2月 5th, 2010 Posted 7:57 PM
2月5日 先負(丙戌)
個人の意思を集団化して
民意とする技術が進歩している。
一方では、
メディアテクノロジーで
流通する情報サービスが多様化しても、
選択された多数的な情報が
支配の意思決定を行ってしまう。
これを
情報化時代の民主主義と
認めていいものだろうか。
『プラトンのオルゴール』
デザイン・対・民主主義
Tags: メディアテクノロジー, 個人, 多様化, 川崎和男のデザイン金言, 情報サービス, 情報化, 意思, 意思決定, 技術, 民主主義, 民意, 進歩, 集団化
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12月 14th, 2009 Posted 10:39 PM
12月14日
これは、CELUXの会員限定で配られたPC。
以前BOSSがアートジェーンブログでも
ご紹介していますが、
中身は、N社のものです。
外側をかえただけで、
価値変貌!?してしまうのです。
BOSSは、なんとか工夫して
使いこなしていました。
日本の技術と、外側のブランドという
パッケージの話をするのに
わかりやすい例でした。
Tags: CELUX, PC, アートジェーンブログ, パッケージ, ブランド, 中身, 会員限定, 価値変貌, 外側, 川崎和男Staff Blog, 技術
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12月 4th, 2009 Posted 9:38 AM
「資本論」はとても魅力あふれる論理です。
その魅力はマルクスとエンゲルスの才能の成果だと思います。
しかし、私は、「資本論」では、
重大なキーワードでまったく皆無な言葉があることと、
この言葉への深い洞察があってほしかったと思います。
たとえば、「生産」という言葉は重大なキーワードです。
しかし、
「生産」と技術の関係では「設計」の論理が皆無であり、
「精神的生産」という重大な言葉に「安価」な生産、
その記述がありますが、思量不足を感じています。
それはなぜかということになります。
最近、経済学者や経済評論家の方々は、
とりわけ、日本は「モノづくり」の国家論を喧伝します。
しかし彼らに、
「モノづくり」の根本や経験が欠落しているのですから、
それは「空論」になることは当然です。
私は、「資本論」の魅力を十分に感じるのは、
マルクス、エンゲルスが、結局指摘不足だったことです。
モノづくり=生産にとって、
現代性との剥離を見つけるたびに、
私のデザインを強化することができるのです。
なおかつ、
私のデザインが、必ず、「資本主義から逃走」可能、
そのことを強く認識しているのです。
明らかに、モノづくりには「安価」なモノは必要です。
この「安価」な生産性を「資本論」は、
指摘しているのですが洞察不足過ぎるのです。
その周辺論理への思考は、
「モノづくり」の無経験さが満ちあふれているだけに
私には魅力的なのです。
Tags: エンゲルス, デザイン, マルクス, モノづくり, 労働者, 安価, 技術, 生産, 設計, 資本主義からの逃走, 資本論
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12月 1st, 2009 Posted 7:39 PM
「デザイン」は、「問題解決の方法」だとこれまで、
ズッーと私は、一般に、学生に、企業に伝えてきました。
それも「問題解決」でありしかも「難問解決」なのです。
その唯一の方法だとさえ確信しています。
ただし、宗教ではありません。奇跡は起こせません。
まして、科学・技術・芸術でもないのです。
科学と技術とを接着・融合させるたった一つの方法です。
ところで「科学技術」という日本語は大きな間違いです。
哲学者・中村雄二郎先生は、
「科学」は「分科学」の略語にすぎないと教えられました。
デザインの難問解決という論議から、
問題解決の簡潔な方程式を、
私はデザイン思考の基本と基準にしてきました。
つまり「問題」には、
●「話題」=Topics
●「課題」=Question
●「問題」=Problem
があります。
この解決は、
■ Topics – Reply
■ Question – Answer
■ Problem – Solution
ということまでが、本来の方程式=equationです。
この方程式は、デザインでは次の二つになります。
AlgorithmとProgramです。
そこで、「資本論」のために、
マルクス(数学に関する遺稿集)が、なぜ導関数を
エンゲルスに教えたのかがわかるはずです。
数学的思考は、応答と回答は、
「算数」や「数学」で学ぶことができます。
芸術も、応答的な作品と回答的な作品しかありません。
本来、「問題解決」・「難問解決」によって「解答」が
創出されるのです。
創出されるから、クリエィティブでなければいけません。
しかも「解答」は美しさが必要です。
私は、「逃走する方程式」はかくあるべきと考えています。
そして、デザインには、
「デザイン数理学」というAlgorithmとProgramが、
「分科学」として「技術」を支え、
造形言語によって美しさが創出されるのだと思います。
「資本主義から逃走できるデザイン」、
その時代を牽引できるデザイナーは限られているのは、
多分、「仕分けられた」才能でしょう。
Tags: 「資本主義からの逃走」, Algorithm, Answer, equation, Program, Question, Reply, Solution, Topics, エンゲルス, クリエィティブ, デザイン, デザイン数理学, マルクス, 中村雄二郎, 企業, 作品, 分科学, 創出, 問題, 問題解決, 奇跡, 学生, 宗教, 導関数, 応答, 才能, 技術, 接着, 数学, 数学に関する遺稿集, 数学的思考, 方法, 方程式, 時代, 牽引, 科学, 算数, 美しさ, 芸術, 融合, 話題, 課題, 資本主義から逃走できるデザイン, 資本論, 逃走する方程式, 造形言語, 難問解決
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