1月 25th, 2020 Posted 2:00 PM
海洋考古学は海洋での軍事用に重要です。
最近、宇宙考古学の発見と歴史の解明に惹かれました。
宇宙考古学の先端的な解析技術により、宇宙から、
紀元前30世紀までの「アイアンロード」が発見されました。
まさしく、鉄の紀元前が宇宙から見え始めたのです。
それは鉄と人間との関係でした。
当時の鉄には銀の40倍、金の8倍の価値があったようなのです。
「シルクロード」と「青銅」だけだった私の知識も、一新されました。
そこで、4つのことが見つかりました。
当時には隕石ではなく、アルタイ地域でタタラから鉄鉱石になりました。
鉄にする高い技術力を有していたスキタイ人類、その人類は滅びました。
村の半数以上が鉄にちなんだ名前をもつ「デミリ」村が
アイアンロードの出発点であること。
スキタイには文字が無っなったのですが、
ヒッタイト人にはくさび文字があり、
超大国エジプトとの闘いにも領土を守り、
それこそが最古の平和条約になったのです。
その後、鉄はアルタイ地域でルートがわかれたのですが、
やがては万里の長城を隔てた匈奴と漢があり、鉄の開発を匈奴の鉄牛村では
「戟=ゲキ」という兵器など戦力として争っていたことです。
さらに鉄の農具は「犂鎌=シカ」は、農業革命を起こしてしまいました。
そしてアイアンロードは、日本にも到達します。
ただし「戟=ゲキ」より刀剣の強度は強く、
日本が勝利した戦いの勝因は決して「神風」によるものではありません。
先般にベストセラーだった「刀剣が神風ではなった」という意味を
私は初めて納得をしたのです。
刀剣は砂鉄からタタラ技能による佐鉄と玉鋼を材料としているので、
匈奴の刀剣よりも、とても強力たったのです。
またアイアンロードで生み出された農具の犂鎌は、
タケフナイフビレッジのマークにも、使っていたことの証拠になりました。
マーク表示の野鍛冶の鋤と鎌です。
この流れから越前打刃物も誕生しています。
アイアンロードは脈々と繋がっていおり、
私も、鉄と人間、農具と兵器具、タタラ技能を今なお自負しています。
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1月 28th, 2018 Posted 12:00 AM
山形県東根市の「ふるさと納税」、
その返礼品にレコード針ナガオカから1978〜79年頃の私デザイン、
そのカートリッジは今でもオーディオ専門店で見つけることはできました。
が、まさか返礼品になっているとはびっくりでした。
しかも次世代デザイナーから、あれ、川崎さんのデザイン?と聞かれ、
「そうなんだ!、今なお商品なんて驚いている」ということから、
社長が亡くなりその息子さんも逝かれて、奥様が代表となっておられました。
ナガオカには、東芝出身のデザイナーが一人でほぼ9割の仕事をしていた、
そんな話が残っていました。と同時に
当時私がナガオカをジュエルトーンブランドのパンフレットがあり、
当時、国内レコード店8000店の中で
ナガオカ取引店は5000店での展示計画までありました。
長年私が探し求めていたカートリッジのデザイン詳細図や、
5倍図で描いていたレンダリング、
編集すべて私のデザインが出てきたのです。
LPレコードはもう107万枚がプレスされる時代が復活したのです。
まして、若き日の私デザイン=レコードカートリッジは、
カンチレバーが「ボロン材」なのです。
ボロンとは今なお私は最軽量の素材として、
これでメガネフレームを実現したいと思っているぐらいの作品です。
私の中のオーディオ経験が一辺に再興を始めてしまいました。
レコードも3000枚は持っていましたが、
整理して、ともかく私が気に入っているいわゆる名盤、
特にDAMレコードはユニバーサルレコードから配信が決まり、
なんと、その電話はナガオカの経営者となった女性社長や
次世代デザイナーであると出逢ってすぐの知らせでした。
叶うことなら、オーディオの世界が私を呼んでいる気がしています。
実際、自宅のオーディオシステムは、おそらく最高級システムです。
そこに、改めて最高級のターンテーブル・アーム・デーブルマットなど、
私は一新するつもりになっています。
なぜなら、オーディオ聴取、レコード演奏家(菅野沖彦先生名辞)は、
最高の趣味だと確信しているからです。
あらためて、この周辺を書き直したいと考えています。
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3月 29th, 2016 Posted 12:00 AM
2015「KK塾」最終回は松岡正剛氏に講演を依頼しました。
1992年箱根でのマルチメディア会議に民間出身4名の一人でした。
その会議で基調講演ではムーアの法則のゴードン・ムーアが
3原則論を述べ、
これを聞いたのはその会議出席者では、私と彼だけでした。
箱根の強羅花壇で初めて挨拶をしてからの盟友です。
おそらく「隠坊」の話で人生を学んだ共通点があります。
「隠坊」とは、死者を火葬する時に夜通し火葬状態を見守る人であり、
死の世界へ人間を送り込む職業があったのです。
「隠坊」については書き残す必要があると思っています。
松岡正剛が「千夜千冊」はとうとう1604冊です。
これは書評ですが、これを読めばその本を読んだこと、
その疑似体験ができて、本格的に読むべきかと言う書評は
この日本にしかありませんから偉大な仕事です。
私もそれなりの読書家だと自負していましたが、
彼の読書しかも批評眼にはとても太刀打ちできません。
彼の書評している本のうち400冊ほどは読んでいる程度です。
全てを「編集工学」という名辞は、新しい言葉を生み、
新語を生み出してくれていますから、漢字と書の世界観があります。
これこそ、彼の言う「日本という方法」、
日本は国家であるより方法を定義しています。
「遊」という雑誌こそ、まさに文理融合統合、
私が言い始めているコンシリエンスデザインです。
