10月 4th, 2012 Posted 9:30 AM
10月4日 戊戌(友引)
私は、エコデザインこそ、
ポストモダンの形式として、
今世紀末のデザイン運動になって持続し、
サスティナブル化していくならば、
もう一度、
カンデンスキーのデザイン原論である
「点」の最終行とクラマタのこの素材を
テキストにすべきだと提案しておきたい。
倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』11 造形元素としての点
目次を見る
3月 6th, 2012 Posted 12:00 AM
ルーブル美術館は年間来場者数400万人と言われています。
比して、21世紀現代金沢美術館は
日本では最高200万人近くの来場者数です。
美術館としての社会的存在性を
金沢という街と相補的な関係性を保持しています。
母校の卒業制作展とともに、
「若手芸術家の発掘」企画展においても私はまた学ぶことができました。
日本生まれの英国人アーティスト
ピーター・マクドナルド「訪問者」の企画展で、
私は欲しくてたまらない彼の作品(↓)を見つけました。
彼の自由な平面構成絵画に表現された彼の「感性」です。
あらためて私は「範・感性」と言っておきます。
デザインにおいても「感性」表現、
「感性工学」が基本的学識になって久しいのですが、
私なりには一家言を持ってきました。
その一つは、デザイン教育者として、
徹底的に「感性」を哲学的知識として講義し、
デザイナーとして、自分の「感性」と対峙してきました。
特に、私の「感性」は、まず音響があり視覚的刺激があり、
生きがいの感受性の確認でした。
理性・悟性・感性を歴史的定本から学ぶとするなら、
ギリシア時代、感性を低次な認識知としていたことは、
カントの理論的集約によって理性以上に重要な大きな世界観になりました。
さらにそれはニーチェから構造主義やポストモダンまでが
その再定義や認識性を与えてくれました。
私にとって、
「感性工学」という範疇に自分のデザインは配置していません。
むしろ、直観と感性をDIVINATIONとして
デザイン対象に込めてきたと想っています。
そして、彼の作品を日常生活に置いてみたいと思うほど、
彼の感性から「範・感性」を感じ取ることができました。
少なからず、現在進行中のデザインプロジェクトには、
絶対に取り入れたと考えています。
Tags: 21世紀現代金沢美術館, DIVINATION, カント, ギリシア, デザイン, デザインプロジェクト, デザイン対象, デザイン教育者, ニーチェ, ピーター・マクドナルド, ポストモダン, ルーブル美術館, 世界観, 企画展, 作品, 再定義, 卒業制作展, 哲学的知識, 学識, 対峙, 平面構成, 年間来場者数, 悟性, 感受性, 感性, 感性工学, 感性表現, 日常生活, 日本, 構造主義, 歴史的定本, 母校, 理性, 理論的集約, 生きがい, 直観, 相補的, 社会的存在性, 範・感性, 絵画, 美術館, 若手芸術家の発掘, 英国人アーティスト, 視覚的刺激, 訪問者, 認識性, 認識知, 講義, 金沢, 関係性, 音響
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る