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『「固丸くん」商品は泥水・泥土を固めてくれる性能がある』


   


     10月 1st, 2014  Posted 12:00 AM

本来は液状化現象を食い止める土壌剤を求めていました。
地下水が土壌の液状化によって、土壌表面から噴出します。
そんなコトをなんとか食い止める素材を熟考していました。
そんな折りに、セルロースをある大きさまでパウダー化させる、
そのための機器開発の依頼を受けました。
対象機器では古紙を断裁し、そのシュレッダー化されたセルロースを
さらにパウダー化することが可能になり、このパウダーを
水・砂・その上にパウダーをかけて振動を与えると、確実に固化。
これは液状化を押さえ込む一つの手段になりました。
そんな折りに広島の土砂災害が起こり、そのパウダーを持ち込んだら、
泥水と泥土を確実に固化する=固まることが確証されました。
それはそのパウダーに対して泥水がどのような現象だろうかです。
「水素結合」が起こっている、かも知れない?、という推測です。
簡単に表現すれば、セルロースで構成されたパウダーという
柔らかいロープ、その両端に泥水が付いて、泥水の水原子である、
水素と酸素が、そのロープに染みこんでいくことで、
そのロープは硬くなって固化=固まるという水素結合の現象だと
私は推測していてその実証検証を専門機関に依頼をしています。
泥水を確実にセルロースパウダーが固めてくれることは確かです。
問題は今、私は三つあると判断し課題設定しています。
 ● 製造工程での機器実装デザインと生産ラインでの工場化
 ● この工場へのパウダー搬送とライン制御のデザイン
 ● さらにこのパウダーを除染機能の元素混合化の可能性
このテーマで土砂災害、液状化対策、豪雨対策用の素材開発が課題、
この「新素材ブランド」のコンテクストは出来上がりました。
次には、これを除染素材化していくデザインです。
私はその開発デザインをなし得る次世代デザイナー育成も
大きな問題になってきていると考えています。その次は、
この新素材を社会化させる「制度デザイン」設計が必要だからです。

『パウダー素材で列島を補強する!』
『広島の土石流災害現場で開発中ながら試用実験』
『山は崩れてはならない=つちのかたちデザインが要る』
GP.tokyo


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