10月 9th, 2014 Posted 12:00 AM
コニカミノルタは外部から入社したプロデューサーから、
すでにこのHMDのホログラム投影方式は2年前に決定していました。
さて、私が最初にHMDに出会ったのはキヤノンでした。1994年頃。
そしてキヤノンとまだ通産省とでの新会社構想の対象機器でした。
しかし、キヤノンの経営方針からは外されましたが、
ちょうど大学人になったのを機に、私は大学でこの研究とデザインを
進めていました。その時1996年のプレゼンテーションには、
未来の映像化すべき様々な使用シーンが今語られる全てがあります。
そして、増永眼鏡に、あるベンチャーがこのHMDを持ち込み、
その最初からの企画デザインを開始しました。
商品化になり、それなりに隠れた映像機器として販売されました。
それらの提案は米国でプレゼンされて、
特にグーグルで評価を得たという話が私に届いて怒りました。
案の上、グーグルグラスが話題になりましたが、
私にはグーグルグラスの不具合が一杯見えてしまいました。
それこそ、これからはウエラブルPCというブームに対し
その輩に面と向かって、もっと勉強すべきだと言いました。
HMDバカが本当に多いと思っています。
その時には、すでにコニカミノルタでの開発と手術用の実験で、
いくつかの問題解決をデザインで解決を図っていましたが、
世の中はウエラブルPCの喧騒なブームがやってきていました。
結局大きな問題は、発熱問題や画面インターラクションでしたから、
私はフリーランスのエンジニアがこのチームに加わってもらい、
さらに、増永眼鏡でのメガネフレーム設計を頼みました。
一時、グーグルから増永への依頼がありましたが、断ってもらい、
私のデザイン実現を支えていただきました。
まずはオプティカルグラスとしての
基本的な顔面装着性と実装、発熱処理も十分になり、
それは他社のHMDの気づいていないことは存分に果たせたと思います。
本来なら、このウエラブルPCはメガネフレームのシリーズです。
そうしたシリーズ展示などが出来なかったコトや、
まだ、これからの新たなメーリングソフトも出来上がっていますが、
今回の発表展示が出来なかったのは残念ですが、
確実にウエラブルPCの「スカウター」を提示できました。
『HMDを目指してきて・・・』
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8月 9th, 2013 Posted 12:00 AM
HMD=Head Mounted Displayのことです。
私はこの開発に取り組み未だにこの開発の商品化を狙っています。
かつては大手企業とまだ通産省とのベンチャー起業化しました。
その後、あるベンチャーでGマークも獲得しましたが、
その機種をGoogleにプレゼンして、
すっかり技術は追い越されたようですが、あの企業において、
まったく気づかれていないことがとても多いようです。
メガネフレームを30年もデザインしていますから、
目に近づける製品に欠かせないことが、
現在のエレクトロニクスデザインには大欠落が制度的にも欠落。
製造物責任に問われる設計が成されずには、
眼球保護と顔面保護にはデザインの未完成を多く発見します。
この画像は、HMDは必ず現実画面に情報がバーチャルであるべき、
つまり、通常風景視野に情報のアイコンから画像、映像表示です。
すでに商品化したモノは今も映画鑑賞で売られていますが、
やがて、私たちはこの画面でPCからケータイ、
さらには、この画像のような手術用HMDになるものと考えます。
この時、操作は音声か、触覚フィードバックで、
空中のアイコンや画像に実感的な触覚操作ができるでしょう。
そういう意味では、今後は、PCは勿論のこと、
Padもケータイも主要なモニター装置アイテムは変革します。
先日は関西JIDAで、あるベンチャーのすでに商品機器を見ました。
スタッフが質問したかったことを聞いて、
もう彼ならそこまで到達したデザインコンセプトがあるようです。
このところ、私の阪大講座の招聘教授が決まったり、
私が常に念頭に置いていた近代医学史の著者とその行動を成した、
故・大阪大学名誉教授の末裔の方が、このブログで発見されたり、
3D-Printing日本戦略への参画表明を三つの行政がOKです。
私は、この国難ゆえに、HMDにしろ、3D-Printingにしろ、
