12月 6th, 2012 Posted 11:02 PM
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12月 4th, 2012 Posted 9:30 AM
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12月 3rd, 2012 Posted 12:00 AM
私は、形態=言語という定義である形素に固守しています。
そして、私はデザイナーゆえに、
デザイン言語による表現が形態と呼ばれていると考えます。
そして、デザイン言語=造形言語+形態言語、
すなわち、
デザイン言語=デザインする意味(意図)+デザインされている意味、
だと思っているわけです。
昨夜は、BMW i8が、
今世紀の車はここから始まるという事例を紹介しました。
ところが、BMWの未来へのデザインは、
さらにその次を予感して、
アドバンスデザインとしてモデル化は終わってます。
それは、車もやはり回帰すべき素材を纏っているのです。
「布」=fabricsを纏うという
想像力を技術的実現性へと向かわせていることです。
私は、
織物は「布(ふ)」であり、「膚(ふ)」であることにたどり着いて、
ファッションを評論し始めた経験があります。
「布」は、まさに皮膚のごとく身体を護るがゆえに、
機で織られて発明されました。
文明を指示する「機器」は、寒さから護る布ゆえに機があり、
飢えから護るために器ありの世界観です。
文明の最先端を車は、
その表現形態=技術言語として語られる必要があります。
その語り部としてデザイナーがいるとするなら、
車に「布」を纏わせた言語には、造形言語と形態言語によって、
近未来へアプローチする企業理念です。
こうした企業理念を言語化=形態化するには
デザインは必要不可欠な表現手法です。
私は、
その造形言語の形素に「布」を選んでいることにまた感服しています。
多分、欧州では「布」の感性的要素に、
・「しなやかさ」
・「きしみ」
・「ふくらみ」
・「しゃり」
・「こし」
・「はり」
・「ぬめり」、
この七つの形素が下敷きだからでしょう。
理念を形成すること、いや、創成することには、
言語要素、ソシュール的には音素と彼は呼んでいますが、
私は、言語としての形態には「形素」があり、
造形言語・形態言語の形素には、
造形・形態の要素足る素材への感性が評価軸であらねばなりません。
おそらく、BMWのこのアドバンスデザインの形素には、
七つの感性的要素が明快であるからこそ、
未来を招致するデザイン理念=企業理念が発言する、
造形要素と形態要素が確約していることを感受することができます。
わが国の企業に、企業理念の再構築には、
デザイン言語の音素と形素を
是が非でもデザイナーにこそ準備させてもらいたいと願っています。
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12月 1st, 2012 Posted 12:02 AM
昨日、多摩美大での特別講義を終えました。
大阪大学での「先端統合デザイン論」の核心を伝えたつもりですが、
キット、難しかったかも知れません。
造形言語でデザイン意図をかたちに込めて、
その出来上がったかたちから形態言語で意味されていることが
codeとmodeの構造(=関係)になるということを
次世代のデザイナー予備軍に知っておいて欲しかったのです。
それらを、「先端統合デザイン論・製品記号論」として、
私が阪大でそのまま講義している内容です。
そこには、今、日本のモノづくり=商品づくりから
早く開放されてほしいということです。
美大を出て、家電メーカーでインハウスデザイナーから出発。
人生の予定調和は、交通被災で破壊され、
ふるさとで「街のデザイン屋さん」をやり、
母校で非常勤講師、国立大などでも非常勤講師、
伝統工芸産地に飛び込み、
地場産業の時代的な経済変動とともにデザイン実務。
そして、大学人として
公立大でまさしくデザイナー養成教育に携わってきました。
それから、国立大学の工学系・医学系と関わりながら、
40余年、デザインに携わってきた者として、
ほぼ最終的な遺言だと私は思っています。
しかも、日本の産業経済は破綻してきました。
それでも、日本のモノづくりに夢と希望を与える唯一の職能は、
デザイナーでしかありえないのです。
多摩美大の教授たちからは、
プロダクトデザインと言う領域があること、
プロダクトデザイナーという職業があること、
これをもっともっと訴求しなければと聞かされました。
そうか、これで、また一つ、
私のやるべき使命が増えました。
小学生に、中学性に、もっともっとデザインを語らないといけない。
すごい車はデザイン設計で実現できる。
命を助ける医療機器もデザイン設計で実現できる。
防災対策も、放射能の問題も、
解決をつけられる大きな役割を果たせるのがデザインだということ。
そこにこそ、
