7月 19th, 2023 Posted 12:00 AM
Tags: trad, かたち, ラテン語, 伝統, 凌駕, 含蓄, 変型, 守る, 川崎和男のデザイン金言, 形式, 意味, 手法, 手続き, 確実, 裏切る
Posted in APHORISM
目次を見る
4月 29th, 2023 Posted 12:00 AM
Tags: trad, かたち, ラテン語, 伝統, 凌駕, 含蓄, 変型, 守る, 川崎和男のデザイン金言, 形式, 意味, 手法, 手続き, 確実, 裏切る
Posted in APHORISM
目次を見る
6月 23rd, 2019 Posted 12:00 AM
Tags: trad, かたち, ラテン語, 伝統, 凌駕, 含蓄, 変型, 守る, 川崎和男のデザイン金言, 形式, 意味, 手法, 手続き, 確実, 裏切る
Posted in APHORISM
目次を見る
12月 18th, 2017 Posted 12:00 AM
福井に戻って越前打刃物にデザイン主導を始めました。
「タケフナイフビレッジ」を設立して35年?ほどですが、
今年度も瑞宝単光章を叙勲、3人目で毎年1名いただいています。
こうした褒章制度への様々な見解などには
私は何の制度批判論もありません。
ともかく私には「タケフナイフビレッジ」デザイン主導を信じてくれていた、
越前打刃物の仲間たち=10人でスタート、1名逝去ゆえ親方たちが、
それこそ市長から議員さんまで集まって本当に温かい叙勲記念、
その集まりがとても大事だと思っています。
そして生きていてくれたならという、何人かの裏方だった人や、
生きていれば叙勲されたメンバーを思い出します。
「タケフナイフビレッジ」については、日本でトップ、
無論世界でトップの刃物にデザインを導入できたその大きな喜びがあります。
当然、越前市には、打刃物だけではなく、和紙から漆器までの
日本の根柢的な伝統工芸が継承されるだけでなく、
真の「伝統」trad=先代を裏切る進化、
それをデザインが主導出来たことです。
越前市の市長も大学卒業から即、松下政経塾に入り、
地方行政のリーダーとしてずーっと見てきたことです。
これは私の人生の大きな一面としても自分デザインでの作品が、
今なお全くデザイン変更無くても市場性を失っていないことです。
北陸新幹線が隣の金沢市を活性化しています。
しかし、それがやがては福井市から敦賀市までという計画ですが、
私の見識では、果たして新幹線での観光都市が正解とは思っていません。
「タケフナイフビレッジ」は連続して3人も叙勲して、
後継者も若い次世代20名も居ますが、彼らは私を怖がっています。
当然でしょう、30数年の経験から未来のデザイン、打刃物の近未来から、
もっとその伝統工芸を正直私には明確な夢があります。
しかし、私に残された人生の時間もあります。
叙勲者は同世代であり、私自身も彼の親父さんから学びました。
「知延常楽」を彼は鋼の火造りレンガの釜場に残しました。
そして「槍鉋」という宮大工ならば使いこなすべき刃物づくりが出来ます。
現代の鋼素材加工では絶対に科学的解明不可能さえ、
私は見てきましたから、それを今では使用する宮大工さんもいませんが、
私はデザイナーとして彼の火造り鍛造を残すつもりです。
* 『タケフナイフスクールは越前打刃物産地に開設する』
* 『「寸は尺よりも長し」をデザイン表現したハンガー』
* 「『知延常楽』・打刃物職人の哲学にローカリズム」
* 『機能美に器能美を五大器械から語り直す』
* 『ハサミを鋏から「刃裟美」としての相対論の記述』
Tags: trad, タケフナイフビレッジ, デザイン主導, トップ, 人生, 仲間, 伝統, 伝統工芸, 作品, 刃物, 制度, 北陸新幹線, 叙勲, 叙勲記念, 和紙, 喜び, 地方行政, 夢, 宮大工, 市場性, 市長, 後継者, 打刃物, 批判論, 敦賀市, 未来, 松下政経塾, 槍鉋, 次世代, 温かい, 漆器, 火造りレンガ, 火造り鍛造, 瑞宝単光章, 知延常楽, 福井市, 科学的, 継承, 自分デザイン, 裏切る, 褒章制度, 見解, 親父さん, 観光都市, 解明, 議員, 越前打刃物, 近未来, 進化, 金沢市, 釜場, 鋼素材
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
10月 26th, 2017 Posted 12:00 AM
10月26日 先負(丙戌)
「伝統=trad」という
ラテン語の意味には、
「裏切る」という意味が
確実に含蓄されている。
「伝統」を守るとは、
手続きとしての「変型」という
手法や形式を凌駕して、
まずは、かたちを裏切っているわけだ。
倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』6変形という観念としての裏切り
Tags: trad, かたち, ラテン語, 伝統, 凌駕, 含蓄, 変型, 守る, 川崎和男のデザイン金言, 形式, 意味, 手法, 手続き, 確実, 裏切る
Posted in APHORISM
目次を見る
2月 8th, 2012 Posted 12:00 AM
「私たちは美しい切れ味を鍛えています」。
