9月 1st, 2010 Posted 9:30 AM
9月1日 大安(甲寅)
異常さというのは、
社会性や時代性、
環境での価値基準が
変動するために、
何が正常で、
どこから異常なのかを
断定することがすでに
倒錯なのかもしれない
『デザインの極道論』倒錯
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8月 13th, 2010 Posted 9:30 AM
8月13日 乙未(仏滅)
「インターフェース」という言葉は、
意味を次々と拡大している。
が、結局は、
人間とモノ、
人間と環境、
個人と社会、
さらには人間と人間の
「間」に存在する「関係性」
あるいは、「間に仮設できる皮膜」という
定義を与えてもいいのかもしれない。
『デザインは言語道断』界面
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6月 2nd, 2010 Posted 1:43 AM
概念と観念
私は「情報」や「環境」という現代最も重要なキーワード、
その曖昧さを再検証すべきと主張しています。
その再検証によって、
観念化と概念化を明確にすることができると判断するからです。
では、
概念化と観念化についてもその差異性と同意性を確かめておきます。
これも英語訳で取り囲んでみると、
差異性と同意性が分かります。
● 概念=(concept, idea, notion)
● 観念=(idea, concept, sense)
同意性は、concept, idea
差異性は、概念のnotionと観念のsenseだということです。
そこで、キーワードそれぞれについて、
次の差異性で検分していくことができるものと考えます。
■ 概念的にとらえるには、notion=意図・理解・見解
■ 観念的にとらえるには、sense=思慮・分別・感覚
さて、
こうした差異性を踏まえてキーワードを取り囲んで熟考します。
そうすれば、意味性の深度が必要だということに気づくはずです。
私はデザインをする対象に対して、
簡単に「コンセプト」立案と言う場合には、
すでに「コンセプト」=概念に直結している単純性に持ち込むことは、
デザイン実務、特にデザイン造形を狂わせるものと考えてきました。
しかも、すでに「常識語」であり、なんら検証しないままの
日本語そのものを再検証すべきだと提案しておきます。
Tags: concept, idea, notion, sense, キーワード, デザイン, デザイン造形, 分別, 同意性, 差異性, 常識語, 思慮, 情報, 意図, 感覚, 日本語, 概念化, 理解, 環境, 英語訳, 見解, 観念化, 資本主義からの逃走
Posted in 030「情報としての日本語」, 資本主義から逃走せよ!
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5月 31st, 2010 Posted 7:17 PM
曖昧さ検証へ
私は次の言葉も、「情報」のように曖昧にしていると考えてきました。
福祉
機械
環境
人間
病院
医療
科学
しかもこうした言葉は、「現代」・「現代の問題」を抱え込んでいますから、
大学や行政でも、とても重要視される言葉です。
にもかかわらず、私は、こうした言葉が曖昧になってきたのは、
おそらく三つの理由があったのではないだろうかと推測しています。
■ まず、国際的に「英語」表記が拡大し、
グローバル用語と日本語との対照訳語、その意味性に距離観がある。
しかし、その検証を放任している。
■ すでに日本語として確立している言葉だけに、
現代的意味性がどれほど付加しようと、
こうした現代性を引き出してまで検証はしない。
■ 既知の意味性、その認識がすでに常識であるために、
最も通用する、という大錯覚があるにもかかわらず、
ラングでありパロールとして社会的、絶対的な信用語としている。
私は、すでに日本語として既知認識となっているこうした「言葉」こそ、
その意味性には慎重でなければならないと考えてきました。
特に、現代問題の核心となっている「言葉」は、まず概念よりも観念に直結しています。
したがって、デザインワークの前提には、
「コンセプトワーク」・「コンセプトメーキング」という段階があります。
あくまでも「コンセプト」ですが、
これは必ずしも「概念」で捉えるだけでは不十分です。
私は、「コンセプト」は日本語になっていると思います。
Conceptとコンセプトには距離観があります。だから「概念」より「観念」です。
コンセプトには「概念+観念+問題意識」が不可欠だと考えます。
「環境」という言葉を事例に
たとえば、『環境』という現代、最重要な言葉においても、
「環境=Envilonment」というわけにはいきません。
それは「環境」という言葉には、
