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Posts Tagged ‘経済学,導関数’


『資本主義からの逃走』
  「マスカレードとして、ペルソナとして、
  日本株式会社だったのか」


   


     11月 6th, 2009  Posted 10:00 AM

ロシア革命に、日本も相当に荷担していました。
さらに、ロシアを敵対した日露戦争は、
真逆に、
私はソビエト連邦の共産主義を強化したようです。
1917年から1991年にソ連は崩壊しました。
おおよそ75年間の共産主義が終わった、
と言っていいでしょう。

そこで、私の見解は、
1991年12月25日のソ連崩壊は、そのまま、実は、
資本主義の勝利だったわけではない、という見解です。
ソ連崩壊とともに、対峙し対決してきた資本主義も、
終わってしまったのです。

むしろ、なんとか、資本主義では不可能であり、
共産主義では、ある種、
共産主義という宗教観にも似た制度では不可能という
その中庸性である社会主義的な
社会主義性を再考するという思考拡大が
世界観として、資本主義先進国家はできなかった、
ということに気づくべきだったのではないでしょうか。

そこには、
民主社会主義と言ってみたり、
自由民主主義での社会的公平性の不可能さを
世界観が、避けてきたのではないかとさえ、
私は思います。

私は、日本が資本主義を標榜していたのも、
敗戦での後遺症だったと思うのです。
「日本株式会社」は、「社会主義」を隠匿し、
隠避していた仮面国家が、発展したのです。

仮面劇・マスカレードとしての
「資本主義国家・日本」、
だったのではないでしょうか?

あるいは、
仮面・ペルソナとしての
「社会主義国家・日本」、
そのマスカレード・対・ペルソナを
見事に演じた民族性が
連綿としていたのではないかと私は考えています。


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『資本主義からの逃走』
「資本主義で武装された企業内での民主主義の非在性」


   


     10月 9th, 2009  Posted 8:57 AM

マルクスの「資本主義」に対する指摘は、
必ずしも
社会主義・共産主義を絶賛したものではありません。
あらためて、
彼がエンゲルスに向けて作成したと言われている
「数学ノート=数学に関する遺稿集」は、
どこまで役だっていたのだろうかと、私は思います。
むしろ、社会主義・共産主義を煽動した指導者たち、
彼らのの個人性に「権力性」という欲望が
極めて吝嗇であったことに驚かざるを得ません。

そして、半世紀で見事に
権力者たらんとした彼らの欲望を露呈した結果が、
ソ連の崩壊であり、
ベルリンの壁の破壊を招いたというわけです。

だからと言って、
「資本主義」が社会主義・共産主義に
あたかも優っていたという勘違いを
今なおひきずっていることも大きな誤りであり、
不当な「資本主義の評価」だと私は考えています。
それは、本来「資本主義」で
武装した企業という集団には、
独裁制が平然と活性化してこそ、
企業の発展性がありました。
そして、その企業の基軸に「民主主義」は
まったく非在なことが多く見聞できます。


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『資本主義からの逃走』
 「マルクスによって護られた資本主義だった!」


   


     10月 8th, 2009  Posted 9:35 AM

「資本論」は、明らかに欲望の構図が二重性、
あるいは複層性をしていたことを明白にしています。
その欲望の構図を
マルクスは当初に指摘してしまったのです。

ある見方をすれば、
「資本主義」にとって、
マルクスの存在はとても幸運だったと思います。
なぜなら、
マルクスの「資本論」は、
「資本主義の欠落点や社会構造にとっての不都合性」を
明確にしていたわけです。
そこで、
「資本主義を強化」していくには、
マルクスの指摘はテキストであり、
マニュアルになったのです。
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如何に、
「資本主義」の進展や進歩を図っていくためには、
防衛を謀るべき事項を
マルクスの「資本論」に教示されたということです。
彼は「資本論」を
エンゲルスとともに体系化していくために、
エンゲルスに「数学ノート」を書き残しました。
それが、このブログの最初に紹介した「数学に関する遺稿集」
1949年に日本で紹介されたものです。
このノートの冒頭は、
「導関数」についてから始まります。
マルクスは、この導関数的考察を、
資本主義・対・共産主義、または、
資本主義・系・共産主義として、
比較検討することを自ら、
均衡性=バランス的批判をしなかったために、
「資本主義」を分解し非難しながら、
かえって、
「資本主義の防衛策略」を与えてしまっているのです。


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