kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘ワイヤレス’


「iPhoneに受話器、電話形式転換へのガジェット化」


   


     5月 12th, 2012  Posted 12:00 AM

ワイフの机上にある受話器とiPhone(左)、
そして私は受話器だけ(右)を自宅ではつないでいます。
おそらく、コントのような演出道具のようですが、
使い勝手では、スマートフォンと受話器のガジェット化に、
次世代の電話機セットが見え始めていると思います。
すでに受話器とiPhoneがBluetoothゆえにワイヤレス化、
そんなガジェットも登場、大学ではコレを使用しています。
そして、もう自宅、ホームでの電話通信には、
これまでの電話機は不要になってきています。
むしろ、パソコン無しでのSkypeでのガジェット化なども、
新たな商品化計画になっていくでしょう。
かつて、最も「必要なモノ」という質問の答は、
「ケータイ」でした。
そして、最も「不要なモノ」という質問でも、
答は「ケータイ」ということでした。
それほどケータイが日常生活での要不要を決定づけたのです。
電話というのは、会話・対話=コミュニケーションの基礎として、
現代生活では重大なツールであり、
人間関係化のメタファーとレトリックとモードになっています。
したがって、「関係化」とは、
世界構造に連関した人間社会の基礎構造です。
この構造化をスマホという通信形式のガジェット化は、
「受話器」は電話形態の系譜をそのまま受け継いでいます。
ここから、「電話システムの次世代革新」を想像することは、
とても重要な一つの視界かもしれないと、
私は確信して、このガジェットを楽しんで使っています。

目次を見る

「資本主義からの逃走」
   「無線化の文明開化へ・WiFiがめざすこと」


   


     2月 6th, 2011  Posted 12:13 AM

Uコン・ラジコンへの興味
少年時代は模型飛行機づくりとその飛行に熱中。
ゴム駆動模型飛行機での競技大会によく参加しました。
ゴムはポマードを塗って回転性能を上げ、まず垂直に上昇させます。
そして、ゴム巻き駆動が終われば、
ゴムは落下して、後はグライダーのように空中滞在時間を競うものでした。
新聞社主催のこのコンテストでしたが、さらに憧れて見ていたのが、
「Uコン」と言われる有線でのエンジン模型飛行機競技でした。
それが進化して、無線でのラジコンになると、
大人になったらあれを買って組み立てて競技会に出たいと思っていたものでした。
友達には、、ハム(アマチュア)無線で免許を取るのに夢中だった友人もいたものです。
私は、それよりも3球スーパーラジオづくりからトランジスターラジオづくりでした。
5球スーパーには興味がありませんでした。それよりもオーディオに興味が変遷しました。
オーディオの無線化は、BeoLinkが最初に登場して、音響から照明までが可能ということで、
そのリモコンのデザインがこれまたデザイナーをうならせるモノでした。
すでに生産中止になっていますが、オークションで収集品にしています。
無線化という文明開化
ともかく、「無線」=ワイヤレスには巨大な将来構想が生まれます。
今では、ホーム内がWiFi-Netwaorkとなって、InternetとTV-Linkが可能になってきましたが、
さらに「無線化」を私自身、もっとも望んでいます。
そして、無線化の目標は、「電源供給を無線化」することになるだろうと思います。
これが、無線化の文明開化かもしれません。


目次を見る