日本語になるまで中国からの連綿とした歴史があります。
なぜなら、東洋では「元史・余闕伝」から周囲論という意味、この言葉から始まります。
そして西洋ではヒポクラテスの時代に、
「空気・水・土地」から生態論へ移行して意味の集約に入ります。
この二つの文脈から、「環境=Envilonment」この等式には無理があるようです。
曖昧さの利点と欠点
結局、現代問題の核心となる「日本語」、
そして国際的な英語の訳語としての隔たりと
漢字での表記意味の正確さを対照化するべきと考えます。
そこで、私はこれを「近さの概念」=トポロジー的概念として捉え直す、
その数学的手法も熟考方法になると確信してきました。
その具現化の応用も適用し、評価を受けてきました。
あらためて、日本語の曖昧さの利点と欠点に、
実は「観念」から「概念」
そしてコンセプト・Conceptの文脈があると結論化しています。
Tags: 「資本主義からの逃走」, コンセプト, コンセプトメーキング, コンセプトワーク, デザインワーク, トポロジー的概念, パロール, ラング, 人間, 元史・余闕伝, 医療, 周囲論, 対照訳語, 情報, 意味性, 文脈, 日本語, 曖昧, 概念, 機械, 現代, 現代認識, 環境, 生態論, 病院, 福祉, 科学, 空気・水・土地, 英語, 観念, 観念化, 距離観, 近さの概念
Posted in 030「情報としての日本語」, 資本主義から逃走せよ!
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5月 31st, 2010 Posted 12:01 AM
私は、「情報」という日本語が、
次のような意味合いを統合しているとしたら、
すでに曖昧な言葉に成り果てていると思っています。
● Information
報道・制度的な広報・私的あるいは公的事実性
● Intelligence
秘匿事・隠匿事・企み事・戦略・策略
● Knowledge
知識・経験事・生活の知恵・伝統伝承事
● Consciousness
意識・見識・良識
私は「情報機器」という製品アイテムを対象として
デザイン成果も生み出してきたと自負しています。
それだけに、すでに新たな「情報機器」を概念と観念で再考しなければ、
次々と進化する機器設計そのものと、
人間との関係が成立しがたいのではないだろうかと考えるようになりました。
したがって、特に、デザインを職能とする人や、
情報工学、環境情報、情報制御、医療情報などすべてが、
「情報」の意味と意義がどこまで、
日本語ゆえに曖昧であるのかを検証するべきだと提言します。
企業情報戦略も国家情報戦略も、
これからのネットワークの進化に対して、
この日本語でいいのかどうか、
あるいは、日本文化が伝統としての「曖昧さ」が本質であるとするなら、
その曖昧さの再利用を創出する時期になっていることを提案したいと思います。
そうなると、「情報」だけではなく、
再考し新たな概念と観念の言葉そのものを探し出す必要があると考え提示します。
たとえば、次のような日本語が考えられます。
以下の言葉については、この20年ほどいつも熟考対象にしてきた言葉です。
福祉
機械
環境
人間
病院
医療
科学
などです。
そして、こうした言葉がもっとも多用され始めている大学、その学部名や学科名、
そのコンセプトやアジェンダやスキームなどに対する
大きな懸念性と疑念性を捨て去ることができないのです。
この懸念性は私に突然、襲いかかってきたある種の不安感でした。
「デザイン」提案の大前提
なぜなら、将来・未来は、「言葉」から始まります。
さらに、わが日本には、「大物主」と「事代主」によって、
物質と情報は決定づけられた伝統の文脈があるからです。
決して、この論理は宗教論でも、神がかりな論法でもありません。
真摯に「未来づくり」へ文化への新しい文脈づくり、
すなわち「デザイン」提案の大前提なのです。
Tags: Consciousness, Information, Intelligence, Knowledge, アジェンダ, コンセプト, スキーム, デザイン成果, ネットワーク, 事代主, 人間, 企業情報戦略, 伝統の文脈, 医療, 医療情報, 国家情報戦略, 大前提, 大物主, 学科名, 学部名, 宗教論, 将来, 情報制御, 情報工学, 情報操作, 意味と意義, 意味性, 意識, 戦略, 新聞, 日常語, 曖昧さ, 曖昧性, 未来, 未来づくり, 概念, 機器設計, 機械, 物質, 物質と情報, 環境, 環境情報, 生活の知恵, 病院, 発明, 知識, 福祉, 科学, 秘匿, 策略, 経験事, 統合性, 総合化, 職能, 良識, 表層的, 製品アイテム, 見識, 解釈, 言葉, 進化, 隠匿
Posted in 030「情報としての日本語」, 資本主義から逃走せよ!
