2月 8th, 2020 Posted 12:00 AM
連日、ニュースでは「新型コロナウイルス」の報道です。
2016年に、私は「深紫外線消毒器」を発表していました。
当時、すでにアルコール系の消毒が、どこの企業でもありました。
しかし、出入り口などに置かれたそれらは、
積極的に使われて要るモノは全くありませんでした。
工学研究科からの依頼から手掛けていたフォトニクス、
つまり光の科学とその応用展開をデザイン対象として、
そこから生まれた成果を、医学系と一緒にデザインを発表していました。
所謂、医工とデザイン連携によるこの発表会は、
多くのマスコミを迎えて阪大で行いました。
でも、「王様のアイディア」的な発表になってようでした。
それこそ、今ではマスクが大量に不足していますが、
欧州ではマスクをしたアジア人が毛嫌いされているようです。
日本では、報道でも灰色のウイルスがアイコンになっていますが、
海外では、この図表にあるモノが発表されています。
「深紫外線消毒器」の発表を急がなくてはいけません。
この論文も実験をもとにした結果を踏まえて学会には、
2016年には発表してあります。
フィルターと充電器で、使い勝手が多用途になってきました。
商品化を急ぎます。
* 動物実験
* 深紫外線
* 手洗い習慣
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7月 10th, 2016 Posted 12:00 AM
2016年・第25回「日本文具大賞」の発表と表彰式が行われました。
日本文具大賞はこの時期の大きな行事になっています。
今年も審査委員長として概評と審査基準や文具業界へのお願いをしました。
年毎に応募は増え、今回はwebsiteで事前調査を各審査委員がすませて、
その後、現物審査をしました。
これはまず個々人の主観性で評価され、
それが、審査会ではぶつかり合って客観性に変わります。
つまり、デザインにとって最大に重要な客観的な評価が成立します。
この審査は二つの部門があります。
「機能部門」は、
常にデザインと言えば「機能的が美しい」という常套句がありますが
これをもっと広範囲でとらえ直しています。
性能=モノの性質の能力と、
効能=モノが社会的・時代的に存在している意義や効用と効果が問われ、
結果、性能と効能の可能性が文明的な史観で
「機能性」という可能性になるのです。
「デザイン部門」は、
機能性にさらに美学性が将来性を持っているか、までが問われるのです。
簡単に言い切ってしまえば性能性という誠実さと効能性という信頼性が
社会的に存在を許容しているかどうかまでが確かめられているのです。
特に「グランプリ賞品」には、
誠実さと信頼性に美しさという倫理観が適合していく未来性を
求められているということです。
本賞の商品は、毎年必ず大ヒットになることは間違いありません。
そしてこの審査会が
「各商品や各メーカー事情を詳しく組み込んで評価している!」
という理由から、審査会自体が褒められることがあります。
これは審査委員会の伝統的な誇りであり自慢だと思います。
賞品市価は200円から2000円、高くても5000円のモノですが、
わが国の「文具は世界一」であることを今年度も再確認できました。
ただし、今回は各社のwebsiteを見ましたが、
残念ながら、websiteには
企業各社の特色ある美しくてインターラクションが
より必要であることを付け加えて述べました。
*『日本流見本市の創出=日本は常にホスト国であるべき』
*『売れるより売る文具大賞グランプリ』
*『「機能」と「デザイン」=日本文具大賞の審査基準』
*『『第22回日本文具大賞』を発表しました』
*『アートからの革新=フォンタナの作品から』
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