10月 28th, 2018 Posted 12:00 AM
私は美大卒で最高だったこと、
水彩画がおそらく自分ではプロ級だと自負しています。
しかし、油彩には一度も接したことがありません。
その中で「曇り空の元では色彩、それも灰色がしっかり読める」という
セザンヌ自身の言葉はとっても大好きです。
私自身は北陸で育ち、北陸の空の鼠色から逃走しましたが。
さらに、ベラケラスでは「自分も絵に登場し、しかも依頼人を鏡で描いたこと」、
これが私の現代画の入り口になっていると思っています。
そしてここまで自伝的な文章での「ゴヤ」はなんと言っても私の座右の書です。
自宅のガレージの書庫にはいつもあります。
この書は、著者が20年ものスペイン滞在し、
日本人の描くイメージ、スペイン=情熱を変えてしまったのです。
実際にはとても高緯度であり、情熱の国と言われていましたが、
それは日本人のイメージでしかないのです。
ゴヤは宮廷画家になるまでは、様々な手練手管をはかり、
敵を決してつくらないなどをあらゆる手段を実行しました。
そうして彼はとうとうに宮廷画家のトップになってしまうのです。
もはや誰にも文句をいわれないこの宮廷画家の立場で、
とんでも無い芸術の画面を創り出してしまいます。
やっと画家が本来の人間の醜さ嫌らしさまで描きあげました。
画家がジャーナリズムを創るというゴヤの芸術は、
画家の社会的意義をも創出したのです。
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1月 16th, 2015 Posted 12:00 AM
ASUSの18インチPADでのスケッチに取り組んでいても、
やはり、大きさ的にはiPad Airでのスケッチは、
ほとんどアプリケーションの使い分けや表現技法に馴れ親しみました。
そうして、各種のスタイラスは、アプリケーションの進化で、
現在は、この5種が描くテーマ毎に最適になってきました。
ある意味では、静電利用のスタイラスよりも、
使い慣れたスタイラスに結局もどって使っているわけです。
アプリケーションも結局はSketchBook Proを使い続けているのです。
使い勝手は三つあると思っています。
だからiPadでの描画は、
● ペンの選び方とそのきめ細かな設定を知り尽くすこと
● レイヤーの組み方を徹底してマスターすること
● 移動や対称性、複製に精通すること
この三つをマスターすれば、それこそデザインスケッチだけでなく、
イラストレーションから水彩、油彩までが表現可能だということです。
私はレンダリングを仕上げることはもう億劫になっていますから、
イメージスケッチを描ければ、それでもう充分です。
ブログ読者からもスケッチが見たいと言われていますが、
いづれ発表していくかもしれませんが、
それは意匠登録後か商品化されるまでは見せることができません。
クライアントとの契約もあり、公表となれば契約上、相互に、
了解を取らなければなりません。
例えば、メガネフレームなどや、車デザインでも左右対称などは
デジタルスケッチ技法は、とてもiPadが優れて便利です。
ただし、これはあくまでもツールですから、
スケッチブックで、紙とボールペンの技術は、
今年は毎日トレーニングをしたい、それは野球選手のごとく、
素振りを欠かせないことで、技能力100%を持ち続けることです。
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