造形言語と形態言語をしっかりと発想できる
想像力ある能力がほしいのです。
2012年12月になりました。
この一年の成果は、この12月中に、
日本の一デザイナーとして、
一大学人として、
海外にこの論理と実務デザイン成果をまとめておくつもりです。
Tags: CODE, MODE, インハウスデザイナー, デザイナー, デザイン意図, ふるさと, プロダクトデザイナー, プロダクトデザイン, モノづくり, 交通被災, 伝統工芸産地, 先端統合デザイン論, 公立大, 商品づくり, 国立大学, 多摩美大, 大学人, 大阪大学, 家電メーカー, 形態言語, 日本, 特別講義, 造形言語, 非常勤講師
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11月 29th, 2012 Posted 12:00 AM
新たなモノづくりとは、
「ことば」と「かたち」の相対論上にあると思っています。
したがって、私が現在、
日本の「モノづくり」は、商品産業経済論から開放されるべきと
主張する図式を掲げておきます。
「ことば」は、
「聞く」こと=音声で概念と意味性を了解することが出来ます。
また、一方では、
「かたち」は、
「見る」こと=形象で概念と意味性を認知することが出来ます。
無論、「ことば」を読み、「かたち」を読むというのは、
「読む」という認識への深度を深めていく理解性です。
だから、ことばもかたちも「読める」能力は、
人間としての理解力の程度を決定していることだと考えます。
そこで、私は、90年前にソシュールが「言語学」を構造主義的に、
あるいは記号論的に語ったことはとても重要なことだと考えます。
なぜなら、彼の著作は無く、
彼の講義録「一般言語学講義」を
テキストにすることを一つの方法だと思ってきました。
その結果が、ラング=辞書的言語・パロール=会話的言語を、
そのまま置換して、デザイン言語論として展開してきました。
それが、造形言語と形態言語です。
日本のモノづくりを商品づくりから製品記号論的に転換を求めています。
この主張はきっと私が職能家・デザイナーとして、
最期にたどり着いた
私の「ことば」と「かたち」の相対論だと断言しておきます。
大阪大学での講義をそのままに、
名古屋工大、そして多摩美大でも
今年最終の講義内容にしたいと思っています。
だから、30日には、
元スタッフや教え子たちにも
多摩美大での講義に参集してもらいたいと願っている次第です。
この相対論を決定づける事例は相当に収集しました。
結果、今、日本の企業が新商品として喧伝しているモノが
いかに産業経済を疲弊させているかも明らかです。
それなら、私のデザイン活動はどうなのかも、
自らの未来づくりの事例としてショーアップすることを約束します。
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11月 28th, 2012 Posted 12:00 AM
24年前のプロジェクトは、
この画面から始まりました。
当時はスライドでした。Musical chairs=椅子取りゲームです。
つまり、椅子はいくつもありますが、自分が座るべき椅子を明確に定め、
そして、自分が座った椅子にスポットライトが当たるのです。
これは、いまなおマーケティングをゲーム化したとき、
「時代が、社会が、注目したモノづくり」です。
しかし、もはや、
「モノ(商品)づくり」+「コト(情報)づくり」が必要であり、
これだけでも産業経済を活性化して、
理想的で確約された日常生活を存続させていくことは不可能です。
24年前に、このMusical chairsをスライドで見せて、
製品開発に入りました。
しかし、商品化まではたどり着くことはできませんでした。
それは、私の大きな悔恨になっていますが、
再度、私にその主導役が回ってきました。
今、このMusical chairsは相変わらず、世界の経済活動の根本的原則です。
そして、注目されてこの椅子取りゲームの勝者は
その性質や存在感の変異が求められているのです。
いつまでも一つの椅子に座り続けられるわけにはいかないのです。
椅子の持ち主になり、なおかつ、注目されない限り、
社会的な存在性を失います。
40余年もデザイナーであると、
まるで予言者のごとく見えて来るものがあります。
たとえば、この企業名ではダメだとか、
商品名が時代遅れだとか、
パッケージがダサいとか、
とどのつまりは、経営者がダメだ!とかが見えてきます。
Musical chairsを考えれば、自ずとわかることですが、
椅子取りゲームの音楽が始まります。
リズミカルで、軽快で、それだけに、
急停止するだけの即応性が必要です。
リズミカルであるというのは、
時代性の流れに身を任せることが出来るのです。
急停止する即応性は、
経営センスにいつでも、「軽やかな信念」が必要です。
「軽やかな信念」はどうすれば鍛えることができるのでしょうか?
