3月 27th, 2019 Posted 12:00 AM
昨年、10月13日にダンディズムとしてのオーディオ評論家、
その道を極められた菅野沖彦先生があの世に逝かれてしまったのです。
私は好き嫌いがはっきりとしています。
たくさんの評論家の中でも特に先生に傾倒していました。
東芝時代、若手のデザイナーとして私のデザインを、自社の営業より
評価、理解していただいた先生の期待に応えたいと通っていました。
オーディオ評論家という枠を超えて、
パイプ、西洋人形などの世界観を教えてもらいました。
菅野先生が提唱された「レコード演奏家」は必ず残っていくでしょう。
コンピューター雑誌に私は連載を2つ持っていました。
あるときに、新進のスピーカー企業に行きました。
前日には菅野先生からもアイディアをもらったことを聞き、
「S先生」とエッセイで、菅野先生との東芝時代の想い出を書いたところ、
「S先生」とは菅野先生のことではないかと、オーディオ雑誌の編集者、
M氏が、交通事故と東芝退社で、途切れていたご縁をつないでくれました。
先生の自宅にお邪魔しました。
懐かしい空間と、選び抜かれたオーディオから、
音響を何十年かぶりに体感しました。
ワイフは、息が出来ないという音質を感じ取りました。
そして、先生から、「レコード演奏家」として、
私を取り上げていただくことになりやはり部屋を改装し準備しました。
今では、この程度で?と、
残念なオーディオでありビジュアルの評論家が多いのです。
東芝時代には、まずは先生に試作を持っていき
なかなか通らない私のデザインを
東芝の偉いさんに先生から説得してもらいました。
無神論者である私ですが、
先生とこちらで再度会いたいと思っています。
*先生との対談
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7月 26th, 2015 Posted 12:00 AM
ESA・NASA・NASDA(現JAXA)が宇宙ステーションを設計していたとき、
幸い、私はいとこがいたヒューストンのNASAの設計オフィスを見ました。
宇宙工学者のいとこが毛利氏をケネディ宇宙センターで見送って、
もうそれから23年で、日本人10人目が飛んで行ったとメールが来ました。
そうしたらNASAでは地球から1400光年も離れた「はくちょう座」に、
太陽とよく似た恒星付近を周回している
地球のような星を発見したというのです。
名前は「ケプラー452b」と言うらしく、地球同様に水?液体があるから、
岩石もあるらしく、ほぼ地球のいとこのような惑星らしいのです。
しかも太陽の46億年よりもさらに15億年早く誕生していた恒星は、
もし、宇宙人がいれば、科学はもっと発達しているかも知れません。
確実に生命が存在できる条件が整っているというこの見解は、
私にはまったく理解できる知識ではありませんが、
ケプラー宇宙望遠鏡などで発見された太陽系外惑星は1879個、
今回の調査では500個以上を追加しました。
もっと驚くのは、
生命が存在できる天体は12個を確認していると言うのです。
ひょっとすると、私は28歳で歩けない体になってからは、
自分はもう地球人ではないかも知れないとすら思ってきました。
さらに、私は無神論者ですが、亡くなった祖父母や父母も、
もし、おとぎ話のごとく「星になっていたなら」、
あの世とはこうした惑星に居ることかも知れません。
私はこの恒星からきたケプラー452b星人かも知れないと思います。
なんだか、寿命も星人としてこの地球から飛び立つ日までかも、
とか真剣に思ってしまいます。
そうだ、これからは「ケプラー452b星人」です(笑)、と、
名乗ってみようかとさえ思っています。
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6月 17th, 2014 Posted 12:00 AM
タケフナイフビレッジ第二世代の新製品は、ミニサイズナイフです。
ナイフの携行は世界的にも禁止されています。
特に9.11以後スイスのアーミーナイフメーカーは企業存続危機までに
落ち込み、それからナイフメーカーは新規商品アイテムで大成功。
国内では、60mm以内のナイフまでは携行が認められています。
要は、ナイフを武器扱いする非常識な輩が増えてしまったことです。
刃物産地の警察が「刃物は持つな」という垂れ幕問題がありました。
さらに、日本の企業は常に有言実行を倫理観としていますが、
国際的には訴求第一であり、実現できなくても発表主義です。
国内の大企業ほど有言できる程の力すら無く、開発秘密主義です。
「言ったからにはヤル」という国内企業ほどデザインを無視です。
それは企業成長を諦めているに等しいと断言しておきます。
私は、敢えて「TAKEFU mini60」から発表していきます。
無論、まだまだ第二世代やその周辺に修練を要求しますが、
3D-Printingの技術投資を行いこれが日本のモノづくりを見せます。
ブレードは55mmで世界でミニサイズ刃物はこの産地だけが目標です。
私は懸命に熟慮を込めて、有言実行を必ず成し遂げてきました。
しかし、多くの企業、その経営者たちは臆病過ぎると思っています。
安全な儲け主義だけの経営企業は必ず存続しないことは明白です。
デザインは最近重視されない風潮が国内企業経済に蔓延していますが
国内企業はそれだけで「費用対効果」と「投資効果」を失ってます。
私は、「TAKEFU mini60」で30年経過したこの産地を成長させます。
だから、商品形態はまだ発表できませんが、
当然のこと、発明を込め、ミニサイズナイフの問題解決をそのまま
デザイン導入で解決として、世界的なナイフを創出する覚悟です。
そのためには、「遊ぶがごとく開発をします」。
遊ぶことは神以外は不可能ですが、神と共にあれば遊べるのです。
最も私自身は無神論者になっていますが、
「遊べるミニナイフ」こそ、道具の基本であることの再確認です。
「私のナイフの原点はナイフデザインの原典」
「再びナイフを真剣に眺めています」
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