6月 25th, 2013 Posted 12:00 AM
ニュースキャスターで著名な人と盲目の人が遭難しました。
彼らはプロ級の腕前を持ちながらも、
さすがに、台風から温帯低気圧の凄まじさには負けました。
ヨットが破壊され、遭難での救済を求めたのです。
岩国(厚木かも)基地から海難救助が飛び立ったそうです。
私なりにはきっとあの飛行機が行ったのではと思っていました。
案の上、その機種は知る人ぞ知る名機でした。
「US-2」という水上飛行機でした。
しかし、波高3~4mに着水し、ゴムボートで救助して、
再び、水面が荒れ狂う海から飛び立つのは、
機種もさることながら、大変な飛行術と救難術があったからです。
救助されたニュースキャスターが、泣き声での事情説明。
「11名がたった2名救援のため」という説明は涙声でした。
命が助かるということは、彼らの冒険旅行以上に、
わが国には、素晴らしい飛行機と絶え間ない訓練があったことを
私たちに知らしめてくれました。
彼らの行動の是非はいろいろと個人的な所感が重なるでしょう。
けれども、私には、「やっぱり、あの名機だった!」ということ。
ちょうど、「Ship of the Year」審査会後に、
元船長からの海難救助がどれほど困難かを聞かされていただけに、
私は、その機種と海上自衛隊の存在を確認できました。
そして、航空機にはわが国の飛行機製造技術が、
見事にもしっかりと継承されていることに感動しました。
「US-2」に引き継がれてきたのは、
確かに大東亜戦争(太平洋戦争・GHQに書き直された)でしたが、
航空機の製造技術は遺伝子的に残っていたのです。
これだけの技術がありながらも、
わが国ではジャンボジェットは造れません。
かつて、政府からフランスに出張させられたときに、
トゥールーズでは、日本人のエンジニアが一杯いました。
ドイツ人のデザイナーが言ってました。
「ジャンボジェットが創れるのは我々と日本人だけだ」と。
救難された二人が言っていました。
「すばらしい国家の民だった」と。
わが国には、あの戦争から生まれたかも知れない技術であっても、
おそらく、これからの世界にとって肝要なモノづくりの民です。
そうして、日夜、訓練してくれている人たちもいる国民なのです。
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7月 25th, 2012 Posted 12:00 AM
昨今の気候は、異常を超えています。
異常気象というのはもう半世紀も言われてきました。
しかし、大豪雨、竜巻、落雷、大猛暑、
それも連続しています。
この自然現象と平行するかのように、
反原発からオスプレイ配備反対などの「デモ」を
群衆的行動と呼ぶことは、大間違いだと言わざるをえません。
私自身は、冷徹に反原発には「範原発」という思想と行動を目指し、
オスプレイのような新たな飛行機器にはたまらない魅力があります。
けれども、オスプレイの完成度、認知されている事故頻発からは、
とても軍備機器にはなりえていないでしょう。
そして、現政権=政治は、
「民衆」・「民衆的行動=デモ」を群衆的行動と見ていますが、
それはとんでもない政治判断だと指摘しておきます。
大阪では、「大阪維新の会」の動向が、
あたかも大政翼賛会のごとく語られています。
これも歴史認識・知的史観に、あたかも大豪雨や竜巻のごとき、
現代民衆の「知的構造」に大変動が起きていることを見逃しています。
大衆・少衆・分衆は群衆になり、
それぞれの群衆的心理性はこれまで語られ「定本化」しています。
これがもう限界を超えてしまっていると判断すべきでしょう。
もはや政治形態・政治形式そのものが、
「環境」と「遺伝子」が「情報、そのネットワーク」によって、
環境構造変化と群衆の遺伝子操作が進行してしまったのです。
それはたとえ、この群集心理を利用して、
未だに左翼的イデオロギーを再興しよう、
国家転覆を意図している輩も綿密検証されて見捨てられるでしょう。
政権交代を渇望していた時あたりは、
まだ「群衆心理性」が反映していたかもしれません。
おそらく、大衆・少衆・分衆が情報ネットワークでの学習効果は、
群衆を「新公衆」へと確実に進化していると私は判断し、
私自身、「新公衆」の一人としてこの祖国を想っています。
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7月 9th, 2012 Posted 12:00 AM