それこそ、知的関心の方法を編集学化した「知の巨人」は松岡正剛でした。
「情報の歴史」と「アートジャパネスク」こそ、
すべての若者の教科書です。
彼が率いてきた「連塾」には私も講演をさせてもらっています。
その後、「日本という方法」は、あの3.11で終了しましたが、
なんとあの天災と人災は「3.11を読む」に編集されました。
それは原子力発電の問題が中核ですが、
その背景には蝦夷と沖縄の問題が
全知識人へのおおきな謎かけになっています。
彼を支援しているスタッフの役割分担力は
おそらく日本ではトップでしょう。
スタッフ一丸となった講演支援の見事さは圧倒されました。
3.11 で日本は、もう一度、国の立て直しを自然と今度は文明の
しかも最先端である原子力の虚像を晒け出してしまいました。
彼も指摘しているリスボンの大地震が欧州を少しは変えたぐらいだけに
3.11の自然と人工でのこれぞ革新の本質を松岡正剛の知こそ
その方法論=編集工学で一新される必要性を再度、
彼自身から語ってもらった気がしています。
当然、私のルーチンである講演開始のプロフィール映像の音楽は
Lady GaGaであり、
対談ではお互いが大好きなグレングールドの話で終わりました。
2016の私のミッションとして
「KK適塾」をこの秋から開講するつもりです。
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1月 10th, 2016 Posted 12:00 AM
「STAR WARS」という映画を観るたびに、僕はこの映画、
そのシリーズは興味深いですが、
この世界共通の神話的なアーキタイプと
汎神論的な、世界が共通的に抱えてきたフィクションが
やはり、善と悪、民主主義と帝国主義なのか、
結局は銀河世界での未来戦争を知ります。
はっきり言えば、人類学的、神話的であっても
「戦争」でのワクワク感に落とし込まれる映画表現の罠、
そうした大変な仕掛けを見直してしまいます。
結局、この考え方に行き着いてしまう怖さになるのです。
「こんな考え方でフィクション化できる国とは」と考え直します。
どこかで人間いや米国人は「民主主義の崩壊」はそのまま「帝国主義」を
それほどまでに望んでしまうのだろうか、
と僕は今回も改めて確認しました。
たまたまフランスで「BB-8」を見つけて購入していました。
「STAR WARS フォースの覚醒」が封切られると、
日本でも大きな話題になりました。
僕も正月早々に京都でこの映画を観たのです。
早速、フランスで購入した「BB-8」をiPhoneでコントロールしてみると、
映画のロボット表現は、これまでを一新していたのは確かですが、
僕には、銀河系フィクションだったとしても、
民主主義の破壊=戦争=帝国主義というアーキタイプが再提出されていて、
決して僕の好みの映画ではありませんが、
工業デザイナーとしての想像力は、
未来と銀河系の正義感を護るロボット存在を確認します。
キャラクターとしてのロボット存在を見逃すことはできませんが、
かつて、あの金色ロボットC-3POと、如何にもロボットR2-D2も、
ボストンのコンピュータミュージアムにあり、
ライトセーバーなる剣を米国土産に買って帰ったものでした。
そして、玩具のライトセーバーも大きな変化を見ましたが、
フィクションの戦争も「斬り合い」になるというのが
未だに僕には奇妙です。
人類の想像力は、未来映画でも「戦争イメージ」と「戦争アーキタイプ」も
まるで変わらないという不気味さを見直すだけでした。
米国映画は、あくまでもアクション映画も宇宙映画も「戦争」です。
米国はいつもどこかで「破壊」のイメージ強化を
確認しているのでしょうか。
そろそろ、STAR WARSのアーキタイプでの汎神論的な方向性を
全く革新することを望むのは僕だけでしょうか。
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12月 14th, 2014 Posted 1:04 AM
酒や煙草企業が市場拡大をめざせばめざすほど、
アルコール依存症や癌発症患者が増加することは明らかです。
酒・煙草企業の市場認識には社会学的な倫理性が制度化されるべきです。
同様に、病気患者の治療や療養には医療機器や医薬品は大量に不可欠。
よって、患者は購入者やユーザーであり、医薬品業界では、
企業利益獲得のために患者数の増加が期待視されることも分かります。
それならば、患者獲得のために医薬品企業の進歩があるのでしょうか。
そうなれば、ディスポーザブル=使い捨ての医薬品・医療機器部品が
と当たり前の企業方針がそのまま企業理念になります。
ディスポーザブルなモノの破棄処分性など、その制度は、
患者あるいは人間主眼なものであるべきです。
しかし現状の制度では、企業擁護的なことが多いと判断しています。
たとえば、人工透析、ずばり人工腎臓であるダイアライザーなどは
すべて使い捨て使用のモノばかりになっています。
しかも人工透析を必要とする患者は増加する一方です。
そしてディスポーザブルなモノが商品となり、
人工腎臓の進化は、市場占有率の競合だけになっています。
人工透析だけにかかわらず、医薬品企業の方針は、
あらためてユーザー認識の大変更が確約されなければなりません。
つまり、あくまでも人間中心主義であり、社会保健学的な認識です。
医薬品企業は、極論すれば使い捨て商品を生産しないこと。
万が一にもそのような商品は、リサイクル性や廃棄制度の一新です。
医薬品業界のために患者が存在しているわけではないこと。
患者の存在があるから、医薬品業界には消費構造をさらに進化させる
購買・使用・廃棄・回収・リユースの新制度化です。
この新制度化と医薬関連商品のモノづくりは同次元だと考えます。
私は、この社会保健学性を医学・薬学・工学の学際化を
「コンシリエンスデザイン看医工学」と定義しています。
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