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『日本の子どもたち遊戯に未来の「物語り」があるようだ』


   


     10月 12th, 2016  Posted 12:00 AM

父は囲碁・将棋を自分に教えようとしていました。
とても面倒なことゆえに好きではありません。
それよりも父のけん玉はとても上手でした。
そして、母のあやとりは祖母が日本刺繍を教えていたこともあり、
とても素晴らしく、
そのあやとりや毛糸での編物にとても興味がありました。
いとこ(宇宙工学者・信頼安全性工学の権威)は編物はプロ級であり、
今なお出産祝いには赤ちゃん用を編んでいます。
ともかく、毛糸やあやとりは今も自分にとっては興味はつきません。
というわけで、あらためてあやとりはもう一度やってみようかと、
それも真剣に考えています。そしておそらく手の器用さを保つには、
あやとりは最高の手先の訓練になるものと実証したいとすら考えています。
先般TVで世界チャンピオンに挑戦する若者の凄い技に感嘆しました。
けん玉が世界的なっていることや、比してヨーヨーが最新性の素材で
格段の進歩を知るとき、日本の子ども達の単なる遊びにすぎなかった遊戯、
もう一つ、竹とんぼがドローンの羽に最適だと聞くと、
日本の子どもの遊戯、けん玉、竹とんぼ、ヨーヨー、そしてあやとり、
こうした日本の伝統的な遊戯、それらの素材開発には、
きっと日本、モノづくり国家としてのヒントが一杯あるようにと
自分は確信をもって日本の伝統的な子どもの遊戯が「語り直すこと」、
それはアフォーダンス性=物語り性の再興を知ることだと思います。

* 「『きれい』にすることが『美しい』こと」
* 「63歳まで生きました・母より年上です。」
* 「指編みを思い出しながら」
* 『宇宙開発の信頼・安全性工学からデザインが学ぶこと』
* 『人類の夢・宇宙開発を支える「信頼・安全性工学」』


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