4月 16th, 2019 Posted 12:00 AM
世界で最大の双胴機が開発され、初飛行が成功しました。
結局は軍事であり、技術はやっぱり軍が進化させているようです。
名称は「ストラトローンチ」=Stratolaunch。
ボーイング・747型のエンジン6機を積み、厄介なのは、
戦術的にはミサイルを発射出来ることです。
最高速度は時速は304キロ、最高高度は5183メートルでした。
この企業はストラトローンチ・システムズであり、
インドには最大の空中輸送機「アントノフAn-225」があります。
しかし、これも軍用です。
軍事目的の利用であることと民主主義とは一致していません。
しかし、ロボットや飛行、航空機、宇宙関連など
最大のモノ開発はそういった目的のために進歩前進します。
私も例えば、ナイフの開発をしていますが、
ナイフそのものは、攻撃用にも護身用にもなり、
当然、日常生活用でもあります。
アップルで仕事をしていた頃、企業哲学として、
「国務省が絡むような仕事、製品をつくらない」がありました。
未来への技術開発が、戦争という手段に使われずに、
次世代の豊かな生活を築くものとなるよう信念が必要です。
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4月 6th, 2019 Posted 12:00 AM
「青田残さず」 。
西郷隆盛の言葉であり、元来は中国の古典「庭訓」からの
引用とされています。
私は、最初は「一人っ子」、後に母違いの妹ができました。
が、子供の頃から、父からはこの言葉を言われていました。
しかし残念ながらともかく「美田を残したい」と
財や地位や権利を囲い込むような、政治家さらには経営者、
そして、デザイン界でも同様で、社会が見逃しています。
デザイン界でも、その継承後には様々な問題が起こります。
私も恩師に関わることでは見過ごすことはできません。
恩師デザインの管理が不足していたり、
その展開が間違った方向に進んでいた場合、
オリジナルが傷つくことが気がかりです。
もはや全てが知られています。
私は世代交代をともかく見守っていますが、
こういう輩には、正面突破で忠言をしています。
何しろ世に作品、製品、商品を、「劣った美意識」で
恩師の名で送り出すことができる偽デザイナー風がいるのです。
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3月 24th, 2019 Posted 12:00 AM
世界的なショップでは、このようにして伝統が崩れていきます。
私は越前打刃物にはデザイナー人生の大半つき合ってきています。
ゆえに包丁のあり方には、産地の存続、
後継者の育成といった長い時間軸で製品、商品を見ています。
伝統工芸士という認定制度もあり、産地と職人を育成、
産業振興で次世代へと伝統をつなごうとしていますが、
本来の包丁と日常食の関連が希薄になってきました。
家庭の調理とその道具は、生活スタイルのバリエーションとともに
多様で多種に存在します。
私にとっての包丁=Kitchen Knifeはブランド「Takefu Knife Village」です。
刃と持ち手の柄を一体化しました。そしてその素材を開発し、
高品位ステンレス鋼で鋼をサンドイッチした構造により
日本刀=62に近いビッカーチ硬度=60を実現しています。
そしてブランディングに必要なロゴ、マーク、キャラクター、
テーマやコピーとできる全てを注ぎました。
そうすることで世界に発信することと産地と職人たちが
産地哲学あるいは理念を共有して続けていくこととなります。
あらためて産地ポリシーに添って、
私は、新たな包丁=ナイフの提案がすでに存在しています。
このキッチンナイフの新しい形態と実装の想像で、
伝統=「裏切り」を創ります。
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2月 15th, 2019 Posted 12:00 AM
「デザイン」と「ブランド」について書かれた
経営書籍は、洋書も邦訳書も、たくさんあります。
ブランドは、「今でも何がデザイン戦略」か、
または、「何がブランド戦略」か,は全く述べられていません。
そして未だに、
国内では「デザインシンキング」=「デザイン思考」で語られ、
それには、米国の著作がいっぱいありますがデザインファームなどで、
デザインもブランドも、その企業では戦略と戦術はがっかりします。
それが日本の最大欠点になっています。ところが、
