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『写真・カメラの進化とともに個人情報の増大』


   


     3月 24th, 2014  Posted 12:00 AM

    銀塩フィルムが消滅するという1970年の予告から、
    フィルムからメモリーカード、そして、ポラロイド瞬間焼き増し、
    これは写真とカメラを相当に進化させてきました。
    私の側に、カメラが本格的にやってきたのは、
    美大時代に相当に自学しました。
    そのこともあってカメラ収集には自分なりの境界も設定しました。
    おそらく、自分のカメラへの物欲はどこかで抑えないと、
    モノの収集と、写真撮影の技能アップは遊離してしまうだろう、
    真剣に考え抜いたことがあります。
    特に、デジタルカメラになってからは新製品が発表される毎に、
    その性能を追い求めてしまうのは癖になっていました。
    今、私にとって、最高に難しいのはライカM8です。
    正直このM8は発表とともに入手しバージョンアップしてきました。
    しかし、これでの撮影は本当に困難です。
    M8周辺のレンズもそれなりに具えていますが、撮影困難です。
    そして、国産のチェキも進化してきました。
    メモづくりには至極簡単です。
    私はデジタルカメラの進化で、みんなが写真撮影には慣れました。
    これは21世紀個人情報の視覚化では大変な事態が進行しています。
    しかもケータイでの撮影までが日常化して、
    格段に個人情報撮影と蓄積を増加しています。
    今、私たちが明らかにすべきことは、写真という情報形式、
    この個人的、社会的、公共的なあり方を整理すべきでしょう。
    私はあえて、デジタルカメラやチェキのTipsを学び直しています。
    なんとしても、難しいカメラを使いこなしたい。
    簡単な撮影だけに、その奥深さを知り尽くしたい。
    私は、このブログも単純に撮影しています。
    それは、シャッターを押す、という行為で自分の視覚を、
    しっかりと確認することも大事な生きがいだと思うからです。

    「トイカメラってかなりスゴイことになってます」
    「カメラ修行は今なお・・・」


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