11月 13th, 2011 Posted 12:00 AM
1971年に新設された韓国科学省の大学。
韓国では入学が最も困難といわれています。
KAISTは
Korea Advanced Institute Science and Technology
博士課程の学生は兵役免除される唯一の国立大学です。
したがって、この大学出身者、
特に、インダストリアルデザイン出身者は、
ソウルの副市長であったり、
韓国主要産業の理事職についているゆえに、
韓国での「デザイン」は制度設計から商品開発まで、
とても勢いがついてきたのだと私は判断しています。
阪大とは特にインダストリアルデザイン学科系と提携。
私の学生が短期留学したりしている関係にあります。
学科長とは、名古屋市立大学当時から親交があり、
彼自身は阪大で博士号を取得ということもあって、
大学間提携をしました。
明日から、「Progressive Inclusive Design」の
実務例、特に、PKD=Peace-Keeping Designでの
「経鼻吸引ワクチンの検査から吸引器具開発」を
紹介してきます。
したがって、
「Progressive Inclusive」についてと、
医工連携へのデザインや、3.11についても
語ってくるつもりでいます。
写真は昨日も紹介した「私の研究室からのおみやげ」です。
Tags: 3.11, KAIST, Korea Advanced Institute Science and Technology, PKD=Peace-Keeping Design, Progressive Inclusive Design, インダストリアルデザイン, ソウル, デザイン, 兵役免除, 制度設計, 副市長, 医工連携, 博士課程, 名古屋市立大学, 商品開発, 国立大学, 大学出身者, 学科長, 理事職, 短期留学, 親交, 阪大, 韓国, 韓国主要産業, 韓国科学技術院
Posted in 祈望から企望へ
目次を見る
11月 12th, 2011 Posted 12:00 AM
私が大学人になった一つの理由です。
それは、光造形=ラピッドプロトタイピング、
この手法をプロダクトデザインに導入したかったからです。
米国で、ALIAS社とプリンストン大学で開発途中の光造形、
そのモデルは小さな平板の歯車でした。
その歯車がきっと立体になるという直感でした。
日本では手に入らない光造形原書を読みまくりました。
「クラインボトル」がモデル化されていた写真、
これは多分、合成写真だと思いました。
自分で試したい、その気持ちが大学人につながりました。
1996年、名古屋市立大学に芸術工学部新設時、
私の研究室には、光造型機(紫外線レーザー)と、
周辺のワークステーションと初期の3D-CADが入りました。
結果、「クラインボトル」を当時の3D-CADでは、
ほとんど製作が困難でしたし、
3D-CADからSLAデータへの変換などで自分を鍛えました。
素材も湿度影響などでとてもやっかいなものでした。
したがって、3D-CADソフトの変遷は全て見てきたと思います。
今や、半導体レーザーでの光造形はすでに一般化しました。
そして、光造形での素材も初期のエポキシ系からは
相当に進化し透明になり、湿気影響なども全くなくなりました。
そして、この組み合わせた「クラインボトル」は、
研究室訪問のゲストにプレゼントしているモノです。
今回、KAIST=韓国科学技術大学院大学へ持参のために量産。
そしてこのクラインボトルを二つ組み合わせて製作可能も、
ラピッドプロトタイピングなればこそ可能になります。
この組み合わせを、米国・フィラデルフィア大学でプレゼし、
ティニアである教授達との会話から、私が「人工臓器」、
なかでも「人工心臓へデザインを」という動機になりました。
これまで、私は名市大から阪大の研究室につながるまで、
この製作によって、様々なノウハウを持つことができました。
「点・線・面」の概念が、
それこそ、カンデンスキーの芸術的予測は、
数学領域での「空間論」と対峙することを暗示していました。
点には大きさがあり、それは限りなく正方形であり、
線には太さがあり、面には厚さがある、という予想です。
光造形=ラピッドプロトタイピングは、
もっと造形教育に取り入られるべきものだと思っています。
米国の大学では、デザインや建築の実習では当たり前です。
すでに、3D-CADは6D-CADに進化していることも
「モノづくり」日本に多次元CADは不可欠な領域です。
Tags: 3D-CAD, 3D-CADソフト, 6D-CAD, ALIAS, KAIST, SLA, エポキシ, カンデンスキ, クラインボトル, ゲスト, ティニア, デザイン, ノウハウ, フィラデルフィア大学, プリンストン大学, プレゼ, プレゼント, プロダクトデザイン, モノづくり, ラピッドプロトタイピング, ワークステーション, 予想, 人工心臓, 人工臓器, 光造型機, 光造形, 写真, 初期, 動機, 半導体レーザー, 厚さ, 原書, 名古屋市立大学, 名市大, 変換, 変遷, 多次元CAD, 大学人, 太さ, 実習, 対峙, 建築, 手法, 教授, 数学領域, 新設, 日本, 暗示, 概念, 正方形, 歯車, 湿度影響, 点, 点・線・面, 理由, 直感, 研究室, 研究室訪問, 空間論, 立体, 米国, 素材, 紫外線レーザー, 線, 芸術工学部, 芸術的予測, 透明, 造形教育, 進化, 量産, 開発, 阪大, 面, 韓国科学技術大学院大学
Posted in 祈望から企望へ
目次を見る
10月 13th, 2009 Posted 9:44 PM
10月13日
韓国のKAIST
今、韓国で
最も入学がむずかしい大学・大学院から
Myung Suk Kim, Ph.D教授が
いらっしゃいました。
BOSS(川崎和男)に
KAISTの先生の作品をいただきました。
「LOVE POT」Aroma Humidifier。
Myung Suk Kim, Ph.D教授は、
阪大で博士号を取得された方でもあります。
二人のお話は、デザイナーの職能を
さらに高度化していくプログラムなど、
多岐に及びました。
また、IASDR2009の主催者です。
目次を見る