『イスと空間、空間の質量を自在化するデザイン』
9月 22nd, 2016 Posted 12:00 AM
イスや壁掛け時計一つで、
建築空間は一辺に空間の質を変えてしまいます。
さらに音響で空間の質量を自在に変更することが可能です。
工業デザイナーは、空間を建築家よりモノで自在に出来る職能です。
自分もいくつかのイスを自分デザインしてきましたが、
まだ、とても代表作にはなりませんから、大きなテーマです。
現在新素材で、これを乗り越えたい、というモノデザインをしています。
かつて、名古屋市立大学芸術工学部の新設時に、
「イス達」を集めようとなり、とんでもない費用要求にはさすがに、
名古屋市に駄目出しされました。それでも歴史的なイスは多少あります。
このスーパーレッジェーラは、シェーカー教徒のイスの影響があります。
軽量さ抜群なれど、イス性能での無謀さがありますが、
イス効能としては歴史的な名作になっています。
だから、イス機能の判断は難しいところだと思っていますが、
イスデザインは、一つのテキストであり、イスのコンテクストはあります。
名古屋時代に買い求め、シートが壊れて修理は待ちぼうけでしたが、
生き返りました。
すでに人間工学からのイス設計は終焉し、シーティングエンジニアリングが
これからのイス設計、イスデザインに進化すると判断しています。
「ジェネリックプロダクト」は駄目、まして盗作などはデザイン倫理を破壊、
これは俄然、許せません。
* 『歴史的作品からの刺激をどう受け止めるか』
* 『モダンデザイン源流を自分デザインにしてはならない!』
* 『ジェネリックプロダクトの盗用悪用が始まっている』
* 『「時計」はデザイン対象、デザイン力量が試されている』
* 『HUSATとしての「シーティングエンジニアリング」』
Tags: イス, コンテクスト, シーティングエンジニアリング, シート, シェーカー教徒, ジェネリックプロダクト, スーパーレジエラ, テーマ, テキスト, デザイン倫理, モノ, 人間工学, 代表作, 修理, 判断, 効能, 名作, 名古屋市立大学, 名古屋市立大学芸術工学部, 壁掛け時計, 工業デザイナー, 建築家, 建築空間, 性能, 新素材, 新設, 機能, 歴史的, 無謀, 盗作, 破壊, 空間, 終焉, 職能, 自在, 芸術工学部, 費用, 質, 質量, 軽量さ, 進化, 音響, 駄目
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る