1月 12th, 2019 Posted 12:00 AM
FORIS.TVにはDVDプレイヤーが内蔵されています。
当時、DVDはメーカー供給のユニット部はとても使えるモノではなく、
私がApple社へ提案していた、新しいユニット部を提案しました。
それは円弧を描き動作することであり、しかもDVDは、
振動系を押さえ込む提案を含んでいました。
そして、ユーザーからは思いがけない使い方で評判でした。
赤ちゃんを持つお母さんが、TVではなくてDVDで英語を聞かせるという、
そんなユーザーが増えました。TVにDVDがあり、
しっかりとした音づくりで大きな使い勝手が増えていきました。
ユーザーがどんな部屋で使っているかを調べました。
三つありました。
まずはモダンデザインな建築、
そのインテリアの美しい部屋に置かれていました。
建築紹介のTV番組や雑誌でもそのたたずまいを嬉しく思いました。
またオーディオマニアは、これを中心あるいは一部とした
音響機器のシステム空間の一つのソース中にありました。
そしてありがたいことに私の作品との組み合わせ、
TV本体と同色の時計=HOLAで、「The Clock」の称号を得た
スミソニアン博物館・クーパーヒューイット美術館に私の収蔵品。
「眼鏡=MP620系」が小物として部屋に配置されていました。
これだけのこだわりの部屋に在ることが、
私のこだわったユニットオリジナリティへの評価と受け取っています。
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6月 9th, 2017 Posted 12:00 AM
日本のTVドラマに限らず、米国それもSF映画にまで登場している照明です。
おそらくインテリアデザインの決定的で代表的な要素のフロアランプです。
実際、私の自宅でも一室には、
このフロアランプの位置からソファ配置などを決めました。
たとえば、このランプがSF映画にまで在るとなると、
その未来にまで影響を与えるのだろうか、と私は思います。
しかし、このフロアランプはインテリアデザインでの
象徴的な造形デザインになっています。
SF映画にまで登場するとなると、フロアランプはその未来までと思います。
私は偶然New Yorkでこのデザインで有名なカステリオーニ氏に逢えました。
それはMoMAでの個展に招待され、彼にとっても最大の個展でした。
彼には「自分が柳宗理先生の教え子」だと言ったら、
もの凄く強くハグされていくつかの彼の作品の造形コツを聞く幸運でした。
そのこともあって、私は自宅にこのフロアランプのコピー商品ではない、
正当な照明器具を買い求めました。
いわゆるコピー商品はランプシェードの取り付け位置が違います。
TVドラマでは、すぐにあれは中国製だと分かります。
最近はジェネリック家具とかを教える馬鹿なデザイン教育者もいて、
物真似では造形デザインの肝心なディテールには気づいていないようです。
カステルオーニのデザインでは、
大まかな外観性だけを知っていることは
造形デザインの実際の詳細性までをしっかりと知るべきです。
モダンデザインの旗手として、
彼のデザインはお手本だと認識しています。
かつてサルトルは「想像力」について、
「非現実化」させる機能を意識的に働かせると言っていましたが、
私はその機能は性能と効能を認識出来ることがデザインであり、
そのデザインは問題解決の美的造形力と定義しています。
そういう意味では、カステリオーニのこのフロアランプは、
計算された大理石と大きな円弧のシャフトと球的なランプシェードです。
「非現実的」な想像力からの造形美は時間軸からも解放されています。
そしてこの照明器具という「モノのデザイン」は、
その室内での「コトのデザイン」は時間軸も超えた様々な出来事なのです。
しかし、このランプが非在するのは、照明システムがワイヤレス化時に
形態は変容するでしょうし、それは自分デザインへと思っています。
* 『インテリアデザインからの拡大・森田恭通のパリ個展』
* 『最先端ラボラトリー展にて講演」
* 「自動車デザインはもっとビジネスジェット機から学ぶべきだ」
* 『想像力を今また熟考を毎日繰り返している』
* 『研究室のMac環境は最高性能の自分デザイン』
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