さらに、「危機管理デザイン工学」の集約は、
現在のすべての提案に結びついていることを確信しています。
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4月 11th, 2013 Posted 12:00 AM
私のデザイン対象は、「目や見えるモノ」が多いと思います。
Head Mount Display=HMDは、1995年以来追いかけています。
最初は国内大企業と通産省でベンチャー、
名市大時代は、HMDで中国での学会発表、
国内ベンチャーで製品化決定後、
商品化にいたらずいくつかの企業にヒント提示。
そして、新たな国内大企業での新製品開発に成功し商品化生産計画中です。
必ずモノにしたいし、
最も先進的で世界のHMDを革新したいと思っているモノです。
そして多分、メガネフレームのデザインは30年以上、
しかも世界でも専門ブランドとして、
最高技術を持っている増永眼鏡に育ててもらいました。
だから、メガネフレームはファッションとしての要素と医療機器として、
両方の「性能性」=医療機器・「効能性」=ファッションと
「機能性」を考慮しなければなりません。
私がメガネフレームデザインで問題化しているのは、
「デザインによる機能性」です。
これがずーっと混乱のままです。
その証拠が、未だに昔タイプに流行回帰する商業性が強く残っています。
日本人には似合わないウェリントンタイプは、
流行回帰しているにすぎません。
比して、ジョンレノンのような完全な円形レンズタイプは、
現在のレンズをメガネ店舗で加工してもらうには最も容易です。
そして、ブラックメガネフレームも流行回帰しますが、
ブラックは黄色系人種ならばそれなりに似合います。
が、決してウェリントンタイプはありえません。
プロの私から見れば、メガネフレームは時代毎に新規デザインで、
装着者の顔のアイコン性を明確に決定します。
つまり、その人のアイデンティティに直結していますから、
絶対に「新規のメガネフレーム」が必要です。
そして、新規のメガネフレームをデザイン出来るのは
世界的にもほぼ5~6社とそのデザイナーだけです。
私は、メガネはさらに新規の機能性を近視や老眼や遠視にかかわらず、
もっともっと「新機能開発」可能なモノづくり製品だと思っています。
それだけに、メガネが商品展示可能なマネキンなどを見ると、
詳細に長時間眺める癖があります。
今後のメガネフレームはデジタル化と
新素材開発・眼球保護の屈折率補完、
そしてその詳細な解説・情報化が決め手でしょう。
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4月 16th, 2012 Posted 12:00 AM
日本のファイル、そのスタンダードです。
30年以上、ロングライフデザイン賞は最大で11回も認定。
国内企業ほとんどが使用しているキングジムのファイルです。
これも、
私の恩師・平野拓夫先生(元・金沢美術工芸大学学長)の作品です。
まだ先生が通産省の官僚だったとき、
特許庁の審議資料がまったく整理整頓されていなかったということです。
そこで、手作りでファイルを造り、
その直後にフリーランスデザイナーとして独立されました。
そこで、キングジムでの商品化ということになったということです。
しかし、いかにも当時らしいと思われるのは、
やはりデザイン料の設定が、
白いラベルの上の「正方形パターンという模様がデザイン」されている、
それだけだからという理由で半額になったということです。
まだまだ当時は「デザイン=模様」ということで、
ファイル構造やそのシステム的なモジュール=大きさなどは
全く認められないデザイン対価だったということです。
もうすでに30年以上のロングライフデザインだから、
ロイヤリティ契約だったら大変なデザイン料と思いきや、
当時は独立したばかりだったから、
その半額を即金でもらってしまったと今では笑って話してもらえました。
敗戦後、日本の高度経済成長での事務ワークには不可欠のモノであり、
それは今なお、
現代においても「スタンダード」ファイルといわれるデザインです。
門下生である私たちは、
常に事務ワークではこのファイルに見つめられて仕事をしています。
それはいつも先生の視線が傍にあるということです。
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