kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘身障者マーク’


『ユニバーサルデザイン・バリアフリーはまだ未消化』


   


     7月 20th, 2017  Posted 12:00 AM

車椅子生活が驚愕するばかりか、すでに丁度40年です。
正直なところ、私が歩いていた、スキーをしていた、拳法をしていた、
ロッククライミングや遠泳大好きを知っている人は少ないのが現実です。
だから自分は違う惑星で生きながらえているという具合に考えてきました。
そして使命だと思ってきたのが車椅子の開発実現でMoMAなどに永久収蔵。
最近はエスカレーターで大事故や、飛行機搭乗で社会問題などがあります。
その都度意見を聞かれますが、正直、自分ならこうするとか、
経験ではエスカレーターは危険、飛行機選別などは無言を貫いてきました。
理由は至極当然ながらもう無駄、これまではすべて喧嘩をしてきました。
しかし、実際には行動して社会化をすること・行学が本位だったのです。
ところがこれすらはすべからく現代はねじ曲がってきています。
「ユニバーサルデザイン」・「バリアフリー」がほとんど社会ルール、
いわゆるサンクションにまでなっていますが、
これ自体に大間違いや日本では無理を一杯発見するからです。
ユニバーサルデザインは偶然にも米国の友人達から川崎が大学人になる、
そんな噂でいち早く私にユニバーサルデザインが届きました。
これも米国ですでに過ちがありましたがそのことまでは戻らないことと、
これも米国のデザイン仲間と話合いました。
Gマークに「ユニバーサルデザイン賞」を決定、
政府にその報告書を提出しました。
私自身、「車椅子マーク」世界標準が美学的にも納得出来ずに、
私なりのマークをダウンロードして使って貰うよう仕掛けました。
海外では世界標準を離れた車椅子マークが公共施設、新しいホテル、
さらには車両などにどんどん出てきています。
車両に表示する「身障者マーク」は「四つ葉のクローバーマーク」に
交通法規とともに私デザインにしました。
このときも今なら言えますが、身障者団体のトップと大喧嘩しました。
「川崎さん。ここは警察庁ですから」と警察官僚から注意されました。
しかし、身障者すべてのパブリック意見を集結し、
ハートであってほしい、四つ葉であってほしい、そのマークデザイン。
そして最近は、バリアフリーとかいうホテルでも、
バリアフリーの部屋の扉にはいくつ覗き窓がありますか?と聞けば、
「一つです」とか言われただけで、(二つ必要)
何の工夫もされていないことがすぐにわかります。
もっと大変な「ユニバーサルデザイン研究」を日本の大学機関相手に、
「全て基本認識が間違っている」と言い放たなければなりませんでした。
まだしばらく言い続け、闘争する必要がありそうです。

&  『ユニバーサルデザインハンドブック』監修 
&  『車椅子マーク』

* 『ユニバーサルデザインの原意』
* 「少数派のためのデザインから・再度、再検証」
* 『公・自・単・情・安・省・空を暗記せよ』
* 『パリには車イス対応が最初から叶っていた!』
* 「随分改善された車椅子対応までのエピソード」


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『色見本・素材見本よりも重要なある規範を変えたい!』


   


     5月 24th, 2015  Posted 12:00 AM

私は車倚子になってから、男の子としては当然の希望どおりの車種、
すべて外車ですが乗り継いできました。
このところ、書類づくりに懸命だったので、気晴らしに、
外車ディーラーのショールームに行きました。
こうしたショールームにある、素材見本や、色見本は、
それこそデザイン教育の授業に使いたいモノが一段と進化しています。
しかし、私にはどうしても納得出来ないことがあります。
それは身障者用の運転装置は、なんの規則も無いのに国内で、
すでに40年近く(私自身の体験)も既得権化されている企業で
運転装置を取り付けなければいけません。おかしい!と思っています。
理由は簡単です。外車ブランドにも身障者向け運転装置があります。
しかし、この装置付き外車は輸入しても国内での法規制?違反となり、
使うことができないのです。法規制?不明ですが・・・
もし、国産の身障者向け運転装置が海外製を凌駕するなら、
私は従いますが、進化どころか、コストにしても全く納得できません。
こうしてここでこの発言をすれば、国内の取り替えメーカーからは
拒否されるかもしれませんが、それなら正眼の構えで闘争開始です。
私は、身障者自動車を認定するためのマークとその法律制定にも
関わってきましたし、あの駅ホームエレベーター設置でも、
私なりの論理展開をぶつけてきました。
外車の身障者用運転補助装置は、デザイナーとして、
その情報の収集から、国内のほぼ既得権化しているこうした企業の
運転補助装置は、徹底的な見直しをするべきだと訴えます。
私の信念は決定しています。
たとえ、その企業が身障者経営であるなら、なおさら、
彼らの無努力性を晴天の下に露わにして、
一般的な検分・検証をして、その既得権を剥奪すべきだと主張します。

身障者マーク
四つ葉マーク


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5月16日 staffblog


   


     5月 16th, 2012  Posted 2:34 PM

5月16日

以前ご紹介した
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)が、
デザインした新しい身障者マーク。

実際に活用いただいたというご連絡を、
京都の舞妓さん・芸妓さんが学ばれる学校
「八坂女紅場学園」の、
池谷さまよりいただきました。

ご使用いただいたのは、
有名な「都をどり」の行われる、
学園の「祇園甲部歌舞練場」という
劇場のトイレ。
ありがとうございました。

マークのデータは
こちらからダウンロード可能です。
http://www.ouzak.co.jp/specialsite_archive/KKwcpict/KKpict.html
是非、ご活用ください。

またご連絡をいただけましたら
使用例として紹介させていただきます。


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10月21日Staff Blog


   


     10月 23rd, 2009  Posted 12:09 AM

10月21日

韓国にて身障者マークを
さらに撮影してみました。
国際的な基本の身障者マークより、
配慮のあるマークでした。
日本も、やはり思いやりのある
マークが増えてほしいです。

091023whmark1

091023whmark2

091023whmark31

BOSS(川崎和男)提案の
身障者マークはこちら
自由にダウンロードできます。

身体障がい者標識の通称、
四葉マーク、クローバーマーク

BOSSのデザインです。
わかばマークや
もみじマークなどと同様に
道路交通法に基づく標識の一つです。


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10月21日Staff Blog


   


     10月 21st, 2009  Posted 9:53 AM

10月20日

BOSS(川崎和男)滞在ホテルの
身障者マーク。

国際的な身障者マークはこちら。

このマークではなく
BOSSデザインのマークは、
ハンディキャップを背負った人たちが
力強く生きていることを表している。

自由にダウンロードできます。
このマークが
広がっていくことを願っています。

091021korea_wheelchair


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