8月 25th, 2012 Posted 12:05 AM
私はβブロッカーを毎日服用しています。
βブロッカーというのは、心臓の交感神経と副交感神経をブロックして、
感情の動きと心臓の鼓動を常に一定にする薬です。
「シシリアンガンビット」という心臓の刺激抑制療法です。
だから、「激昂したり、切れる」なんてことは決して起こりません。
でも、「すぐに喧嘩をします。」
喧嘩というのは口喧嘩のことであり、
暴力性は言葉とか言葉づかいに込めるだけです。
無論、相手を傷つけますが、
それは自分にも必ず戻ってきて
自分は相手を傷つけた以上に深手を負うのです。
でも自傷行為になっても、βブロッカーを飲んでいても、
「負けられない」ことがあるものです。
夏目漱石の「草枕」は、
世情や自分の立場が踏みにじられる事情を見事に表現しています。
何度も何度もこの作品を読むことが、
自傷行為の結果、傷ついている自分を慰めてくれる唯一のことです。
たった一つの自分への慰労方法を携えてでも
絶対に発言し同意をいただき具現化しなければなりません。
だから、このブログでの記述形式と読者諸兄を
もはや限定すべきなのかと考え始めています。
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4月 27th, 2012 Posted 12:00 AM
「ロボット」、その言葉=戯曲からの由来はすでに教科書的です。
が、その由来名辞から解放されているとは言い難いと私は思っています。
J・ボードリヤールは「物の体系」で、
「ロボットは想像的なものの局面が神話として
到達したものに他ならない。
それは目に見える機能性の投影という局面である。」と、断言。
私は、わが国のロボット学者や企業は、
ヒューマノイド系とメカノイド系に
輪郭化されていることに不満がありました。
この指摘を「私のロボットデザイン」で
評論的な表現にモデル化したいと考えてきました。
ベースは、中村雄二郎先生の「形態論」と「身体論」です。
「形態論」=安心+安全であり、
「身体論」=安全+安心として再考すると、
スポーツや舞踊が引用できると結論づけることができました。
ところが、「舞踊」は日本だけでなく、
世界中の「踊り」が見事に二分できるとたどり着いたのです。
それはボードリヤールの指摘からも、
ロボットという名辞からも解放されるデザインから
技術仕様を決定していく一つの「基礎学」でした。
「舞」は、足裏を決して見せません。
能舞が日本の伝統芸能として的確でした。
名前も『Nomenclator』という古代ギリシア語を選別しました。
「Nomenclator」というのは召使いですが、
データを把握している情報マンのことです。
誰かが歩いてきて領主的な主人に挨拶をすると、
「あれはどこそこの誰で、先般、病気をしていたとか」、
性格や立場を主人様に伝達する奴隷でした。
しかし、人間ゆえに「感情を持っている」という決めてがありました。
だから、私のロボットは呼び名を変えて、足裏を見せないで行動し、
なおかつ感情=泣いたり笑ったりという表情を、
ヒューマノイドでもメカノイドでもない
形態の身体化を図るということでした。
これは私の人工心臓の究極である「感情=交感神経β1と副交感神経β2」で
鼓動しているような「性能化」感覚と一致しています。
例えば、帰宅すると出迎えてくれて、
ユーザーの想いを共有してくれることが目標意図になりました。
これは大阪大学に特任教授となったときに、
阪大フロンティア研究機構で、ワーキングモデルとして、
「感情共振」=Emotional Domainまでへのアドバンスデザインとして
開発具現化できました。
このモデル化は「玩具性」を離脱する一つの方法だと思っています。
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