「日本の事務ワークのスタンダードファイル」
4月 16th, 2012 Posted 12:00 AM
日本のファイル、そのスタンダードです。
30年以上、ロングライフデザイン賞は最大で11回も認定。
国内企業ほとんどが使用しているキングジムのファイルです。
これも、
私の恩師・平野拓夫先生(元・金沢美術工芸大学学長)の作品です。
まだ先生が通産省の官僚だったとき、
特許庁の審議資料がまったく整理整頓されていなかったということです。
そこで、手作りでファイルを造り、
その直後にフリーランスデザイナーとして独立されました。
そこで、キングジムでの商品化ということになったということです。
しかし、いかにも当時らしいと思われるのは、
やはりデザイン料の設定が、
白いラベルの上の「正方形パターンという模様がデザイン」されている、
それだけだからという理由で半額になったということです。
まだまだ当時は「デザイン=模様」ということで、
ファイル構造やそのシステム的なモジュール=大きさなどは
全く認められないデザイン対価だったということです。
もうすでに30年以上のロングライフデザインだから、
ロイヤリティ契約だったら大変なデザイン料と思いきや、
当時は独立したばかりだったから、
その半額を即金でもらってしまったと今では笑って話してもらえました。
敗戦後、日本の高度経済成長での事務ワークには不可欠のモノであり、
それは今なお、
現代においても「スタンダード」ファイルといわれるデザインです。
門下生である私たちは、
常に事務ワークではこのファイルに見つめられて仕事をしています。
それはいつも先生の視線が傍にあるということです。
30年以上、ロングライフデザイン賞は最大で11回も認定。
国内企業ほとんどが使用しているキングジムのファイルです。
これも、
私の恩師・平野拓夫先生(元・金沢美術工芸大学学長)の作品です。
まだ先生が通産省の官僚だったとき、
特許庁の審議資料がまったく整理整頓されていなかったということです。
そこで、手作りでファイルを造り、
その直後にフリーランスデザイナーとして独立されました。
そこで、キングジムでの商品化ということになったということです。
しかし、いかにも当時らしいと思われるのは、
やはりデザイン料の設定が、
白いラベルの上の「正方形パターンという模様がデザイン」されている、
それだけだからという理由で半額になったということです。
まだまだ当時は「デザイン=模様」ということで、
ファイル構造やそのシステム的なモジュール=大きさなどは
全く認められないデザイン対価だったということです。
もうすでに30年以上のロングライフデザインだから、
ロイヤリティ契約だったら大変なデザイン料と思いきや、
当時は独立したばかりだったから、
その半額を即金でもらってしまったと今では笑って話してもらえました。
敗戦後、日本の高度経済成長での事務ワークには不可欠のモノであり、
それは今なお、
現代においても「スタンダード」ファイルといわれるデザインです。
門下生である私たちは、
常に事務ワークではこのファイルに見つめられて仕事をしています。
それはいつも先生の視線が傍にあるということです。
Tags: キングジム, スタンダードファイル, デザイン対価, デザイン料, ファイル構造, フリーランスデザイナー, モジュール, ロングライフデザイン賞, 事務ワーク, 商品化, 国内企業, 大きさ, 官僚, 審議資料, 平野拓夫, 恩師, 整理整頓, 日本, 模様, 正方形パターン, 特許庁, 白いラベル, 通産省, 金沢美術工芸大学学長, 門下生, 高度経済成長
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