2月 17th, 2019 Posted 12:00 AM
ある洋画で、
「どうして、グロックを使わないんだ」という台詞がありました。
グロックだと、水中から犯人を逮捕できました。
オーストリアのメーカー、グロック社はプラスチック製品でした。
が、軽量なプラスチック製の銃を開発しました。
そのためX線に写らない、寒冷地での使用も問題ない銃として
グロッグ17が米国の警官に大ヒットしました。
警察庁の一部で、S&Wを警察が採用されたことを知りました。
私は率直に、もはやグロックがあるのに、「どうして?」と聞きました。
「S&Wが初速で0.2秒速い」との返答でした。
1999年にチタニウム素材の「AirLite Ti」は
357マグナム弾が使用されました。
2001年には、さらに軽量で「M37」の後継として「AirLite Sc」でした。
357マグナム弾ではない、「.38」で、
フィンガーレストとランヤードが装着された「M360J」が、
最終的には「SAKURA」と改名された日本の国家拳銃が選ばれました。
全く「使用しない」のに、世界でも最高の拳銃なのしかも知れません。
Tags: .38, 0.2秒, 1999年, 2001年, 57マグナム弾, AirLite Sc, AirLite Ti, M360J, M37, S&W, SAKURA, X線, オーストリア, グロック, グロック17, チタニウム素材, フィンガーレスト, プラスチック, ランヤード, 世界, 初速, 台詞, 国家拳銃, 大ヒット, 寒冷地, 採用, 最高, 洋画, 犯人, 米国, 装着, 警官, 警察, 軽量, 逮捕, 銃
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
10月 28th, 2012 Posted 12:00 AM
プラスチックを拳銃素材とすることで、
拳銃業界は世界的にも大革新されました。
オーストリアのグロック社から「Glock 17」が生まれました。
この造形言語=designing languageは、大ヒットとなります。
映画でも、
「お前はグロックを使っていないからだ」
というセリフまであったほどです。
米国の警官は自分の拳銃は自由に選択が出来ますから、
60%の警官が選んでいるとまで言われました。
ほとんどの拳銃メーカーは、
この造形言語で生まれた「Glock 17」、
その形態言語=designed langageを追いかけることになります。
なぜ17かということにはいくつかの説があるほど、
この拳銃デザインは革命的な拳銃の進化を表現しています。
なんとしても、新しい造形言語を追いかけたイタリア・ベレッタ社は、
自社の形態言語を捨てることになります。
「M9000s」という拳銃は「醜いベレッタ」とまで非難されるわけです。
しかも、このデザインはあの著名なジウジアーロに依頼したものでした。
しかし、この評判のために、彼はデザインを変更します。
それが「Px4」となります。
先般話題に取り上げたワルサー社も、その「Walther P99」は
明らかにグロックの造形言語を引用しています。
そして、「Px4」と「Walther P99」はとても近似しています。
それにはグロックの形態言語を打ち破る
それぞれのメーカーの造形言語の見つけ方、
そのものがどうしても近接した思考結果だったのではないかと思います。
当然、S&W社もこの影響を受けて、企業の形態言語を変更します。
しかし、この引用は盗用とまで言われて訴訟になります。
私は、死の商人の商品である拳銃デザインには時代流行性が顕著です。
デザインにおける造形言語と形態言語が
最も市場競争性を表していると観察してきました。
日本の警察は、S&W社を選びます。
理由は性能であり、初速が0.2秒速いということでした。
しかし、日本の警察官、特にSPに配備されているのは、
ワルサーPPKの形態言語を引用したSIG社の「SIG SAUER P230JP」です。
この拳銃の性能性は
グロック社の性能を超えているとさえいわれていますが、
まったく不要の長物です。
したがって、私は、日本の警官が発砲出来る拳銃が必要だと思っています。
それは、これまでの火薬で発射し、
殺人兵器となる銃器機能を廃棄することです。
その造形言語はまったくまだ世界には存在していません。
デザインは問題解決の手法です。
だからこそ、威嚇、防御はすでに拳銃というモノを廃絶する必要こそ、
デザインの役割だと考えるわけです。
Tags: designed langage, designing language, Glock 17, M9000s, P230JP, P99, Px4, S&W, SIG, SIG SAUER, SP, Walther, イタリア, オーストリア, グロック, ジウジアーロ, セリフ, デザイン, デザインの役割, プラスチック, ベレッタ, メーカー, モノ, ワルサー, ワルサーPPK, 不要の長物, 企業, 依頼, 初速, 商品, 問題解決, 大ヒット, 威嚇, 市場, 廃棄, 廃絶, 引用, 形態言語, 影響, 必要, 思考結果, 性能, 性能性, 手法, 拳銃, 拳銃デザイン, 拳銃業界, 日本, 映画, 時代, 死の商人, 殺人兵器, 流行性, 火薬, 発射, 発砲, 盗用, 競争性, 米国, 素材, 表現, 観察, 訴訟, 評判, 警官, 警察官, 近似, 近接, 造形言語, 進化, 配備, 醜いベレッタ, 銃器機能, 防御, 革新
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る