永世中立国家を維持しているスイスは私には謎国家です。
永世中立によって「平和」のために、
全国民皆兵制、全ての住宅にシェルター設置は義務です。
スイスの防災マニュアルを読みました。
文字だけではなくグラフィックデザインとして、
本当に素晴らしく美しい本になっています。
まず、祖国ということ、
国の自由・国民の自由を定義しています。
これこそ「愛国」の基本でしょう。
あらゆる災害・戦時体制・原爆から死刑にまで、
国民がどう平和で安全に、
「いざ」という場合がとても懇切丁寧に、
おしゃれなイラストとともに編集されています。
国家転覆への情報対処・情報戦を
国民の認識方法まで述べられています。
「平和憲法」の文言にだけ頼っているわが国との違いを
あらためて、見直す必要があると思いました。
これは、憲法の具体的な行動規範です。
国民が平和で安全を確保する基準とは、憲法で制定していますが、
その具体的行動を「日常生活」でどう認識し、
しかも国民皆兵制ゆえに、成人は女性も武器訓練があります。
特に、私は、国家転覆の情報コントロールと死刑の記述は、
これなら国民全員が納得できると思いました。
スイスには死刑はありませんが、
国家維持を破壊する者や国家転覆者には、
絶対死刑というのは、説得制があります。
日本は、天災が一段と厳しい環境下にあります。
政党の嘘だらけの「マニフェスト」など不要です。
だれでもが分かりやすい、憲法を読むのではなくて、
具体的に、自分・家族・コミュニティ、そして国家が、
平和と安全を維持していく具体的な行動規範こそ、
安心国家の安泰性を確約するものと考えます。
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7月 2nd, 2012 Posted 12:00 AM
目の不自由な方・盲目の人を描いています。
この絵画には二つの意味があると言われています。
すべて盲目の人たちが列を成して歩いていると、
池の中に落ちてしまう、という構図です。
これは、盲目の人の行動を描いたわけではありません。
健常者が無知なまま行動すれば、
それも無知な健常者の集団が行動すると、
とんでもなく、まるで池に落ちるように、
大失敗するという、その教訓的な意味の表現です。
そして、もう一つは当時、盲目の人には、
これだけの種別があるという表現です。
まず、先天的な盲目の人と後天的な盲目の人、
それぞれの容貌が描き分けられていて、
当時の特に後天的な眼病の結果表情があるらしいのです。
まさしく、教訓的な意味の絵画性=教訓性は正解です。
というのは、特に、先天的な盲目の人は、
決して池に落ちるわけがないのです。
余程、健常者の人の方が、
見えず、感ぜずが確実に多いはずです。
白杖一本で、自分の歩行環境を感得する能力は、
健常者の人よりはるかに高いと思います。
ブリューゲルは、盲目の人たちが池に落ちるという表現、
それは無知なる健常者こそ盲目だということを教訓として
ずばり描き切っていると言うことです。
これは世界盲人会連合で1984年に制定された、
視覚障害者の人たちが安全やバリアフリーを考慮された
環境・機器・設備から信号機、書籍に表示されています。
しかし、このマークの機能性は私には不明です。
健常者に向けての注意喚起・思いやりの発揚でしょうが、
私はもっとデザイン精度を上げる表現知恵不足を感じます。
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4月 24th, 2012 Posted 12:00 AM
フリーになっても、オーディオデザインで生きていく、
その気持ち、志は変わっていませんでした。
東芝Aurexでは、音響機器の工業デザインに留まらず、
イベント企画=Aurexコンサートやオーディオフェアなど、
ショールーム設計、レコード編集、量販企画まで
なんでもかんでも興味いっぱいに首をつっこんでいました。
意匠部長(現デザインセンター長)にはしばしばしかられつつも、
チーフがいつも私の自由行動を許してくれていました。
実際は意匠部長もかわいがってくれていたのです。
上司には本当に恵まれた東芝は、私を鍛えあげてくれていたのです。
音響機器デザインをより拡大したい、
この想い、デザイン領域の拡大という志は今も変わっていませんが、