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4月 4th, 2010 Posted 12:01 AM
結論
私は三つの実存的な認識論をデザイン手法の背景にします。
循環性
まず、イノベーションは、単なる「技術革新」というのは、
ひとつの局面的な解決行為であり、解決方向でしかありません。
本来の意味には、経済=経世在民を維持するための意欲、
その活性化、それは循環性でした。
簡潔に言い切れば、「景気」という日常感覚の社会生理感であり、
そのままの実存性で語れば、「生きがい」や「働きがい」です。
したがって、再度、なぜ技術革新と直結しているのかといえば、
技術・技・術という行動規範や意欲活性化の方法と思います。
私たちの環境の要因には、
物質・情報・エネルギーが要素、その基軸性があります。
それぞれの軸性が、
活動的な時間性や経年性が加われば、要因化します。
この要因化へ向かう循環性がイノベーションと理解可能です。
アポリア
ところが、この循環性を遮断し、
到底維持も実行も不可能化することを「アポリア」と言います。
もし、循環性=生きがい・働きがいの停止は「死」に至ります。
実存的には、絶望であり、死に至る病と言われました。
現実、技術進化は常に「遮断性」が待ち受けています。
循環性の停止が不可避事態が発生します。
その時の姿勢は二つしかありません。
積極性と消極性
その事態への積極性と消極性です。
この極性から考えれば、
技術を受け入れるか、技術を拒否するか、の二者択一です。
最も顕著であるのは、
エネルギー技術論に反映していることは明らかです。
積極性の分離対決こそ誘発因
その実例が、「原子力運用」に関する賛否両論議の熾烈さです。
原子力技術は、問題解決をアポリアとする消極論と、
問題解決の技術推進への積極論は、
問題解決の技術停止への積極的な反対論が、積極論を分離しています。
私の判断は、この原子力技術の推進・対・反対という積極性、
この対立が、イノベーションの反発誘発だと考えることこそ、
最も知的なデザイン手法が主導するイノベーションの、
レトリック、あるいはメタファーとなるものと判断しています。
デザイン態度
したがって、デザイン態度、すなわちイノベーション支援は、
技術革新への姿勢としてのデザイン手法を明確化する、
その分離積極性の有無こそ、結論だと思っているわけです。
エネルギーによっての、物質と情報へのデザイン手法が、
現在最も論議を決着し、緊急的な具現化の創出が求められているということです。
デザインによってのみ、イノベーションの誘発は、
いわゆる文理融合であり、分離融合とさえ断言できます。
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Posted in 020「物質・情報・エネルギーとイノベーション」, 資本主義から逃走せよ!
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1月 14th, 2010 Posted 9:00 AM
1月14日 仏滅(甲子 )
世界が、
それこそ環境も政治も社会現象も
経済事情も不整脈に陥っている。
なんとかして、
社会にガンビットを
施さなければならない。
一度機能を弱体化しておき、
万全の機能にまで高めていく
というやり方だ。
『デザインの極道論』あつい
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