私は自分の生涯をかけて
この「軽やかな信念」の鍛錬をしてきたと思っています。
だから、「軽やかな信念の無い」リーダーには
牙を剥くことにしてきたことも事実です。
Tags: Musical chairs, ゲーム, コトづくり, スポットライト, スライド, デザイナー, パッケージ, プロジェクト, マーケティング, モノづくり, 予言者, 企業名, 商品名, 存在感, 性質, 椅子, 椅子取りゲーム, 産業経済, 経営センス, 製品開発, 軽やかな信念, 音楽
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11月 27th, 2012 Posted 12:00 AM
24年前のプロジェクトが出てきました。
当時すでに、
「ブランド・アイデンティティーから具体的製品開発」までを
終えていました。
したがって、製品が商品になっていれば、
そっくりなモノづくりメーカーが、今、現存している有様です。
そこで、北陸・福井は「羽二重産地からポリエステル、
そして今では、産業資材まで」の織物産地になっています。
しかし、私は、「モノづくりの時代は終わった」ということから、
ふるさとの織物を再生というより国際的に創成したいと考え、
「青年部会」を中心にまず、勉強会をスタートしました。
製品・商品・企画・計画・情報・サービス・ブランドなどが
今でも企業戦略の金科玉条に語られます。
しかし、これ自体がとても耐えがたき「時代遅れ」であり、
「国際競争に勝つ戦略は○○○○○戦略(まだ?)」として
織物業界にその根付けを始める覚悟と決意と所存です。
そしておそらく、
この○○○○○戦略がわが国のあらたな産業経済創成にしてみせます。
画像は24年前には、
ブランド情報化にはこうしたイメージ写真撮影まで準備していました。
1時間半の講演後、青年部会のみんなと食事をしながら、
彼らの気持ちの中に入っていくことができたと思っています。
また、かってこれをともに関わってくれていた元スタッフは、
地元のTV局では企画職部長になっています。
少なからず、24年前のアイディアは間違ってはいませんでしたが、
今や、もう一度、時代を未来に向けて読み直しをし、
しかも、阪大やその他の大学でもこの○○戦略論と、
その具体的な論理と実務方向を教えています。
それは、私自身がデザイナーになって以来、
時代とともに、社会情勢を読み切ってきた私の直観であり、
かつ、私の「野生の思考」そのままなのだと思っています。
子どもの頃、織物産地には織機の機織り音が木霊するぐらいでした。
私がUターンした時にもすでに機織りの音は無くなっていました。
だから、当時の若い30代感性は、こうしたイメージを拡大して、
今をも見通していたことは事実です。
それから、さらに私は職能家としても経験と知識は増大しました。
したがって、私にとっても
最期のふるさと織物産地への提案を残しておきたいと考えています。
「織物・編物・不織布・まだ実現されていない
新素材のファブリックに未来のふるさと」、
これを必ず実現させるデザイン実務を果たす所存です。
Tags: 30代, アイディア, サービス, スタート, デザイナー, ファブリック, ブランド, ブランド・アイデンティティー, ブランド情報化, ふるさと, プロジェクト, ポリエステル, モノづくり, モノづくりの時代は終わった, 不織布, 企画, 勉強会, 北陸, 商品, 国際競争, 情報, 感性, 新素材, 時代遅れ, 産業資材, 知識, 福井, 経験, 編物, 織物, 織物産業, 羽二重産地, 製品, 計画, 野生の思考, 阪大, 青年部会
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11月 21st, 2012 Posted 9:30 AM
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11月 20th, 2012 Posted 2:03 AM
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11月 19th, 2012 Posted 12:00 AM
デジタル時代であるということを大前提にするべきです。
とすれば、
その具体的なPCやスマホが生活シーンに入ってきて、
日常生活には多大な影響や制御系を与えることは自明の論理です。
だからと言って、
洗濯機や冷蔵庫の使い勝手にスマホが摘要されることは愚の骨頂です。
それらを「商品」と読んでいる限り、
わが国の日の丸家電はもとより、ハイブリッドカーや電気自動車なども、
国際戦略的に産業の先進国家であり続けることはありえないというのが、
今、私の判断です。
すでに、商品は記号であり、記号ゆえに情報性を内在しているからこそ、
この情報社会において価値を持っているのです。
私自身は「価値の多様化が進展している」なんていう、
そんなマーケティング分析などには大きな疑念を抱いています。
ここに提示したマトリックスは、すでに以前も分析と提案をしています。
https://ouzak.co.jp/blog/?p=8605
既存価値と想定内のことはコードの体系にあります。
よって、商品?記号化するには、
この体系を組み合わせたり、
あたかも直感というコンセプトから造形言語によって「意図」を込めます。
しかし、
実際は、購買者・生活者・ユーザーは、モードとしての体験にこそ、
その価値観を求めているわけです。
よって、今更ながら、
製品企画や商品展開での経営仮説などほとんど無意味になっています。
かつて、プラズマTVを確信犯的に私は非難したことがあります。
その企業や量販店は私を訴えるという事件性に繋がりました。
結果どうだったでしょう。
そうした企業は赤字転落です。
今、私は日の丸家電も自動車も、
すべからくこれまでの産業構造を大革新すべきだと断言しておきます。
あえて、空欄のマトリックスを今夜は提示しました。
この空欄を埋められるデザイナーは限られています。
それは、企業経営者がもっとデザインの本質を
認知するだけの「経営美学」というセンスが必須だということです。
「記号の差異性しか価値を持たない」というのは、
ボードリヤールが30年前の言説であり、
「モードの体系」に流行性、あるいは価値観の変動、
それらを言い当てていたのはロラン・バルトでした。
特に、デザイナーはもう一度、
彼らの言説を根底から読解すべきだと提言しておきます。
Tags: PC, コンセプト, スマホ, デザイナー, デジタル時代, ハイブリッドカー, プラズマTV, マーケッティング, マトリックス, モード, モードの体系, ユーザー, ロラン・バルト, 企業, 企業経営者, 使い勝手, 価値観, 冷蔵庫, 商品, 商品づくり, 商品展開, 国際戦略, 情報社会, 意図, 愚の骨頂, 日の丸家電, 日常生活, 洗濯機, 生活シーン, 生活者, 直感, 経営仮説, 製品企画, 記号, 購買者, 逃走, 造形言語, 量販店, 電気自動車
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