また受容するだけでなく
封じ込められ
包囲されることで
満足する感性と欲望が、
ある種の新たな変容を
希求する刺激値として
デザインを要求するとき、
そのデザインは
時代の風のようなもの、
すなわち
メタファーを
形態化しているものである。

時代の様相に
インジケータを与える
表現としてのデザインは
流動的である。

教材としてのデザインから、
産地が
自己啓発する力を育んでこそ、
伝統が息づいていく過程が
生まれるだろう。

産地活性化のための
デザインとは、
あくまでもデザインを
教材としてあつかうことである。

教材としてのデザインを
産地に配置するには、
デザインの教材化を、
かたち創出のための
ものづくり工程そのものを、
デジタル化すること
ではないかと想像している。

あくまでも、
デザインは
教材としての位置付けで
地方活性化コンセプトに
臨むべきであると考える。

ひとまず、
デザインを教材として、
産地に根づかせることが
出来ないか。

そこで、
この地方活性化という
テーマに対する
デザインの役割を、
今、
整備しなおす必要が
あるのではないかと
考えている。

こうしたケースは
デザインへの信頼度を
希薄なものにする
要因となる。

デザイン導入が
儀式化して一発花火で
終わっているケースも
出てきているようである。