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『長友啓典追悼記念展にてデザイン進化を教えられたこと』


   


     7月 30th, 2017  Posted 12:10 AM

最期に私は先達に教えていただいたと、とても感謝しています。
デザインへの不信が、盗作やイベント事故などで、一般化が困難ゆえ、
グラフィックD界とインダストリアルD界、それぞれの問題を
たった一回会ったにも関わらず長友啓典氏の追悼記念展で教えられました。
それこそ。グラフィックDでのポスターというメディアは終焉する気配、
彼の作品は美術館収蔵ではないことです。
が、私は工学院大学(工手学校)であったことを絶賛します。
おそらく、ポスターの源流が情報伝達メディアとしての
ロシアン・アバンギャルドでのロシア鉄道その列車、
車体ボディだったことはほとんど知られていませんが原点です。
そうして、その遺作展で最も輝いていた彼と相棒・黒田征太?氏と、
さらには、作家・伊集院静氏との作品。
また、おそらく旅行や気がかりな物事への自筆イラストレーションの数々。
私が金沢21世紀現代美術館での個展の時も、作品の原画を求められて、
「あぁ、そういうのは破ってます」、
もの凄く叱られましたが、
幸いスタッフが一部残してくれていたので助かりまいした。
今さらながら、実は自分デザインのグラフィックD作品集はありませんが、
まとめてC.I.デザインなどマーク、新聞挿絵(東京新聞)やスケッチを
出版しようと思い直し確認しました。
ポスターは列車から、B倍全作品などは著名なデザイナーからもらいました。
おそらく情報化メディアは、websiteでの静止画から動画になりました。
デザインは確実に情報化技術の一つとなり、デザイン自体の進化そのものを
デザインする時代に突入しています。

* 『ポケットブックになる「造形思考」が出版』
* 『毎日デザイン賞・同時受賞の佐藤晃一氏が逝去した。』
* 『存分なデザイナー能力が性能・効能・機能を編集表現』
* 『乳牛は決して美味しいミルクを絞り出すわけではない』
* 「デザインはその発祥から政治的な政策思想だった」」


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『ロシアでの冬期オリンピックに象徴されていたこと』


   


     2月 9th, 2014  Posted 12:00 AM

国家には明らかに言語の統一力だけがあるようです。
まず、一つの国家の中に多言語が一つに統一されて、しかも、
イデオロギーの対立が武力でのみ押さえつけられている国家。
「ソチ・オリンピック」を見続けてしまいました。
私がとても気になっている国家物語りのストーリーづくりでした。
国家歴史を「交通」で統合化し、
それはトロイカからロシア鉄道、大戦後の道路交通、
そして宇宙開発・ロケットと青い地球でした。
とても見事だったと思いますし、私が最も留意していたソ連確立、
それはロシア・アヴァンギャルドと赤い色の使い方でした。
あたかも平和の象徴であるスポーツ祭典は、
完璧な大軍事力でテロリズムを押さえ込んでいました。
スポーツが平和と直結しているという幻想の背後には国家権力、
すなわち、強大な軍資金と軍事力が宗教イデオロギーの方向を
今は確実に押さえ込んでいますが、
多分、言語の違いと宗教の対立をこの期間だけは、
封じ込めることができるかどうかです。
私はせめて有能なスポーツ選手達の生命は監護してほしいです。
平和の象徴という幻想の背後に、
いつまで「大人の事情」がありつづけるのでしょうか。
全世界に、これまでの経験を越える寒波が訪れています。
この祭典と同時刻に、またまた震災地には地震がありました。
人には「感激と感動と感謝」が備わっています。
そして現代社会で「感激と感動と感謝」この三つが体現出来るのは
スポーツ、その最大のイベントに集約されています。
それだけに「感激と感動と感謝」をたとえ幻想でも、
この幻想国家の軍事的な象徴の中で隠されているべきでしょう。
ロシアに至るまでの「赤い歴史」の裏側=軍事力と
平和=スポーツのバランスこそ、現代の意味そのものなでしょう。

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