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『仮想通貨の完璧な大失態は金銭欲のなれの果てです』


   


     3月 3rd, 2014  Posted 12:00 AM


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『仮想通貨の完璧な大失態は金銭欲のなれの果てです』


   


     3月 1st, 2014  Posted 12:29 PM

私たちが「仮想空間」を日常化できたことは人類技術の当然帰結、
これがパソコンとネットワーク空間を手に入れた結論的事象です。
しかし、最も軽薄な思考は必ず商売的な欲望に直結するものです。
世界はおおよそは自由経済と資本主義空間に呪縛され、
この仮想空間内で必ずや金銭欲望は育成されたようです。
「貨幣」とは何か?、この重大な課題の回答すらない企業には、
とても「仮想通貨」などできないことは自明です。
パソコンとネットワーク空間がともかく育んできたことには、
人間は必ず社会への正当正義な思考を欠落しないことが原則です。
この原則がゆれ動くのは「仮想空間」への欠落した思考力不足。
たとえばベンチャー企業の起業欲はこの空間感染するものです。
私は仮想空間を自分の思考対象にし、
なおかつ、この空間と現実性を常に思考精度を高めてきました。
そして見事にこの金銭欲は「ビットコイン」が登場しました。
すでに思考力のまともな人には、このシンボル的な金銭取引に、
おそらくいくつかの危険性を見抜いていたはずです。
なおかつこのシステムが破綻することも熟知していたでしょう。
この金銭欲には隠匿可能な「詐欺行為」と、
「マネーロンダリング」が仮想でも可能性ありという軽薄さ、
この二つがあったことは明らかです。「貨幣論」は皆無です。
「仮想空間」と現実は常に対比思考が重要です。
少なからず現代現実を緊縛している資本主義への抵抗は無理です。
まして金銭欲でしかないシステム変更など不可能の極みです。
私はやや「ビットコイン」なる手法は長続きしたとさえ思います。
けれどもこのあたかも事件に見えることは馬脚が表れただけです。
この事象が演繹的に示していることは、
「仮想空間」=インターネット風なネットワーク空間相手の欲望、
まさにこの欲望では正義性は無理無謀だということです。
この事件、あるいは事象は「次の事件」も示しているようです。
すでに「次の事件」をまた大問題にするでしょうが、
これも当然の帰結を知るだけのことです。

「仮想現実あるいは仮想空間での虚構有無」
『現代妄想には闘い続けなければ大間違いの世情になる』


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