私は「コンシリエンスデザイン」を、阪大在籍中、
主催していたKK適塾で語ってきました。
基本的には4種であり、邦訳は一冊あります。
実は、「ブランドとは何かという戦術」があります。
「何がデザインとなるか」、このテーマが語られること、すなわち、
企業のマークやロゴタイプ、サービスメソッド、企業哲学、店舗や制服、
キャラクター、そこで働く人達の、製品と商品とあります。
また、ハイブランドとしてそのカラーが、イメージ戦略を通して、
そのボックスやパッケージが戦術になるのです。
PANTONE・1837は、1837年に創立された「ティファニーブルー」、
ブランド形成の、その歴史とブームと考えていいのです。
春の訪れを告げるこまどりの美しいイメージ、スカイブルーです。
ティファニー製品イメージとともに重ね合わせ、
このブランドイメージは構築され世界中で定着しています。
デザイナーとしては好きな色をつくりませんが、
個人的にはブルーは好きな色です。
それこそ、エルメスがオレンジ、カルティエやバカラのレッドなどは
別格のブランドカラーとなり、
彼らの製品が商品として成立したブランド戦略だと思います。
もはや、日本のデザイン界は、
もう一度、デザインとブランドを語り直す必要があるようです。
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1月 20th, 2019 Posted 12:00 AM
「Kazuo Kawasaki」。
フリーになって、ともかくこれからが、デザイナーとして
「名前を出す」と言うことで作成したロゴタイプです。
天地60mmで、ある書体(不明)を参考にして、
ケント紙上(ホワイティングが可能)で作成をはじめました。
私の作品・企画書・計画書に記載されるこのロゴは、
全てのレタリングの調整を終えるまでに3ヶ月くらいかけて
当時、赤坂の事務所でつくっていたことを思い出します。
最もzの書体が気になり、そのうちの2ヶ月をzの書体を調整しました。
しかし、このロゴタイプは最初は企画書だけに使用していました。
ふるさとの福井に帰ってから、越前打刃物にデザインを導入し、
「タケフナイフビレッジ」のブランディングを手掛け、
デザイナーとしての自分の名前は、表に出さないと私は決めていました。
また話題になってからも、私の写真は掲載しないとも決めていました。
作品よりも、「身障者がやっている」というイメージが、
先行することを恐れてたからです。
まだまだ公然と偏見や差別がある時代でした。
これを出来る限り、作品から抹消したかったのです。
28歳で車イスになり、まもなく70歳です。
そろそろ、思い切ってこのレタリング=ロゴタイプで、
デザインを使用していいのかと思っています。
ちなみに、名前をブランドとして商標登録するには条件を
満たす必要がありますが、
「Kazuo Kawasaki」は商標登録されています。
最近では、企業の製品で自分を売り出すデザイナーが、
多いことこそ、「デザイン本来」を忘れています。
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1月 11th, 2019 Posted 12:00 AM
リモートコマンダー(リモコン)のペーパーモックと製品までです。
まず、私のアイディアは、「リモコンに丸孔を」開けようでした。
リモコンには全て基準がありますからそれらをクリアして、
また一方で単なるカバーリング、なのです。
リモコンの化粧直しで済まされることがほとんどで、
型から起こしてもらえる機会や企業はほとんどないでしょう。
技術批判は「丸孔なんて・・・」から始まり、
オーディオ標準の長いサイズへの調整と確認、
それを操作性とともに段階的に修正していき、最終決定となります。
私の場合ほとんどが、意思通りに今後の課題をふまえ、
「デザインが技術を進化させていく」ことができています。
私の想像力では、4つのボタンと液晶で、
全て機能性のコントロールが出来上がるところですが、
まだまだ一般化出来ないというメーカーの意見に納得しました。
だから、FORIS.TVだけです。
背面には、*リモコンの収納までありますし、
放熱孔さえまったくありません。
当然ながら、こうした表面だけではなく、
側面も底面も丁寧にデザインと技術が一致しています。
ともかく、リモコンで、技術や営業までを巻き込んで、
デザインプロセスを進化させることができました。
*リモコンの収納