オーディオにビデオアート・作曲録音・多チャンネルHi-Fi再生を
作品化しようとしていました。
30-Channelというのは、
30個のフルレンジスピーカー=ロクハンを曲に合わせて
一個一個制御しようと考え実現しました。
リレー回路でSPチェンジするプログラマブルコントローラーでした。
今ならパソコンで簡単に可能です。
しかし、この投資は発表はできませんでしたが、
現在、「アンビエントアライアンス」に繋がっています。
「興味を持ったら、徹底的に納得するまで実行する」。
これこそ「行学」の基本だと私は思い、行動を起こしてきました。
どれほど当時は無駄遣い=浪費したかしれませんが、
人生において重要なことだと考えます。
だから、このことは教育者としても、
自分で作為的に重ねてきた経験ですから、
学生、次世代デザイナーには強調主張しておきたいと思います。
そして、そのようなことを試みているデザイナーということで、
フォーライフ・レコードや
「流行通信」、PLAYBOY 誌や平凡パンチ誌にも伝わり、
フォーライフ・レコードからデジタルガレージ設立や
「流行通信」に連載を持ちました。
けれども、徹夜仕事やメチャクチャな生活習慣で、
すっかり体調を著しく悪くしてしまいました。
父や金沢美大の恩師からも「帰ってきなさい」、
常に診てもらっていたドクターから
「ふるさと」へ帰れと命じられてしまいました。
丁度、ジョン・レノンが暗殺されたこともあり、
(私の青春は終わった)との気持ちいっぱいになり、
大きな挫折感を持ちながら、56豪雪になろうとする福井に戻ったのです。
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4月 13th, 2012 Posted 12:00 AM
地球環境が1000年に一度を引き込んでいるのでしょうか。
そのような時期に自分の生涯を重ねたくはありませんでした。
私の正直な感想です。
また、スマトラ周辺で大地震がありました。
ということは、3.11の再来が予知・予測されるのかもしれません。
地震は予測ではなく、あくまでも「予知」です。
少なからずこの言葉の意味、コンセプトを読み取ろうとすると、
「科学的」という印象からはずれてしまいます。
私は、地震の予測、あるいは予知、
これは三つの方向から考えられると思います。
それは、結果から原因を見いだす予測の方向と、
原因があるから結果が予知できるかもしれないということです。
大地震は、三つあるのではないかと考えます。
これこそデザイナーのDIVINATIONでしかありませんが・・・。
まず、地殻変動・プレートでのストレス現象です。
これは最も現代地震学の科学性があることになっています。
次が、人間の知恵となっている動物の様々な異変、
特に、魚や鯨の行動異変や大漁が起こるという自然現象もあります。
これは古からの言い伝えにもなっています。
最後が、地磁気力や成層圏での電磁波異変、
これもオーロラの発生緯度低下などの現象です。
私は、この三つがどのようになっているのかは報道でしか知り得ません。
となれば、
報道もこの三つの原因・結果と
結果・原因に敏感であってほしいと望みます。
特に、成層圏と電磁波の関係などは予知どころかまだ未知の領域です。
しかし、オーロラの異常発生が最も、
予知性より予測セグメントが高いと私は思っています。
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8月 9th, 2010 Posted 10:00 AM
8月9日 仏滅(辛卯)
出会った印象で
好き・嫌いを判断し、
感情のおもむくままに行動を決定する感覚は、
人間にとって
重大かつ不可欠な原初的特性である。
それこそ
「野生」である、ということだ。
実はこの直感的な感情は、
きわめて知的な部分にも直結している。
『デザインは言語道断』好奇
Tags: KazuoKawasaki, 不可欠, 判断, 印象, 原初的特性, 好き, 嫌い, 川崎和男のデザイン金言, 感情, 感覚, 決定, 直感的, 直結, 知的, 行動, 重大, 野生
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4月 1st, 2010 Posted 8:16 PM
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