7月 14th, 2012 Posted 12:00 AM
パーカーの5thが発売になったときすぐに紹介しました。
なにしろ、筆記具はプロにとって、
重大で大切な道具であり、私の「意志のメディア」だからです。
「意志メディア」とは、思考結果だけではなくて、
筆記具グリップ感が、
意志を決定してくれる媒介であってほしいということです。
そして、今年度の文具大賞では、
プラチナの「インクが筆軸内で乾燥しない」万年筆が登場しました。
文具大賞の表彰式後にプラチナ万年筆の社長さんと立ち話をしました。
もっと高額で高級品も絶対に商品化してほしいこと。
日本の筆記具は世界的にも最高の技術的成果がありますが、
どうしても、海外の有名ブランドの十分の一価格です。
それには幾つかの「負け要因」がありますから、
その「負け要因」の話をしました。
呉竹の万年筆ペンも社長さんと話ができました。
今年はなかなかいいモノが出来ました。
これにも「負け要因」があります。
そして、私にとっては「スケッチが描ける万年筆」です。
パーカー5thは、どうしてもスケッチペンには不向きです。
まだプラチナには可能性があります。
結局はペン先・インク・リフィールそしてペン先の乾燥度合いが問題です。
かくなる上は、やっぱり自分のデザインで
世に問うことしか無いとも考えています。
パーカーは、万年筆風のペン先にこだわって、
リフィールを革新したことがポイントでした。
すでに、リフィールも、細字・中字・太字までそろってきましたが、
ペン先乾燥においては、まったく、プラチナには及びません。
プラチナもペン軸のデザインというより、
デコレーション=素材仕上げに高級感が望まれます。
この写真のような透明軸は「デモンストレーター」と呼ばれています。
大抵の万年筆ブランドには、
この「デモンストレーター」タイプアイテムがありますが、
プラチナはその筆頭でしょう。
しかし、この「デモンストレーター」タイプなら、
絶対にカートリッジやコンバータではないアイディアが欲しいのです。
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7月 8th, 2012 Posted 12:00 AM
日本が「ホスト国」であり続けること。
これは私が、日本の貿易立国・見本市コンベンションの最大目標です。
「製品デザイン」の中心国であることを意図して、
「DESIGN TOKYO」展を創って三年目になります。
この展示会は、二つの領域で構成しています。
まず、この展示会に出品できるかどうかは、
「審査会」を設けています。
今年はMoMAのアシスタント・キュレーターも入っています。
同時に様々な領域展も開催しているので、
日常生活のあらゆる商品・モノが見れることと商談が可能です。
アジアはもちろんアフリカ・欧米からバイヤーも増えてきました。
特に、「DESIGN TOKYO」はデザイン中心主義を高めると同時に、
次世代デザイナーの発表の場があります。
これは、私の強い狙いがあります。
海外で発表すると大変な出費になります。
そして発表成果はほとんど無いと言ってもいいでしょう。
しかし、この場なら、バイヤーと直接デザイナーから売り込みが可能です。
欧州の有名な次世代デザイナーや企業がショーアップしている展示会は、
高額な出品料を取られて、投資効果はゼロです。
韓国の次世代デザイナーはほとんど出品しなくなりました。
「DESIGN TOKYO」であれば、MADE IN JAPANが明らかです。
今年は台湾政府から
台湾デザインセンターが選別したモノが持ち込まれました。(写真右上)
ふるさと福井からは毎年、
Hacoaが審査通過して発表しています。(写真中央下)
ワイフが座って確認しているのは、
デザイナー提案の「椅子」であり、
毎年発表の場にしていただいてます。(写真右下)
来年は、出品意図を明解にしてもらうためにどうすべきか、
次世代デザイナーには、新たな産業を紹介し、
このような領域という「テーマ」そのものを提案します。
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12月 4th, 2011 Posted 12:00 AM
良い音を聴きたい。
素晴らしい音環境に包まれたい。
だから・・・
これが私のオーディオ世界に入っていったきっかけでした。
のめり込んでいったのは美大時代でしたが、
当時、とても高額だったステレオシステムは持てませんでした。
2chのテープデッキとトリオ(Kenwood)のヘッドホンで、
10本ほどのJazzとRockのmusic-tapeだけでした。
プロのデザイナーになるデザイン対象は「音と光」を選びました。
幸いにして主任教授の指示(命令)で入社した東芝は、
Aurexブランドを立ち上げ、
そのブランドマークからビジュアルアイデンティティまで担当できました。
そしてAurexに新しいオーディオ製品開発分野では、
当時の東芝には「エレクトレットコンデンサー技術」があり、
カートリッジ・マイク・ヘッドホンの商品化の企画から関与できました。
しかし、ヘッドホンは頭部と耳部に装着する機器開発は
デザインの根本から研究しなければなりませんでした。
まず頭部の大きさから耳の形態、
そうして装着感という性能が局部空間での再生音響を
デザインでどこまで機能性を引き出せるのだろうか、
これがテーマでした。
頭部の大きさはジェット戦闘機のヘルメット資料から学びました。
耳への装着感は、ヘッドホン重量・当時は平均300gもあり、
耳部への圧着感についてもある法則を見つけました。
この経験が眼鏡フレームデザインに応用することができました。
今でもヘッドホンは手にとっただけで圧着性の製品性能が判断可能です。
重量は150g(今では考えられない重量)をめざした苦労がありました。
またエレクトレットコンデンサー技術開発を現場で見ていたこと、
これが「素材開発」のプロセスを学んだ一つの経験でした。
今やiPodでのHiFi再生では、ヘッドホンは要です。
私自身どれだけのヘッドホンを試して現在に至っているかを紹介します。
最近、Bowers & Wilkinsを試聴しています。
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