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1月 3rd, 2019 Posted 12:00 AM
ピストルという呼称より、私が覚えたのはピースメーカーでした。
この絵を子どもの頃に随分と描いていました。
ピースメーカーこそ、米国が開発したリボルガーでした。
また、日常的には警官だった父はS&Wのリボルバーを携帯していました。
当時は在宅時でもピストルを管理していたのです。
あるとき、私は男の子だからやはり興味をしめしちょっと触ろうとしたら、
父から押し入れに閉じ込められ、こっぴどく怒られました。
今では、モデルガンを相当に持っています。
オランダ語のピストルは、
もはや、英語のハンドガンと呼ぶようになりました。
今、日本の警察が使用している
ハンドガンでもSIG223JP が一番進んでいるでしょう。
またピストル、ハンドガンから
3Dプリンターでのリベレータが登場しています。
私は、殺傷目的ではなく「失神銃」を
日本がやるべき新しい拳銃だと思っています。
それこそ殺人を絶対にやらないで、
レーザー光線で1?5分間は失神する拳銃です。
この話を警察大学校の講演ですれば、大きな拍手をもらいます。
今、阪大にもレボルバーや自動拳銃の話、
モデルガンを事細かに話せる教授がいます。
実際、欧州の工業デザイナーもハンドガンの設計を手掛けており、
その造形ディテールで、他の製品でもわかります。
工業製品のキーワードとしての人間工学=エルゴノミックスは、
元来は戦術的学問として登場しました。
戦闘状況下での「効果」と「安全」から
第2次世界大戦後には労働成果のための科学となりました。
Ergonomics は、Human Factor Engineering と呼称が変更され、
その目的は、「快適」「健康」「安全」の工学として変容したのです。
時代とともに変容すべきなのです、
SIGはそもそも列車をつくっていました。
(ここの歴史を述べたいぐらいです)。
日本は絶対にレーザー拳銃(人を殺さない失神銃)をやるべきです。
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1月 2nd, 2019 Posted 12:00 AM
今や「チューナー」の話は通じないんです。
FM放送を聞くのにも、少なくともプリメインアンプ、
さらにはスピーカーシステム2本で聞くことには
ワイフにいちいち説明しています。
ではプリメインアンプというのは、ということになりますが
当然、プリアンプとメインアンプが合同しているアンプです。
「面倒くさいっ」とワイフは言いますが
FMでオーケストラを生録していました。
生録も2chだけでしたが、私は4chも8chも、
さらにはそのミキサー16chのプロ用を持っていました。
実はこれらも捨てられずに今も所有しています。
このミキサーで、シンセサイザーを使って作曲をしていました。
なんと言っても、1975年頃ですが、
製品のレイアウトでチューニングスケールを一番下に置きました。
このレイアウトデザインにどれだけ技術も営業も怒ったことでしょう、
もう、チーフだけが味方でした。
丁度そのときに、電圧計も全て私がデザイン設計をしたのです。
もちろんチーフとアシスタント3人で社内の反対勢力を押さえ製品化し、
しかも結果は、当時のオーディオ雑誌では商品性最高の評価でした。
この当時のツマミはオールアルミであり、当然ながら、
電圧計も全て自分の設計ですから、
これほど気にいったモノはありません。
デザインを手掛けた音響ではお気に入りのモノになりました。
アナログ時代のチューナーは、もう全く見かけられません。
電圧計こそ、針での左右チャンネルもLEDでデジタルです。
「とっても良い音を聞きたい」、これは今年も変わりません。
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11月 12th, 2018 Posted 12:00 AM
Tags: デザイナー, デザイン, 作品, 倉俣史朗, 制作品, 商品, 夢の形見に, 川崎和男のデザイン金言, 産品, 製作品, 製品, 製造品
Posted in APHORISM
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10月 28th, 2018 Posted 12:00 AM
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