5月 28th, 2019 Posted 12:00 AM
2015年に日本文具大賞を獲ったノートでした。
それ以来、これが自社開発のプラスティックで綴じた
「SOFT RING(商品名)」で、
新たなノート仕様に変わったことが
革新=問題解決と価値創りだったと私は思っています。
ノートは長い間、単なる糊着から金属製で綴じられていました。
ところが、とても柔らかいプラスチックのリングに変わり、
紙と鉛筆・筆記具を扱うことで、
手と筆圧をやさしく柔らかく受け止めています。
新たな材質に変わって、これはデザインの大きな革命でした。
開閉、全開がスムーズで、
柔らかなリングを横断して書くことにもストレスがありません。
しかし一方、日本の紙質が変わってきているという問題があり、
日本製から中国製にして、紙の質が退化し、
変わってきているのです。
その質の差違が判断できないユーザーもいるでしょうが、
海外製のブランドでも
商品ブランド価値が知られるようになった段階で、
原価を下げるために中国製に退化していることがあります。
リフィルをいつものように購入するときにも
しっかりと紙質を確かめないといけません。
紙質を分かっている人達は、
ちゃんと区別をつけてそういったブランドを見ています。
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1月 18th, 2019 Posted 12:00 AM
なかなか、インダストリアルデザインにとっては、
守秘義務があるから、素材のことも書けません。
これまでも、タケフナイフビレッジの打刃物は
両側のステンレスに挟まれた鋼の開発からスタートしました。
そして増永眼鏡のフレームは軽さと剛性、強度などは
金属やプラスティックなどで素材開発をともかく創ってきました。
現在は、開発中のモノやその素材は書くことが出来ません。
そこで、FORIS.TVで使ってきた素材について
デザインレコードを書き留めておきます。
これは既製品のパンチングメタルではありません。
45度傾斜仕様の新しい型を起こしました。
初期のロットは30度傾斜のモノでしたが、斜めからよくよく見ると
内部のスピーカー像が浮かび上がるのが苦痛でした。
そこで、技術も一緒に、特殊な45度でのパンチング仕様を要しました。
それに合わせて塗装に関しても粉体塗装から静電塗装が要求されました。
そうすることで、パンチング孔の中まで美しく塗装ができ
内部のスピーカーは全く見えなくなります。
ここまでディテールにこだわり、
技術者がつきあってくれるメーカーでした。
ただ、今では、国内メーカーも海外製の生産だからとか、
国内メーカーでも、三流メーカーが格段に増え、
安かろうというのが増えているのは残念なことです。
今、私は、全く新しいモノ・素材・塗装を開発しています。
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5月 12th, 2010 Posted 5:36 PM
5月12日
鉛筆削りSCHOLA。
SCHOLAは、今は生産終了した作品です。
この商品には、本革仕様のケース、
さらに、「砥石」まで付属しています。
刃先は無論、蛤刃仕様、「火づくり鍛造」の
越前打刃物750年の伝統技モノです。
SCHOLAから、
PLASCHOLAへの展開となりました。
刃以外の持ち手部が
プラスティック素材仕様の品なので、
プラSCHOLAです。
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