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『アナログプレーヤーをAurexSY-λ88で試用』


   


     10月 15th, 2015  Posted 12:00 AM

「Beogram9000」を持ち出してきてしまいました。
LPレコードプレーヤーもそろそろ断捨離の時期です。が、
私のオーディオコレクションから、
とうとうLPレコード再生をなんとしても私のシステムへと組み込みました。
「Beogram9000」のMMCカートリッジはもはや手に入りません。
最も、e-Bayなどでは中古品はありますが、
まだ、私のB&Oのカートリッジは、手入れがされていて大丈夫です。
ところが、このシステムにはフォノイコライザーが必要です。
そこで、気づいたのはAurexSY-λ88をプリアンプにして、
このプリアンプで、ともかくAmpzilla2000に直結しました。
AurexSY-88も試しましたし、AurexSY-λ88は万一、
部品用にというコレクションもありますし修理所も見つけています。
果たして、このシステムで稼働するのかどうかです。
フォノイコライザーならば、若かりし頃にこっそりと開発していて、
上司から隠し事で開発をしているだろうと言われたAurexのSZ-1000は、
コンデンサーカートリッジ用ですが、
電源オフ状態で、スルー回路が使えます。
正直、記憶は大分と消えていますが、私にはAmpzilla以前の
Godzilla記憶が鮮明にあります。
当時は、国内にたった2台しか
東芝が出張で買い求めていたのがあるにも関わらず、
国内のオーディオ雑誌に載っていて
Aurexエンジニア達は、これで当時の評論家に優劣を明確にしました。
私への指令は、SZ-1000は必ずGodzilla直結というものでした。
つまり、フォノイコライザーをプリアンプとしたなら、
PowerAMPはこれしかありえないという判断でした。
その結果がSY-77の開発につながり、SY-88の企画書を書きました。
SY-88が生まれたときに私は交通被災で入院していました。
当時、東芝のAurexはここまで開発をしていて儲かるわけがない、
そんな声が出始めていましたが、
そこにさらにもっと進化しSY-λ88でした。
私にとって、パワーアンプはアンプジラしかないのです。
幸い、大阪でのシステムは、Ampzilla2000です。
JBL4343にこれを2台というのは無謀でしたが、
200Wで自宅の音像システムは十分です。
この音像空間の中央で、例えばボーカリストは歌ってくれるのです。
ともかく、Beogram9000をAurexSY-λ88でのMCは、
見事な歌唱力、音響力を確認しました。
LPレコードプレーヤーを
自宅のオーディオシステムに入れることは決めました。
さて、これからが問題になります。
LPレコード再生はアナログの世界ですが、
すでに私の他のシステムはデジタルです。
この解答を自宅システムに取り入れることにしています。
当然、音像を確認する椅子はリートフェルトのデザインです。


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『最高ブランドの賀状が示すこと=飛ぶことなり』


   


     1月 7th, 2015  Posted 12:00 AM

年賀状という伝統的な挨拶状を辞めてから、
私への賀状は極端に減りました。が、当然のことです。
そして賀状のグラフィック表現でも残して置きたいモノも減少です。
しかし、私が2050年の地球環境問題を20年前に提示し、
以来その本国でも環境関連の特許が最大の有名ブランドがあります。
それこそ、本体の20倍もするケースを平気で商品化できる、
そのメーカーブランドこそ、一番のお手本だと私は認めています。
そのブランドの賀状は、組み立て式に「紙飛行機」でした。
それこそ有名なSF映画だと、2015年には人間は空中を飛んでいます。
が無念ながら、人間はまだ空中を自由に遊歩することはできません。
もし、空中にハチドリのようにホバリングができるなら、
私のような車イス人間には、自由な身体能力が備わります。
昨年から、私は電動車椅子を使用しています。
そして、間もなく66歳になる私はまだ今年も新たなというよりも、
「達してきた領域」を大学でも開始することにしています。
年末は従弟も加わって忘年会をしました。
日本を牽引している建築家とは約束もしましたから、
「やれるだけやろう」と考え、昨年はその準備をしました。
早速、国内よりも海外が私の提案に飛びついてくれました。
ところが期待をかけていた次世代は須く駄目だと評価しています。
「よし、今年から無謀だと言われようがやりつくす!」と言ったら、
ワイフから、毎年、無謀なことに向かいすぎていると言われます。
正月明けにはもう仕事を開始していますが、
組織・企業の陳腐化はことさらに進行しているとしか思えません。
この有名ブランドが「紙飛行機」をシンボル化したメタファーは、
そろそろ、地球外から客観的な視野の中の地球にいる私たちを
見つめ直すことを示唆しているのかもしれません。
昨年末、私はスタッフにコンピューター能力でここまでやれると
伝えました。
スタッフからもワイフからは、それ以上は進化しないでほしいと。
私の夢はまだ紙飛行機程度ですが、
残り少ない人生を空中遊泳して喧嘩本道を多次元に飛ぶつもりです。


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