブをやっているディレクターも
私にとっては恩師たちの作品が無いことを知っています。
Septemberは彼にもあの倚子が、倚子の中では最高と
彼にも直接言ったことがありました。
私の自宅にも、10点余りの倚子があります。
今私自身、どうしても、やってみたい倚子があります。
Septemberはデザインでの形態言語の肌理の細かさがあります。
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8月 27th, 2018 Posted 12:00 AM
08月27日 大安(辛卯)
形態フォルムは
デザインの最終形態である。
したがって、
最初の造形言語と
最後の形態言語が必要である。
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8月 5th, 2018 Posted 12:00 AM
日本語には三つの文字があります。
これは世界的にも際だった特長だと思っています。
漢字・ひらがな・カタカナ、という文字です。
さらに、真書・行書・草書のいう形態言語もあります。
私の趣味には、もうすべて終活と思っているSMYTHSONであり、
これには私の名前まで刷り込んでいます。
SMYTHSONは英国では代表的なノートで王室の御用達。
ノートの紙質は薄い青色であり端面は金色です。
ズーッと手帳もこれを使っていましたが、今年度から辞めました。
そうして、このノートには、私の趣味でもある数々の万年筆で、
私の大好きな詩集の言葉などが書かれています。
正直、私は達筆だと自負しています。
これは字を書き出した時から父の文字を真似ていました。
父の兄弟は、筆文字とか万年筆もほとんどそっくりです。
もう叔父一人しかいませんが、
父の弟が書いてくる文字は父からか、と思いました。
高校時代にどこだかわかりませんが筆跡で初段をもらいました。
筆での手紙ではいわゆるほとんど草書なら、
まったく読み切ることはできません。
そこでこのノートには島崎藤村や中原中也などの詩を写しています。
大学人になってから、ともかく「美しい文字」を書く、
そのような達筆の人が随分と減ってきています。
どうして「美しい文字」がこんなに減っていているのか疑問です。
日本語は、漢字、ひらがな、カタカナ、は
達筆であることが必要だと考えています。
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8月 4th, 2018 Posted 12:00 AM
江戸時代から「絵図をえがく」というのは、
泥棒が使い、刑務所用語となって、今でも警察用語になっています。
絵や図が発想の起点だと考えていいでしょう。
だから、デザイン発想の一つのやり方だ、と私は考えてきました。
ところで、「絵」は難しいけれど「図」ならやさしいと言うこと。
「絵」は誰かが「下手」と言えば、「絵」は性格的に苦手になるものです。
だから誰でも「絵」や「絵画」を否定的に批判することは駄目です。
「図」はたとえば地図をかけばそれなりにコミュニケーションができます。
そこで、正三角形は四つの配置があります。
右の各図にともかくA・B・C を三角形の頂点におけば、
いわば、「木」があって「林」なり、それが「森」になる、とか
「森」は「林」からなって、それぞれが「木」であるという、
このようなシナリオが書くことができます。
そこから、A・B・Cはコンセプトという要因や要素になります。
これが、発想での正三角形の応用だと考えることができます。
もし、「造形言語」といってコンセプト3つでシナリオを描けば、
今度はさらにシナリオによって「形態言語」が生まれます。
三角形での「造形言語」は「用途」のコンセプトを決めて、
「形態言語」として「内容」をシナリオ化できます。
正三角形の発想、その一つを論理化したいと望んでいます。
これは発想方式として私は書籍化することを考えているのです。
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1月 20th, 2018 Posted 12:00 AM
01月20日 先負(壬子)
少なからず、
膨大な語録を発するほどの
言語性が無いかたちは、
デザインとは言えないとすら
断言し続けてきた。
なぜなら、デザインは形態言語、
あるいは造形言語を
保持していなければならない。
『デザインの極道論』あとがき
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1月 10th, 2018 Posted 12:00 AM
01月10日 仏滅(壬寅)
デザイン意図は、
デザイン内容を表現・表示する。
意図がモノづくりの動機、
内容がモノ存在の内容意味である。
意図は「造形言語」となり、
内容は「形態言語」となる。
川崎和男の発想表現手法
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