越前打刃物、その産地に掲げたマニフェストです。
余談ながら、マニフェスト=宣言として、
私はデザイン導入テーマを宣言として使っていました。
そして伝統=Tradはラテン語原意そのままに、
伝統工芸技術への裏切り方をシンボル製品開発に
プロセス調査を重ねることにしました。
鉛筆が削れる、そのためにはナイフを鉛筆削り専用を開発しました。
小学校1年生から中学校1年を対象に、ペーパーモデルで検討し、
小学校4年から5年生で手の大きさが急激に成長することと、
小学校2年生になると「器用に美しく削る」ことを発見しました。
その削り角度(写真上の緑線)
そして火づくり鍛造する三層鋼を
特別に素材メーカーで生産してもらいました。
ステンレスに鋼材をサンドイッチしてもらった三層鋼です。
私自身が左利き(左右両利き)ですから、
左右どちら利きでも使いこなすこと。
本革のケースと研ぎ石も付属させた商品にしましたが、
一番の問題は、この刃物(3,000円)も30,000円の包丁も
ほとんど人件費は同等だったことです。
それでも、「シンボル商品」として商品化しました。
そして、プラスチック柄にするまでには10年かかりました。
産地体制でプラスチックハンドルの生産が不可能だったからです。
今もその体制づくりは出来ていません。
最終的な研磨を産地で製品化して商品にしています。
現在ではプラスチックゆえ「プラ・スコラ」という商品名にしています。
私は、もう一度産地体制での生産設計をやり直して、
本来のオール金属+本革シース+研石の「SCHOLA」(学校を意味)を
復元商品化したいと思っています。
そのためには、伝統技をもう一度「裏切って」、
新たな製造工程のデザインが必要だと思っています。
Tags: SCHOLA, trad, シンボル商品, シンボル製品開発, ステンレス, デザイン, デザイン導入テーマ, ナイフ, プラスチック柄, プロセス調査, マニフェスト, ラテン語, 三層鋼, 中学校1年, 人件費, 伝統, 伝統工芸技術, 宣言, 小学校1年生, 本革, 火づくり鍛造, 産地, 研ぎ石, 研磨, 私たちは美しい切れ味を鍛えています, 製造工程, 越前打刃物, 鉛筆
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
11月 13th, 2010 Posted 7:41 AM
伝統工芸にデザインという手法
私は伝統工芸をデザイン対象にしました。
恩師二人からのアドバイスを受けました。
故・小松芳光先生から「花鳥風月に潜む風土性」。
柳宗理先生のマニフェストには、
「伝統は強固なゲマインシャフトからのみ」しか生まれ出ない。
正直、30代の私には理解できないことでした。
この風土性とゲマインシャフトとの結びつきは、
私の一所=ふるさとでの体験を重ねることでしかありませんでした。
産地での心・技・体という懸命さを考えました。
心とは職人さん達との人間関係であり、
技はデザインでどこまで近接化できるか、
そして、身体化するには無意識に産地風土を受け入れることでした。
しかし、時間の蓄積で積み上げられてきた伝統には、
何かを革新しない限り、新しいモノのデザインには至らない、
そのことに気づいたことでした。
伝統とは裏切ること
ラテン語でのtrad=伝統には「裏切る」という意味に出逢いました。
何を裏切るのか、それは伝統技の伝承性ではなくて、
新たな技を産地に生み出させる風土を創ることでした。
具体的には、「国の伝統工芸、その活性化策」など無視すること。
それは補助金などあてにしないで自力で原資を確保していくことなど、策が思い浮かんだのです。
産地の本当の原資
鉄という素材は棄てる、
代わりにステンレスで鋼を挟んだ素材に、
「火造り鍛造」という伝統技で「蛤刃」が打ち出せるのかをテーマにすることでした。
当然、そのようなデザイナーの素人意見など産地が聞いてくれるわけがありませんでした。
素材メーカーに、その企業がこれから開発すべき様々なアイディアを持ち込みました。
その中の一つが、新しい素材として産地でいわゆる包丁にすることをめざしました。
今なお、地方の特に伝統工芸産地は、伝統という時間の蓄積に安心しきっています。
行政からの補助を待ち受けています。
国もそれなりのテーマで、日本の伝統工芸を語り直そうとしています。
すべてが、どこかで「裏切り」こそ伝統ということに気づいていません。
ゲマインシャフトと花鳥風月
「強固なるゲマインシャフト」とは何なのか。
「花鳥風月にもそれぞれの土地柄の風土性の詳細さ」があります。
この二点すら分からずに、郷土の伝統工芸を真に語り継ぐことはできません。
すでに日本各地の伝統工芸に「裏切り」を果たす仕掛けはますます喪失し始めているようです。
Tags: trad, ゲマインシャフト, 一所=ふるさと, 伝統という時間の蓄積に安心, 伝統は強固なゲマインシャフトからのみ, 伝統工芸, 小松芳光先生, 強固なるゲマインシャフト, 心・技・体という懸命さ, 柳宗理先生, 火造り鍛造, 自力で原資, 花鳥風月にもそれぞれの土地柄の風土性の詳細さ, 花鳥風月に潜む風土性, 蛤刃, 裏切る, 風土性
Posted in 057「グローバリゼーション」, 資本主義から逃走せよ!
目次を見る